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公開番号
2025087081
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201480
出願日
2023-11-29
発明の名称
不揮発性メモリ装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
G11C
16/26 20060101AFI20250603BHJP(情報記憶)
要約
【課題】リード時における動作の安定性を向上させることができる不揮発性メモリ装置を提供する。
【解決手段】不揮発性メモリ装置(1)は、プログラム動作を実行可能なメモリ素子(82)と、定電流(I5)を生成するように構成される基準電流生成部(2,5,6,7)と、前記基準電流生成部に接続される第1ドレインと、前記メモリ素子のドレインに接続される第1ソースと、第1ゲートと、を有するNチャネルMOSFET(92)と、前記第1ドレインに接続され、読み出しデータを出力するように構成される出力段(OUT)と、前記出力段における前記第1ドレインの反転信号の印加端と、前記第1ゲートとの間に接続される容量(CC)と、を備え、前記定電流と前記メモリ素子に流れる電流(I2)との大小関係に基づいて前記出力段から読み出しデータが出力される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
プログラム動作を実行可能なメモリ素子と、
定電流を生成するように構成される基準電流生成部と、
前記基準電流生成部に接続される第1ドレインと、前記メモリ素子のドレインに接続される第1ソースと、第1ゲートと、を有するNチャネルMOSFETと、
前記第1ドレインに接続され、読み出しデータを出力するように構成される出力段と、
前記出力段における前記第1ドレインの反転信号の印加端と、前記第1ゲートとの間に接続される容量と、
を備え、
前記定電流と前記メモリ素子に流れる電流との大小関係に基づいて前記出力段から読み出しデータが出力される、不揮発性メモリ装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記メモリ素子、前記NチャネルMOSFET、前記出力段、および前記容量を有する記憶回路が、複数ビットのビットごとに設けられる、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項3】
前記容量は、MOM容量によって構成される、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項4】
プログラム動作を実行可能なメモリ素子と、
定電流を生成するように構成される定電流源と、
前記定電流源により生成された前記定電流をミラーリングするように構成される第1ミラー素子と、
前記定電流源により生成された前記定電流をミラーリングするように構成され、前記第1ミラー素子のゲートに接続されるゲートを含む第2ミラー素子と、
前記第1ミラー素子に接続され、前記メモリ素子のゲート電圧を生成するように構成される第1ゲート電圧生成部と、
前記第2ミラー素子を流れる電流をコピーすることで基準電流を生成するように構成される電流生成部と、
前記電流生成部に接続される第1ドレインと、前記メモリ素子のドレインに接続される第1ソースと、第1ゲートと、を有するNチャネルMOSFETと、
前記第1ドレインに接続され、読み出しデータを出力するように構成される出力段と、
を備え、
前記基準電流と前記メモリ素子に流れる電流との大小関係に基づいて前記出力段から読み出しデータが出力される、不揮発性メモリ装置。
【請求項5】
前記電流生成部は、
前記第2ミラー素子に接続される第1カレントミラーと、
前記第1カレントミラーに接続され、前記基準電流を出力するように構成される第2カレントミラーと、
を有する、請求項4に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項6】
前記第2カレントミラーに含まれる入力側トランジスタを共通に有し、かつ出力側トランジスタを有する第3カレントミラーと、
前記出力側トランジスタを流れる電流に基づいて前記第1ゲートの電圧を生成するように構成される第2ゲート電圧生成部と、
を備える、請求項5に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項7】
前記第1ゲート電圧生成部は、
ゲート・ドレイン間が短絡されるMOSトランジスタと、
前記MOSトランジスタのドレインまたはソースに接続される第2抵抗と、
を有する、請求項4に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項8】
プログラム動作を実行可能なメモリ素子と、
第1定電流を生成するように構成される第1定電流生成部と、
前記第1定電流に基づいて前記メモリ素子のゲート電圧を生成するように構成される第1ゲート電圧生成部と、
前記第1定電流生成部と独立し、第2定電流を生成するように構成される第2定電流生成部と、
前記第2定電流生成部に接続される第1ドレインと、前記メモリ素子のドレインに接続される第1ソースと、第1ゲートと、を有するNチャネルMOSFETと、
前記第1ドレインに接続され、読み出しデータを出力するように構成される出力段と、
を備え、
前記第2定電流と前記メモリ素子に流れる電流との大小関係に基づいて前記出力段から読み出しデータが出力される、不揮発性メモリ装置。
【請求項9】
前記第2定電流生成部と独立し、前記第3定電流を生成するように構成される第3定電流生成部と、
前記第3定電流に基づいて前記第1ゲートの電圧を生成するように構成される第2ゲート電圧生成部と、
を備える、請求項8に記載の不揮発性メモリ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、不揮発性メモリ装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、トランジスタへのホットキャリア注入を利用した不揮発性メモリ装置がある。この種の不揮発性メモリ装置は、初期状態において特性が揃えられた第1および第2トランジスタをメモリ素子として備え、いずれか一方のトランジスタに対してのみホットキャリアを注入してトランジスタの特性を変化させる。その後のリード動作では、第1および第2トランジスタに共通のゲート電圧を供給したときのドレイン電流の大小関係に基づき、“0”のデータが記憶されているのか、“1”のデータが記憶されているのかを読み出す。例えば、第1トランジスタのドレイン電流のほうが小さい状態(第1トランジスタの特性が変化した状態)は“0”のデータが記憶されている状態に相当し、第2トランジスタのドレイン電流のほうが小さい状態(第2トランジスタの特性が変化した状態)は“1”のデータが記憶されている状態に相当する。
【0003】
なお、上記に関連する技術については、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-103158号公報
【0005】
[概要]
上記のような不揮発性メモリ装置においては、リード時(読み出し時)における動作の安定性が重要である。
【0006】
上記状況に鑑み、本開示は、リード時における動作の安定性を向上させることができる不揮発性メモリ装置を提供することを目的とする。
【0007】
本開示の一態様に係る不揮発性メモリ装置は、プログラム動作を実行可能なメモリ素子と、
定電流を生成するように構成される基準電流生成部と、
前記基準電流生成部に接続される第1ドレインと、前記メモリ素子のドレインに接続される第1ソースと、第1ゲートと、を有するNチャネルMOSFETと、
前記第1ドレインに接続され、読み出しデータを出力するように構成される出力段と、
前記出力段における前記第1ドレインの反転信号の印加端と、前記第1ゲートとの間に接続される容量と、
を備え、
前記定電流と前記メモリ素子に流れる電流との大小関係に基づいて前記出力段から読み出しデータが出力される構成としている。
【0008】
また、本開示の一態様に係る不揮発性メモリ装置は、プログラム動作を実行可能なメモリ素子と、
定電流を生成するように構成される定電流源と、
前記定電流源により生成された前記定電流をミラーリングするように構成される第1ミラー素子と、
前記定電流源により生成された前記定電流をミラーリングするように構成され、前記第1ミラー素子のゲートに接続されるゲートを含む第2ミラー素子と、
前記第1ミラー素子に接続され、前記メモリ素子のゲート電圧を生成するように構成される第1ゲート電圧生成部と、
前記第2ミラー素子を流れる電流をコピーすることで基準電流を生成するように構成される電流生成部と、
前記電流生成部に接続される第1ドレインと、前記メモリ素子のドレインに接続される第1ソースと、第1ゲートと、を有するNチャネルMOSFETと、
前記第1ドレインに接続され、読み出しデータを出力するように構成される出力段と、
を備え、
前記基準電流と前記メモリ素子に流れる電流との大小関係に基づいて前記出力段から読み出しデータが出力される構成としている。
【0009】
また、本開示の一態様に係る不揮発性メモリ装置は、プログラム動作を実行可能なメモリ素子と、
第1定電流を生成するように構成される第1定電流生成部と、
前記第1定電流に基づいて前記メモリ素子のゲート電圧を生成するように構成される第1ゲート電圧生成部と、
前記第1定電流生成部と独立し、第2定電流を生成するように構成される第2定電流生成部と、
前記第2定電流生成部に接続される第1ドレインと、前記メモリ素子のドレインに接続される第1ソースと、第1ゲートと、を有するNチャネルMOSFETと、
前記第1ドレインに接続され、読み出しデータを出力するように構成される出力段と、
を備え、
前記第2定電流と前記メモリ素子に流れる電流との大小関係に基づいて前記出力段から読み出しデータが出力される構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、プログラム動作時におけるメモリ素子への電圧印加を示す図である。
図2は、図1に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図3は、リード(読み出し)動作時におけるメモリ素子への電圧印加を示す図である。
図4は、図3に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図5は、メモリ素子のドレイン電流のゲート・ソース間電圧依存性の一例を表す図である。
図6は、本開示の第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図7は、リード時におけるランプ電圧およびゲート電圧の波形例を示す図である。
図8は、第1実施形態の変形例に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図9は、比較例に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図10は、本開示の第2実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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