TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025078320
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2023190794
出願日
2023-11-08
発明の名称
面発光レーザ装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01S
5/183 20060101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】内部の応力を低減すること。
【解決手段】 第1光反射層40は、Alを含む材料により構成されているとともにZ軸向に交互に配置された複数の第1反射層41および複数の第2反射層42を含む。第1反射層41のAl組成比β1は、第2反射層42のAl組成比β2よりも高い。第1反射層41と第2反射層42の積層構造は、通過層531と重なる位置に設けられている。第1光反射層40は、Z軸方向と直交する方向の端面である発光部側面512と、平面視で発光部側面512と絶縁膜73の開口731の端部との間に設けられた第1領域441を含む。第1領域441は、AlおよびZnを含み、Al組成比が第1反射層41よりも低い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
光生成層と、
Alを含む材料によって構成され、前記光生成層の厚さ方向から前記光生成層を挟んで配置された第1光反射層および第2光反射層と、
前記第1光反射層の第1面上に設けられ、前記第1光反射層の前記第1面の一部を露出する開口を有する絶縁膜と、
前記絶縁膜上と前記第1光反射層とにまたがって設けられ、前記第1光反射層と電気的に接続された第1電極と、
前記第2光反射層と電気的に接続された第2電極と、
前記第2光反射層と前記第2電極との間に配置され、電流が通過可能に構成された通過層と、前記通過層を囲む酸化物層と、を含む電流狭窄層と、
を含み、
前記第1光反射層は、Alを含む材料により構成されているとともに前記厚さ方向に交互に配置された複数の第1反射層および複数の第2反射層を含み、前記第1反射層のAl組成比は、前記第2反射層のAl組成比よりも高く、
前記第1反射層と前記第2反射層の積層構造は、前記通過層と重なる位置に設けられており、
前記第1光反射層は、
前記厚さ方向と直交する方向の端面である側面と、
前記厚さ方向から見て前記側面と前記絶縁膜の前記開口の端との間に設けられ、AlおよびZnを含み、Al組成比が前記第1反射層よりも低い第1領域と、
を含む、面発光レーザ装置。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記第1領域の内側端部は、前記厚さ方向から視て、前記絶縁膜の前記開口の端より前記第1光反射層の前記側面寄りに位置している、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項3】
前記第1領域の内側端部は、前記酸化物層に向かうに従って前記第1光反射層の前記側面に近づく、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項4】
前記酸化物層は、前記絶縁膜の前記開口の端よりも内部まで延びている、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項5】
前記第1領域の内側端部と前記絶縁膜の前記開口との距離は、前記絶縁膜の前記開口と前記酸化物層の内端との距離よりも長い、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項6】
前記第1領域の内側端部と前記絶縁膜の前記開口との距離は、前記絶縁膜の前記開口と前記酸化物層の内端との距離よりも短い、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項7】
前記第1領域の内側端部と前記絶縁膜の前記開口との距離は、前記絶縁膜の前記開口と前記酸化物層の内端との距離と等しい、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項8】
前記第1領域は、前記第1反射層よりも低濃度の第1層と、前記第2反射層よりも高濃度の第2層との積層構造となっている、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項9】
前記第1光反射層は、前記光生成層による光が通過する第2領域を含み、
前記第1領域のキャリア濃度は、前記第2領域のキャリア濃度と異なる、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項10】
前記第1領域における層間の界面は、前記第2領域の界面よりもぼやけている、
請求項9に記載の面発光レーザ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、面発光レーザ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、面発光レーザ装置を開示している。この面発光レーザ装置は、化合物半導体材料により構成される基板と、基板上に積層されたn型半導体層、活性層およびp型半導体層を含む。n型半導体層はn型光反射層を含み、p型半導体層はp型光反射層を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-21879号公報
【0004】
[概要]
ところで、面発光レーザ装置では、内部に生じる応力が面発光レーザ装置の特性に影響する場合がある。このため、内部の応力の抑制が求められる。
【0005】
本開示の一態様である面発光レーザ装置は、光生成層と、Alを含む材料によって構成され、前記光生成層の厚さ方向から前記光生成層を挟んで配置された第1光反射層および第2光反射層と、前記第1光反射層の頂面上に設けられ、前記第1光反射層の上面の一部を露出する開口を有する絶縁膜と、前記絶縁膜上と前記第1光反射層とにまたがって設けられ、前記第1光反射層と電気的に接続された第1電極と、前記第2光反射層と電気的に接続された第2電極と、前記第2光反射層と前記第2電極との間に配置され、電流が通過可能に構成された通過層と、前記通過層を囲む酸化物層と、を含む電流狭窄層と、を含み、前記第1光反射層は、Alを含む材料により構成されているとともに前記厚さ方向に交互に配置された複数の第1反射層および複数の第2反射層を含み、前記第1反射層のAl組成比は、前記第2反射層のAl組成比よりも高く、前記第1反射層と前記第2反射層の積層構造は、前記通過層と重なる位置に設けられており、前記第1光反射層は、前記厚さ方向と直交する方向の端面である側面と、前記厚さ方向から見て前記側面と前記絶縁膜の前記開口の端との間に設けられ、AlおよびZnを含み、Al組成比が前記第1反射層よりも低い第1領域と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、一実施形態の面発光レーザ装置の概略平面図である。
図2は、図1のF2-F2線に沿って切った面発光レーザ装置の断面図である。
図3は、図2の面発光レーザ装置の一部を拡大して示す概略断面図である。
図4は、図1の面発光レーザ装置の一部を拡大して示す概略平面図である。
図5は、第1光反射層および第2光反射層の層構成を示す概略断面図である。
図6は、絶縁膜、第1領域、第1電極、および電流狭窄層の関係を説明する概略断面図である。
図7は、比較例の面発光レーザ装置を示す概略断面図である。
図8は、光反射層における反射層を説明する説明図である。
図9は、光反射層における反射層を説明する説明図である。
図10は、図1の面発光レーザ装置の製造工程の一例を示す概略断面図である。
図11は、図10に続く製造工程を示す概略断面図である。
図12は、図11に続く製造工程を示す概略断面図である。
図13は、図12に続く製造工程を示す概略断面図である。
図14は、図13に続く製造工程を示す概略断面図である。
図15は、図14に続く製造工程を示す概略断面図である。
図16は、変更例の面発光レーザ装置の概略平面図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示の面発光レーザ装置のいくつかの実施形態を説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単に対象物を区別するために用いられており、対象物を順位づけするものではない。
【0008】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0009】
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
【0010】
(面発光レーザ装置の概略構成)
図1は、一実施形態の面発光レーザ装置10の概略平面図である。図2は、図1のF2-F2線に沿って切った面発光レーザ装置10の断面図である。図3は、図2の面発光レーザ装置10の一部を拡大して示す概略断面図である。図4は、図2の面発光レーザ装置10の一部を拡大して示す概略断面図である。図4は、図1の面発光レーザ装置10の一部を拡大して示す概略平面図であり、発光部51、第1電極71の接続部711および開口712、電流狭窄層53の通過層531、第1領域441の関係を示す概略平面図である。図5は、第1光反射層および第2光反射層の層構成を示す概略断面図である。図6は、絶縁膜73、第1領域441、第1電極71、および電流狭窄層53の関係を説明する概略断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ローム株式会社
チップ部品
2日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
ローム株式会社
AD変換装置
6日前
ローム株式会社
スイッチ回路
8日前
ローム株式会社
スイッチ回路
8日前
ローム株式会社
加速度センサ
2日前
ローム株式会社
面発光レーザ装置
1日前
ローム株式会社
面発光レーザ装置
1日前
ローム株式会社
面発光レーザ装置
1日前
ローム株式会社
MEMS温度センサ
2日前
ローム株式会社
サーマルプリントヘッド
6日前
ローム株式会社
電子装置及び実装構造体
6日前
ローム株式会社
圧電素子及びその製造方法
6日前
ローム株式会社
データドライバ及び表示装置
6日前
ローム株式会社
ソースドライバ及び表示装置
6日前
ローム株式会社
弾性波共振器および集積回路
6日前
ローム株式会社
駆動装置、超音波センサ、及び車両
5日前
ローム株式会社
ESD保護回路、およびトランシーバ
2日前
ローム株式会社
電流生成装置および電流検出システム
2日前
ローム株式会社
遂次比較型アナログデジタル変換回路
1日前
ローム株式会社
逆接保護回路、半導体装置、電子機器、車両
6日前
ローム株式会社
トランスデューサ及び音響トランスデューサ
2日前
個人
超音波接合
1か月前
APB株式会社
二次電池
6日前
甲神電機株式会社
変流器
12日前
ローム株式会社
半導体装置
8日前
ローム株式会社
チップ部品
2日前
太陽誘電株式会社
全固体電池
7日前
オムロン株式会社
電磁継電器
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
19日前
オムロン株式会社
電磁継電器
20日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
1か月前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
7日前
トヨタ自動車株式会社
集合導線
8日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
19日前
続きを見る
他の特許を見る