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公開番号
2025132195
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029601
出願日
2024-02-29
発明の名称
側溝
出願人
タイガースポリマー株式会社
代理人
主分類
E03F
5/04 20060101AFI20250903BHJP(上水;下水)
要約
【課題】 長期間にわたって排水性能を維持できて、簡単な施工で側溝の部材を固定可能な側溝を提供する。
【解決手段】 本実施形態の側溝では、側溝本体1の内側に可撓性透水ホース2が配置されている。側溝本体1は、上部が開放されたコの字状である。可撓性透水ホース2は、透水性のホース壁21と、ホース壁21の外周に一体化された螺旋状補強体22を含む。可撓性透水ホース2は、弾性変形した状態で側溝本体1の内側に配置されていて、弾性変形の反力により、螺旋状補強体22の少なくとも一部が側溝本体1の側面11に押圧されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
側溝本体の内側に可撓性透水ホースが配置された側溝であって、
側溝本体は、上部が開放されたコの字状であり、
可撓性透水ホースは、透水性のホース壁と、ホース壁の外周に一体化された螺旋状補強体を含み、
可撓性透水ホースは、弾性変形した状態で側溝本体の内側に配置されていて、
弾性変形の反力により、螺旋状補強体の少なくとも一部が側溝本体の側面に押圧されている、
側溝。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
側溝本体の内側に可撓性透水ホースが配置された側溝であって、
側溝本体は、上部が開放されたコの字状であり、
可撓性透水ホースは、透水性のホース壁と、ホース壁の内周もしくはホース壁の内部に一体化された螺旋状補強体を含み、
可撓性透水ホースは、弾性変形した状態で側溝本体の内側に配置されていて、
弾性変形の反力により、ホース壁の少なくとも一部が側溝本体の側面に押圧されている、
側溝。
【請求項3】
可撓性透水ホースの無負荷時の外径が、側溝本体の内側の幅よりも大きい、
請求項1または請求項2に記載の側溝。
【請求項4】
平面視で見た側溝の経路が屈曲もしくは湾曲しており、
無負荷時には直管状である可撓性透水ホースが、曲がった状態で側溝本体の内側に配置されている、
請求項1または請求項2に記載の側溝。
【請求項5】
側溝本体の側面と可撓性透水ホースの間に、スペーサ部材が配置されている、
請求項1または請求項2に記載の側溝。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、側溝に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
道路や建物に側溝が設けられる。側溝により、雨水等が排出され、道路や建物の基礎が水没することが予防される。すなわち、側溝は排水溝として機能する。側溝の一種として、いわゆるU字溝を用いて構成したような側溝が広く利用されている。
【0003】
林道や公園など、落ち葉や土砂が側溝に流入しやすい環境に側溝が用いられると、側溝が土砂等により埋まってしまい、側溝の排水機能が損なわれてしまう。側溝に蓋をすれば、側溝の排水性能を長期間維持できるものの、蓋そのものや蓋の設置のコスト負担が生じてしまう。また、蓋をしてしまうと、蓋をした部分では周囲からの排水性能が低下する。
例えば、特許文献1には、伐採木材等の廃材を篭体に入れて側溝内に配置し、廃材の隙間を排水空間とする側溝の技術が開示されており、このような側溝によれば、廃材を有効利用できることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-152436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されたような側溝では、土砂や落ち葉が側溝に流れ込んでくると、廃材の隙間に土砂や落ち葉がたまって、側溝が詰まりやすく、排水性能を長期間維持することが難しい。また、特許文献1に記載されたような側溝では、側溝の経路が曲がっている個所で、廃材をその形状に沿わせることが難しく、設置が面倒である。そして、特許文献1に記載されたような側溝では、排水の量が多い場合に、廃材が排水により流されて喪失してしまうおそれもある。
【0006】
本発明の目的は、長期間にわたって排水性能を維持できて、簡単な施工で側溝の部材を固定しやすい側溝を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明者は、鋭意検討の結果、可撓性の透水ホースを、ホースの弾力性を利用して側溝本体の内側に配置すると、上記課題が解決されることを知見し、本発明を完成させた。
【0008】
本発明は、側溝本体の内側に可撓性透水ホースが配置された側溝であって、側溝本体は、上部が開放されたコの字状であり、可撓性透水ホースは、透水性のホース壁と、ホース壁の外周に一体化された螺旋状補強体を含み、可撓性透水ホースは、弾性変形した状態で側溝本体の内側に配置されていて、弾性変形の反力により、螺旋状補強体の少なくとも一部が側溝本体の側面に押圧されている、側溝である(第1発明)。
ここで、「透水ホース」とは、ホース壁が透水性を有するホースのことである。
【0009】
また、本発明は、側溝本体の内側に可撓性透水ホースが配置された側溝であって、側溝本体は、上部が開放されたコの字状であり、可撓性透水ホースは、透水性のホース壁と、ホース壁の内周もしくはホース壁の内部に一体化された螺旋状補強体を含み、可撓性透水ホースは、弾性変形した状態で側溝本体の内側に配置されていて、弾性変形の反力により、ホース壁の少なくとも一部が側溝本体の側面に押圧されている、側溝である(第2発明)。
【0010】
第1発明または第2発明において、好ましくは、可撓性透水ホースの無負荷時の外径が、側溝本体の内側の幅よりも大きい。(第3発明)。また、第1発明または第2発明において、好ましくは、側溝の経路が屈曲もしくは湾曲しており、無負荷時には直管状である可撓性透水ホースが、曲がった状態で側溝本体の内側に配置されている(第4発明)。また、第1発明または第2発明において、好ましくは、側溝本体の側面と可撓性透水ホースの間に、スペーサ部材が配置されている(第5発明)。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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