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公開番号
2025131972
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-10
出願番号
2024029252
出願日
2024-02-29
発明の名称
便座装置
出願人
TOTO株式会社
代理人
個人
主分類
E03D
9/00 20060101AFI20250903BHJP(上水;下水)
要約
【課題】使用者のプライバシーを保護する。
【解決手段】便座装置は、便器の上面に設けられる便座と、便座の一端部に接続され、便座を開閉可能に構成される本体部11と、本体部11の便器内側に設けられ、便器内側に向けて膨らんだ膨出部18と、膨出部18に設けられ、便器へ向けてレーザー光を照射する照射部22と、膨出部18に設けられ、照射部22から照射されたレーザー光の反射光を検知する検知部24と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
便器の上面に設けられる便座と、
前記便座の一端部に接続され、前記便座を開閉可能に構成される本体部と、
前記本体部の前記便器内側に設けられ、前記便器内側に向けて膨らんだ膨出部と、
前記膨出部に設けられ、前記便器へ向けてレーザー光を照射する照射部と、
前記膨出部に設けられ、前記照射部から照射された前記レーザー光の反射光を検知する検知部と、
を備える便座装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記膨出部の膨出する方向に直交する方向を左右方向としたとき、前記膨出部において左右方向の中心部に設けられる洗浄ノズルをさらに備え、
前記洗浄ノズルは、前記本体部に対して前記便器内側へ進退可能であり、
前記照射部及び前記検知部は、前記膨出部において前記洗浄ノズルの左右方向両側に分かれてそれぞれ設けられる、
請求項1に記載の便座装置。
【請求項3】
前記膨出部は、前記便器の便鉢内に向けて膨らんでおり、
前記照射部及び前記検知部は、前記便鉢と対向している、
請求項1に記載の便座装置。
【請求項4】
前記照射部は、前記検知部より大きく、
前記照射部は、前記膨出部と前記本体部とに跨って設けられている、
請求項1に記載の便座装置。
【請求項5】
前記膨出部に設けられ、温風を生成して供給する温風乾燥装置をさらに備え、
前記温風乾燥装置は、前記温風を外部へ送風する温風送風部を有し、
前記温風送風部は、前記膨出部において前記洗浄ノズルの左方向又は右方向に設けられ、
前記照射部及び前記検知部は、前記洗浄ノズル及び前記温風送風部を挟んでそれぞれ設けられる、
請求項2に記載の便座装置。
【請求項6】
前記膨出部に設けられ、H
+
とO
-
を生成して供給するイオン供給装置をさらに備え、
前記イオン供給装置は、前記イオンを外部へ供給するイオン供給部を有し、
前記イオン供給部は、前記膨出部において前記洗浄ノズルの左側又は右側に設けられ、
前記照射部及び前記検知部は、前記洗浄ノズル及び前記イオン供給部を挟んでそれぞれ設けられる、
請求項2に記載の便座装置。
【請求項7】
前記膨出部は、前記便器内側に位置する前面及び前記本体部側に位置する後面を有し、
前記膨出部の前記前面に設けられるシャッターをさらに備え、
前記シャッターは、前記洗浄ノズルが前記本体部側に後退するときに前記膨出部に収容されるよう開閉可能に構成され、
前記照射部及び前記検知部は、前記後面に設けられる、
請求項2に記載の便座装置。
【請求項8】
前記膨出部は、前記便器内側に位置する前面及び前記本体部側に位置する後面を有し、
前記膨出部の前記前面に設けられるシャッターをさらに備え、
前記温風送風部は、前記本体部に対して前記便器内側へ進退可能であり、
前記シャッターは、前記洗浄ノズル及び前記温風送風部が前記本体部側に後退するときに前記膨出部に収容されるよう、開閉可能に構成され、
前記照射部及び前記検知部は、前記後面に設けられる、
請求項5に記載の便座装置。
【請求項9】
前記膨出部に設けられ、前記照射部又は前記検知部の何れか一方を覆うことが可能なカバーを更に備え、
前記カバーは、一部又は全部が光透過性であり、前記照射部又は前記検知部の何れか一方を覆う閉状態と覆っていない開状態との間で開閉可能に構成される、
請求項1~8のいずれか1項に記載の便座装置。
【請求項10】
前記膨出部に設けられ、前記照射部又は前記検知部の何れか一方を覆うことが可能なカバーを更に備え、
前記カバーは、一部又は全部が光透過性であり、前記膨出部から着脱可能に構成される、
請求項1~8のいずれか1項に記載の便座装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、便座装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、使用者の健康状態を判定するトイレ装置が知られていた。
【0003】
例えば、特許文献1には、便座の裏面に画像センサを設けて、当該画像センサにより便器に落下した排泄物の状態を検知して使用者の健康状態を判定するトイレ装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-055522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、便座を開いた際に画像センサが便器の前方を向くため、使用者の撮像したくない部位を撮像してしまう等、使用者のプライバシーを保護できないおそれがある。
【0006】
上記課題に鑑み、本発明は、使用者のプライバシーを保護することができる便座装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の第1態様によれば、以下の便座装置が提供される。この便座装置は、便器の上面に設けられる便座と、前記便座の一端部に接続され、前記便座を開閉可能に構成される本体部と、前記本体部の前記便器内側に設けられ、前記便器内側に向けて膨らんだ膨出部と、前記膨出部に設けられ、前記便器へ向けてレーザー光を照射する照射部と、前記膨出部に設けられ、前記照射部から照射された前記レーザー光の反射光を検知する検知部と、を備える。
【0008】
この構成によれば、便器に向けて膨らんだ膨出部に照射部と検知部を配置したことにより、便座の開閉状態に関わらず、照射部と検知部が便器内側を向くため、使用者の撮像したくない部位が撮像されること等を抑制し、使用者のプライバシーを保護することができる。
【0009】
また、本発明の第2態様に係る便座装置では、前記膨出部の膨出する方向に直交する方向を左右方向としたとき、前記膨出部において左右方向の中心部に設けられる洗浄ノズルをさらに備え、前記洗浄ノズルは、前記本体部に対して前記便器内側へ進退可能であり、前記照射部及び前記検知部は、前記膨出部において前記洗浄ノズルの左右方向両側に分かれてそれぞれ設けられる。
【0010】
この構成によれば、照射部及び検知部が、洗浄ノズルの左右方向両側に分かれてそれぞれ設けられているので、照射部及び検知部が洗浄ノズルの上下方向両側に分かれてそれぞれ設けられている場合と比較して、洗浄ノズルを洗浄する時に使用される水が照射部や検知部に掛かるのを抑制できる。また、照射部及び検知部が洗浄ノズルの上下方向両側に分かれてそれぞれ設けられている場合と比較して、洗浄ノズルが便器内側へ進出している場合に検知部がレーザー光の反射光を検知するときでも、その洗浄ノズルがレーザー光の照射と検知の物理的な妨げとなる可能性を緩和することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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