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公開番号2025072694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2023182901
出願日2023-10-25
発明の名称ペレット
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 3/44 20060101AFI20250501BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】絶縁樹脂と架橋剤を含むペレットを改良する。
【解決手段】ペレットは、ポリエチレンを含む樹脂成分と架橋剤とを含むペレットであって、中心部分と前記中心部分の外周に位置する外周部分とを備え、前記外周部分における前記架橋剤の含有量が前記中心部分における前記架橋剤の含有量よりも少ない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエチレンを含む樹脂成分と架橋剤とを含むペレットであって、
中心部分と前記中心部分の外周に位置する外周部分とを備え、
前記外周部分における前記架橋剤の含有量が前記中心部分における前記架橋剤の含有量よりも少ない、
ペレット。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記外周部分における前記架橋剤の含有量は、前記外周部分を構成する樹脂成分100wt%に対して10wt%未満である、
請求項1に記載のペレット。
【請求項3】
前記中心部分における前記架橋剤の含有量をA、前記外周部分における前記架橋剤の含有量をBとしたとき、B/A≦0.9である、
請求項1又は請求項2に記載のペレット。
【請求項4】
前記外周部分は前記架橋剤を含まない、
請求項1に記載のペレット。
【請求項5】
前記中心部分における前記架橋剤の含有量は、前記中心部分を構成する樹脂成分100wt%に対して1wt%以上10wt%以下である、
請求項1又は請求項2に記載のペレット。
【請求項6】
前記ペレットに含まれる前記架橋剤の含有量は、前記ペレットを構成する樹脂成分100wt%に対して1wt%以上10wt%以下である、
請求項1又は請求項2に記載のペレット。
【請求項7】
前記外周部分の厚さは0.1mm以上1mm以下である、
請求項1又は請求項2に記載のペレット。
【請求項8】
前記中心部分および前記外周部分のそれぞれにおける前記架橋剤の含有量は、前記ペレットを切断した切断面をFT-IRまたはラマン散乱法により測定して算出される、
請求項1又は請求項2に記載のペレット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ペレットに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
架橋ポリエチレンは電力ケーブルの絶縁層として広く用いられている(例えば、特許文献1)。
【0003】
絶縁層は、ポリエチレンや架橋剤を含む樹脂組成物を含むペレットが用いて形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-132817号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電力ケーブルは、電気絶縁層を有する。以下、電気絶縁層は「絶縁層」と称する。絶縁層は、絶縁樹脂と架橋剤を含むペレットから形成される。絶縁樹脂は例えばポリエチレンである。ペレットは、電力ケーブルを製造する前に製造されて、保管される。ペレットが長期間にわたり保管された場合、ペレットは長期間空気にさらされる。ペレットが長期間空気にさらされることで、ペレットの表層は、ペレットの表層に含まれる架橋剤によって、絶縁樹脂の一部が架橋してしまい、架橋異物が形成される。以下、架橋異物を、単に異物と称する。また、電力ケーブルの絶縁層を製造する際、ペレットは加熱される。ペレットが加熱されることにより、ペレットに含まれる絶縁樹脂は、架橋剤により架橋される。したがって、電力ケーブルは、架橋された絶縁層を有する。しかしながら、架橋された絶縁層が異物を含むペレットから形成される場合、架橋された絶縁層は異物を含む。当該ペレットを長期保管した場合には、当該異物が絶縁層の電気絶縁性の低下を招くことを、発明者は見出した。
【0006】
本開示の目的は、絶縁樹脂と架橋剤を含むペレットの改良を提供することである。本開示の目的は、特に、長期保管が可能なペレットを提供することである。
【0007】
本開示の一態様によれば、
ポリエチレンを含む樹脂成分と架橋剤とを含むペレットであって、
中心部分と前記中心部分の外周に位置する外周部分とを備え、
前記外周部分における前記架橋剤の含有量が前記中心部分における前記架橋剤の含有量よりも少ない、
ペレットが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、絶縁樹脂および架橋剤を含むペレットについて長期間にわたる空気との接触による劣化を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の一実施形態に係るペレットの概略構成図である。
図2は、ペレットの加速劣化試験での評価方法を説明するための図である。
図3は、サンプル16において冷却を行った際の外周部分と中心部分の予想温度推移を示す図である。
図4は、サンプル18において冷却を行った際の外周部分と中心部分の予想温度推移を示す図である。
図5は、サンプル20において冷却を行った際の外周部分と中心部分の予想温度推移を示す図である。
図6は、サンプル17のペレットについて深さ方向での架橋剤の含有量の変化を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施態様]
次に、本開示の実施態様を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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