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公開番号2025078319
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190793
出願日2023-11-08
発明の名称面発光レーザ装置
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人
主分類H01S 5/183 20060101AFI20250513BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】面発光レーザ装置における特性の向上を図ること。
【解決手段】第1光反射層40および第2光反射層60は、Alを含む材料によって構成され、光生成層30のZ軸方向から光生成層30を挟んで配置されている。第1電極71は、第1光反射層40に対して第2光反射層60と反対側に設けられ、第1光反射層40と電気的に接続されている。第2電極72は、第2光反射層60と電気的に接続されている。電流狭窄層53は、第2光反射層60と第1電極71との間に配置され、電流が通過可能に構成された通過部531と、通過部531を囲む絶縁部532と、を含む。第1電極71は、平面視で通過部531と重なる開口712を含む。第1光反射層40は、平面視で通過部531及び開口712と重なる位置に設けられ、且つZnを含む第1領域441と、平面視で第1領域441を囲むように設けられた第2領域442と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光生成層と、
Alを含む材料によって構成され、前記光生成層の厚さ方向から前記光生成層を挟んで配置された第1光反射層および第2光反射層と、
前記第1光反射層に対して前記第2光反射層と反対側に設けられ、前記第1光反射層と電気的に接続された第1電極と、
前記第2光反射層と電気的に接続された第2電極と、
前記第2光反射層と前記第1電極との間に配置され、電流が通過可能に構成された通過部と、前記通過部を囲む絶縁部と、を含む電流狭窄層と、
を含み、
前記第1電極は、前記厚さ方向から視て前記通過部と重なる開口を含み、
前記第1光反射層は、
前記厚さ方向から視て前記通過部及び前記開口と重なる位置に設けられ、且つZnを含む第1領域と、
前記厚さ方向から視て前記第1領域を囲むように設けられた第2領域と、
を含む、面発光レーザ装置。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記厚さ方向から視て、前記第1領域の少なくとも一部は、前記第1電極と重なっている、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項3】
前記第1電極は、前記厚さ方向から視て、前記通過部を囲み、前記第1光反射層と電気的に接続された接続部を含む、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項4】
前記厚さ方向から視て、前記第1領域と前記第2領域との境界部分は、前記第1電極の前記接続部と重なる位置又は外側に配置されている、
請求項3に記載の面発光レーザ装置。
【請求項5】
前記第1領域におけるZnの濃度は、前記厚さ方向から視て、中心部分が周辺部分よりも高い、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項6】
前記第1領域は、前記厚さ方向から視て円形状であり、中心から前記第2領域に向かって前記Znの濃度が低くなるように形成されている、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項7】
前記第1領域は、前記厚さ方向において、前記第1光反射層の上面から前記光生成層に向けて前記Znの濃度が低くなるように形成されている、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項8】
前記第1光反射層は、Alを含む材料により構成され、前記厚さ方向に交互に配置された複数の第1反射層および複数の第2反射層を含み、
前記第1反射層のAl組成は、前記第2反射層のAl組成よりも高い、
請求項1に記載の面発光レーザ装置。
【請求項9】
前記第1領域内の前記第1反射層と前記第2反射層との間の界面は、前記第2領域内における前記第1反射層と前記第2反射層との間の界面よりもぼやけている、
請求項8に記載の面発光レーザ装置。
【請求項10】
前記第2領域内における前記第1反射層と前記第2反射層との間の界面が存在する一方、前記第1領域内の前記第1反射層と前記第2反射層との間の界面は存在しない箇所がある、
請求項8に記載の面発光レーザ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、面発光レーザ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、面発光レーザ装置を開示している。この面発光レーザ装置は、化合物半導体材料により構成される基板と、基板上に積層されたn型半導体層、活性層およびp型半導体層を含む。n型半導体層はn型光反射層を含み、p型半導体層はp型光反射層を含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-21879号公報
【0004】
[概要]
ところで、面発光レーザ装置では、特性について改善の余地がある。
【0005】
本開示の一態様である面発光レーザ装置は、光生成層と、Alを含む材料によって構成され、前記光生成層の厚さ方向から前記光生成層を挟んで配置された第1光反射層および第2光反射層と、前記第1光反射層に対して前記第2光反射層と反対側に設けられ、前記第1光反射層と電気的に接続された第1電極と、前記第2光反射層と電気的に接続された第2電極と、前記第2光反射層と前記第2電極との間に配置され、電流が通過可能に構成された通過部と、前記通過部を囲む絶縁部と、を含む電流狭窄層と、を含み、前記第1電極は、前記厚さ方向から視て前記通過部と重なる開口を含み、前記第1光反射層は、前記厚さ方向に視て前記通過部及び前記開口と重なる位置に設けられ、且つZnを含む第1領域と、前記厚さ方向に視て前記第1領域を囲むように設けられた第2領域と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、一実施形態の面発光レーザ装置の概略平面図である。
図2は、図1のF2-F2線に沿って切った面発光レーザ装置の断面図である。
図3は、図2の面発光レーザ装置の一部を拡大して示す概略断面図である。
図4は、図2の面発光レーザ装置の一部を拡大して示す概略断面図である。
図5は、図1の面発光レーザ装置の一部を拡大して示す概略平面図である。
図6は、図2の面発光レーザ装置の作用を説明する概略断面図である。
図7は、比較例の面発光レーザ装置を示す概略断面図である。
図8は、光反射層における反射層を説明する説明図である。
図9は、光反射層における反射層を説明する説明図である。
図10は、図1の面発光レーザ装置の製造工程の一例を示す概略断面図である。
図11は、図10に続く製造工程を示す概略断面図である。
図12は、図11に続く製造工程を示す概略断面図である。
図13は、図12に続く製造工程を示す概略断面図である。
図14は、図13に続く製造工程を示す概略断面図である。
図15は、図14に続く製造工程を示す概略断面図である。
図16は、変更例の面発光レーザ装置の概略平面図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示の面発光レーザ装置のいくつかの実施形態を説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするために、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするために、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単に対象物を区別するために用いられており、対象物を順位づけするものではない。
【0008】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0009】
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
【0010】
(実施形態)
(面発光レーザ装置の概略構成)
図1は、一実施形態の面発光レーザ装置10の概略平面図である。図2は、図1のF2-F2線に沿って切った面発光レーザ装置10の断面図である。図3は、図2の面発光レーザ装置10の一部を拡大して示す概略断面図である。図4は、図2の面発光レーザ装置10の一部を拡大して示す概略断面図である。図5は、図1の面発光レーザ装置10の一部を拡大して示す概略平面図であり、発光部51、第1電極71の接続部711および開口712、電流狭窄層53の通過部531、第1領域441の関係を示す概略平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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