TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025079561
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-22
出願番号
2023192314
出願日
2023-11-10
発明の名称
変圧器
出願人
株式会社東光高岳
代理人
個人
主分類
H01F
27/32 20060101AFI20250515BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 油入変圧器として用いる場合に、真空引きを行ったときに、僅かな隙間に空気が残ってしまうことを抑制すること。
【解決手段】 本発明の態様は、電源側の回路から交流電力を受け、電磁誘導作用により電圧及び電流を変成して、負荷側の回路に同一周波数の交流電力を供給する変圧器である。変圧器は、電源側の回路に接続される一次巻線を備える。変圧器は、負荷側の回路に接続される二次巻線を備える。変圧器は、一次巻線及び二次巻線に対して鎖交する円筒状の複数の鉄心を備える。一次巻線は、環状のボビンの外周部に巻かれている。ボビンは、外周部の幅方向において一次巻線を分ける仕切部を備える。仕切部は、外側に突出する複数の突出部を備える。複数の突出部は、一次巻線の巻き方向において互いに離れて設けられる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
電源側の回路から交流電力を受け、電磁誘導作用により電圧及び電流を変成して、負荷側の回路に同一周波数の交流電力を供給する変圧器であって、
電源側の回路に接続される一次巻線と、
負荷側の回路に接続される二次巻線と、
前記一次巻線及び前記二次巻線に対して鎖交する円筒状の複数の鉄心と、を備え、
前記一次巻線は、環状のボビンの外周部に巻かれており、
前記ボビンは、前記外周部の幅方向において前記一次巻線を分ける仕切部を備え、
前記仕切部は、外側に突出する複数の突出部を備え、
複数の前記突出部は、前記一次巻線の巻き方向において互いに離れて設けられる、変圧器。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記突出部の先端部は、前記一次巻線の外周端部よりも外側にある、請求項1に記載の変圧器。
【請求項3】
前記ボビンは、角部を丸めた四角形の環状であり、
前記突出部は、前記ボビンの前記角部に設けられる、請求項1に記載の変圧器。
【請求項4】
前記突出部は、前記ボビンの辺部に設けられる、請求項3に記載の変圧器。
【請求項5】
一の前記角部に設けられる前記突出部の数は、一の前記辺部に設けられる前記突出部の数よりも多い、請求項4に記載の変圧器。
【請求項6】
前記仕切部は、前記突出部を支持する支持部を備え、
前記支持部は、前記一次巻線の巻き方向に延び、前記外周部から突出して設けられ、
前記支持部の突出長さは、前記仕切部により分けられた前記一次巻線の巻線間の沿面距離が絶縁距離を満たす長さに設定される、請求項1に記載の変圧器。
【請求項7】
前記仕切部により分けられる前記一次巻線は、1本の電線により形成され、
前記仕切部は、前記仕切部の外側をまたぐ前記一次巻線の電線を案内する案内部を備える、請求項1に記載の変圧器。
【請求項8】
前記案内部は、前記仕切部の外側をまたぐ前記一次巻線の電線をかける切欠部を備える、請求項7に記載の変圧器。
【請求項9】
前記案内部は、前記切欠部にかけられた電線を前記外周部の表面まで案内する傾斜部を備える、請求項8に記載の変圧器。
【請求項10】
前記一次巻線、前記二次巻線及び前記鉄心は、変圧器用絶縁油の中に浸される、請求項1に記載の変圧器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、変圧器に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
変成器は、変圧や変流を実現するために用いられている。
【0003】
特許文献1に記載の変成器は、環状の枠体を備える。また、変成器は、導線が周方向に巻き付けられることによって枠体の外周にそれぞれ形成されており、枠体の軸長方向に並ぶ複数のコイルを備える。また、変成器は、外周に立設され、隣り合うコイルを全周にわたって隔てる絶縁壁を備える。複数のコイルは、1本の連続した導線からなる。絶縁壁の一面の側の外周に形成されている一のコイルの巻き終わり部分から延びる導線は、絶縁壁を乗り越えて、絶縁壁の他面の側の外周に形成されている他のコイルを巻き始める部分に連続している。絶縁壁の他面の側の外周は、周方向に延びる第1面を有する。また、絶縁壁の他面の側の外周は、第1面に周方向に隣り合い、第1面よりも絶縁壁の先端部側に位置する第2面を有する。第2面は、絶縁壁を乗り越えた導線が他のコイルを構成する導線に軸長方向に隣り合う位置に対応して設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7162108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
変成器の種類には、油入変圧器と称される変圧器がある。油入変圧器は、巻線及び鉄心を変圧器用絶縁油の中に浸し、油の絶縁と冷却の作用を利用している変圧器である。油入変圧器を製造する作業者は、変圧器を収めるタンクに変圧器用絶縁油を注入するとき、電気的絶縁を目的とした脱泡のために真空引きを行う。
【0006】
特許文献1に記載の変成器は、隣り合うコイルを全周にわたって絶縁壁が隔てており、真空引きを行っても、コイルと絶縁壁との間の僅かな隙間に空気が残りやすい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様は、電源側の回路から交流電力を受け、電磁誘導作用により電圧及び電流を変成して、負荷側の回路に同一周波数の交流電力を供給する変圧器である。変圧器は、電源側の回路に接続される一次巻線を備える。変圧器は、負荷側の回路に接続される二次巻線を備える。変圧器は、一次巻線及び二次巻線に対して鎖交する円筒状の複数の鉄心を備える。一次巻線は、環状のボビンの外周部に巻かれている。ボビンは、外周部の幅方向において一次巻線を分ける仕切部を備える。仕切部は、外側に突出する複数の突出部を備える。複数の突出部は、一次巻線の巻き方向において互いに離れて設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
変圧器100の一例を示す斜視図である。
鉄心130及びカバー140を取り外した状態の変圧器100の一例を示す正面図である。
図2におけるA-A’の断面の一例を示す図である。
第2巻線122、第3巻線123、第4巻線124及び第5巻線125の一端部の一例を示す斜視図である。
第2巻線122、第3巻線123、第4巻線124及び第5巻線125の他端部の一例を示す斜視図である。
ボビン150の一例を示す斜視図である。
ボビン150の一例を示す側面図である。
第1巻線111が巻かれた状態のボビン150の一例を示す斜視図である。
第1巻線111が巻かれた状態のボビン150の一例を示す側面図である。
ボビン150の一例を示す正面図である。
支持部152Bの突出長さの一例を示す図である。
案内部152Cの一例を示す正面図である。
第1巻線111、第2巻線122、第3巻線123、第4巻線124、第5巻線125及びボビン150を囲った状態のカバー140の一例を示す斜視図である。
カバー140の一例を示す斜視図である。
端辺部141を正面に見たときのカバー140の一例を示す側面図である。
ヒンジ部142を正面に見たときのカバー140の一例を示す側面図である。
カバー140の一例を示す平面図である。
一対の端辺部141同士を閉じた状態のカバー140の一例を示す斜視図である。
一対の端辺部141同士を閉じた状態のカバー140の一例を示す平面図である。
第1巻線111、第2巻線122、第3巻線123、第4巻線124、第5巻線125及びボビン150を囲った状態のカバー140の一例を示す正面図である。
図20におけるB-B’の断面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載の発明を限定しない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせは、全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
図1は、変圧器100の一例を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社東光高岳
変圧器
1日前
株式会社東光高岳
変圧器
1日前
株式会社東光高岳
変圧器
1日前
個人
超音波接合
1か月前
APB株式会社
二次電池
8日前
甲神電機株式会社
変流器
14日前
株式会社東光高岳
変圧器
1日前
株式会社東光高岳
変圧器
1日前
ローム株式会社
半導体装置
10日前
ローム株式会社
チップ部品
4日前
オムロン株式会社
電磁継電器
22日前
オムロン株式会社
電磁継電器
22日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
10日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
1か月前
キヤノン株式会社
無線通信装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
21日前
シチズン電子株式会社
発光装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
9日前
TDK株式会社
コイル部品
29日前
住友電装株式会社
コネクタ
29日前
トヨタバッテリー株式会社
組電池
1か月前
株式会社バンダイ
電池収容構造及び玩具
21日前
APB株式会社
二次電池セルの製造方法
8日前
株式会社プロテリアル
シート状磁性部材
15日前
新電元工業株式会社
磁性部品
4日前
株式会社アイシン
電池
1か月前
三菱電機株式会社
半導体装置
1か月前
新電元工業株式会社
磁性部品
4日前
三菱電機株式会社
半導体装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
充電システム
10日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
2日前
株式会社AESCジャパン
二次電池
21日前
ニチコン株式会社
コンデンサ
3日前
日本電気株式会社
高周波スイッチ回路
29日前
続きを見る
他の特許を見る