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公開番号2025079562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-22
出願番号2023192315
出願日2023-11-10
発明の名称変圧器
出願人株式会社東光高岳
代理人個人
主分類H01F 5/00 20060101AFI20250515BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】 抵抗損や鉄損を小さくすること。
【解決手段】 本発明の態様は、電源側の回路から交流電力を受け、電磁誘導作用により電圧及び電流を変成して、負荷側の回路に同一周波数の交流電力を供給する変圧器である。変圧器は、電源側の回路に接続される一次巻線を備える。変圧器は、負荷側の回路に接続される二次巻線を備える。変圧器は、一次巻線及び二次巻線に対して鎖交する円筒状の複数の鉄心を備える。一次巻線は、環状のボビンに巻かれた第1巻線を有する。二次巻線は、第1巻線の内側に設けられた第2巻線、第2巻線の内側に設けられた第3巻線、第1巻線の外側に設けられた第4巻線及び第4巻線の外側に設けられた第5巻線を有する。第2巻線及び第3巻線は、互いに別の電線により形成される。第4巻線及び第5巻線は、互いに別の電線により形成される。第3巻線の幅は、第2巻線の幅よりも狭い。第5巻線の幅は、第4巻線の幅よりも狭い。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
電源側の回路から交流電力を受け、電磁誘導作用により電圧及び電流を変成して、負荷側の回路に同一周波数の交流電力を供給する変圧器であって、
電源側の回路に接続される一次巻線と、
負荷側の回路に接続される二次巻線と、
前記一次巻線及び前記二次巻線に対して鎖交する円筒状の複数の鉄心と、を備え、
前記一次巻線は、環状のボビンに巻かれた第1巻線を有し、
前記二次巻線は、前記第1巻線の内側に設けられた第2巻線、前記第2巻線の内側に設けられた第3巻線、前記第1巻線の外側に設けられた第4巻線及び前記第4巻線の外側に設けられた第5巻線を有し、
前記第2巻線及び前記第3巻線は、互いに別の電線により形成され、
前記第4巻線及び前記第5巻線は、互いに別の電線により形成され、
前記第3巻線の幅は、前記第2巻線の幅よりも狭く、
前記第5巻線の幅は、前記第4巻線の幅よりも狭い、変圧器。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記第3巻線の幅及び前記第5巻線の幅は、前記ボビンの幅よりも狭い、請求項1に記載の変圧器。
【請求項3】
前記第2巻線の幅及び前記第4巻線の幅は、前記ボビンの幅よりも狭い、請求項1に記載の変圧器。
【請求項4】
前記第2巻線の幅は、前記第4巻線の幅と同じ幅であり、
前記第3巻線の幅は、前記第5巻線の幅と同じ幅である、請求項1に記載の変圧器。
【請求項5】
幅方向において、前記第3巻線の巻数は、前記第2巻線の巻数よりも少なく、
幅方向において、前記第5巻線の巻数は、前記第4巻線の巻数よりも少ない、請求項1に記載の変圧器。
【請求項6】
幅方向において、前記第2巻線の巻数は、前記第4巻線の巻数と同じ巻数であり、
幅方向において、前記第3巻線の巻数は、前記第5巻線の巻数と同じ巻数である、請求項1に記載の変圧器。
【請求項7】
前記第2巻線の第1端部は、前記第5巻線の第1端部と接続され、
前記第3巻線の第1端部は、前記第4巻線の第1端部と接続される、請求項1に記載の変圧器。
【請求項8】
前記第3巻線の第2端部は、負荷側の回路の第1電圧線に接続され、
前記第5巻線の第2端部は、負荷側の回路の第2電圧線に接続され、
前記第2巻線の第2端部及び前記第4巻線の第2端部は、負荷側の回路の中性線に接続される、請求項7に記載の変圧器。
【請求項9】
前記第2巻線、前記第3巻線、前記第4巻線及び前記第5巻線は、平型の電線により形成される、請求項1に記載の変圧器。
【請求項10】
前記一次巻線、前記二次巻線及び前記鉄心は、変圧器油の中に浸される、請求項1に記載の変圧器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、変圧器に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
変成器は、変圧又は変流を目的として用いられている。
【0003】
特許文献1に記載の変成器は、第一コイルを備える。また、変成器は、第一コイルの内側に同軸的に配置された第二コイルを備える。また、変成器は、第一コイルの外側に同軸的に配置された第三コイルを備える。また、変成器は、第一コイル及び第二コイルの間、並びに第一コイル及び第三コイルの間に配置され、第一コイルを保持する単一のボビンを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-27104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
変圧器の効率を悪化させる抵抗損や鉄損は、限りなく小さい方が好ましい。抵抗損は、導体中を電流が流れるときに生じる電力損失である。鉄損は、鉄心中を通る磁束が周期的変動をする場合に生じる損失で、ヒステリシス損と渦電流損の和である。
【0006】
特許文献1に記載の変成器は、第1コイル、第2コイル、第3コイル及びボビンの断面形状が矩形であって、鉄心の断面形状が円形であるため、鉄心とコイルとの間の空隙が大きく、抵抗損や鉄損が大きくなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様は、電源側の回路から交流電力を受け、電磁誘導作用により電圧及び電流を変成して、負荷側の回路に同一周波数の交流電力を供給する変圧器である。変圧器は、電源側の回路に接続される一次巻線を備える。変圧器は、負荷側の回路に接続される二次巻線を備える。変圧器は、一次巻線及び二次巻線に対して鎖交する円筒状の複数の鉄心を備える。一次巻線は、環状のボビンに巻かれた第1巻線を有する。二次巻線は、第1巻線の内側に設けられた第2巻線、第2巻線の内側に設けられた第3巻線、第1巻線の外側に設けられた第4巻線及び第4巻線の外側に設けられた第5巻線を有する。第2巻線及び第3巻線は、互いに別の電線により形成される。第4巻線及び第5巻線は、互いに別の電線により形成される。第3巻線の幅は、第2巻線の幅よりも狭い。第5巻線の幅は、第4巻線の幅よりも狭い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
変圧器100の一例を示す斜視図である。
鉄心130及びカバー140を取り外した状態の変圧器100の一例を示す正面図である。
図2におけるA-A’の断面の一例を示す図である。
第2巻線122、第3巻線123、第4巻線124及び第5巻線125の一端部の一例を示す斜視図である。
第2巻線122、第3巻線123、第4巻線124及び第5巻線125の他端部の一例を示す斜視図である。
ボビン150の一例を示す斜視図である。
ボビン150の一例を示す側面図である。
第1巻線111が巻かれた状態のボビン150の一例を示す斜視図である。
第1巻線111が巻かれた状態のボビン150の一例を示す側面図である。
ボビン150の一例を示す正面図である。
支持部152Bの突出長さの一例を示す図である。
案内部152Cの一例を示す正面図である。
第1巻線111、第2巻線122、第3巻線123、第4巻線124、第5巻線125及びボビン150を囲った状態のカバー140の一例を示す斜視図である。
カバー140の一例を示す斜視図である。
端辺部141を正面に見たときのカバー140の一例を示す側面図である。
ヒンジ部142を正面に見たときのカバー140の一例を示す側面図である。
カバー140の一例を示す平面図である。
一対の端辺部141同士を閉じた状態のカバー140の一例を示す斜視図である。
一対の端辺部141同士を閉じた状態のカバー140の一例を示す平面図である。
第1巻線111、第2巻線122、第3巻線123、第4巻線124、第5巻線125及びボビン150を囲った状態のカバー140の一例を示す正面図である。
図20におけるB-B’の断面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、発明の実施形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載の発明を限定しない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせは、全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0010】
図1は、変圧器100の一例を示す斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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