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公開番号2025086986
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201313
出願日2023-11-29
発明の名称半導体装置、および半導体装置の製造方法
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H10D 30/68 20250101AFI20250603BHJP()
要約【課題】半導体装置への書き込み特性を向上させる。
【解決手段】
ゲート電極63に、少なくとも1つの第1凹部301が形成されている。少なくとも1つの第1凹部301に第2電荷蓄積膜78の一部が埋込まれている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
主面を有する半導体層と、
前記主面に形成された第1導電型の第1領域と、
前記主面に形成され、前記半導体層の厚さ方向である第1方向と直交する第2方向において第1領域と離間している第1導電型の第2領域と、
前記主面において前記第1領域と前記第2領域との間に形成された第2導電型のチャネル領域と、
前記チャネル領域に対向して配置されるゲート電極と、
電荷を蓄積する電荷蓄積膜とを備え、
前記電荷蓄積膜は、前記ゲート電極を前記第1方向から平面視したときの前記ゲート電極に形成され、
前記ゲート電極に、少なくとも1つの第1凹部が形成されており、
前記少なくとも1つの第1凹部に前記電荷蓄積膜の一部が埋込まれている、半導体装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記ゲート電極は、前記第1方向および前記第2方向に直交する第3方向に延伸し、
前記ゲート電極を前記第1方向から平面視したときの前記第3方向に沿う第1長辺に、前記少なくとも1つの第1凹部が形成される、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの第1凹部は複数の第1凹部である、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1方向から平面視したときの前記第1凹部の開口部の前記第3方向の長さが、前記第1凹部が形成されていない箇所の前記電荷蓄積膜の前記第2方向の長さで除算された値は、2以下である、請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
第1長さは、第2長さよりも長く、
前記第1長さは、前記ゲート電極を前記第1方向から平面視したときに、前記第1凹部が形成されていない箇所の前記第2方向の最短の長さであり、
前記第2長さは、前記ゲート電極を前記第1方向から平面視したときに、前記第1凹部が形成された箇所の前記第2方向の最短の長さである、請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1長さが前記第2長さにより除算された値は、1.11以上、2以下である、請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ゲート電極を前記第1方向から平面視したときの前記第3方向に沿い、かつ第1長辺と対向する第2長辺に、少なくとも1つの第2凹部が形成され、
前記少なくとも1つの第2凹部に前記電荷蓄積膜の一部が埋込まれている、請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第2凹部は複数の第2凹部である、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記少なくとも1つの第1凹部の形状は、前記第1方向から平面視したときに多角形状である、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記多角形状は、三角形である、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置、および半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2023-17387号公報(特許文献1)には、半導体装置により構成されるメモリが開示されている。このメモリは、複数のメモリセルを含み、各メモリセルは、第1ゲート電極と、第2ゲート電極と、第1電極ゲート電極および第2ゲート電極の間に配置された一体型サイドウォール構造とを備える。
【0003】
この半導体装置においては、該半導体装置(メモリ)に対する書込動作時における電荷が、第1ゲート電極の側部の近傍、および一体型サイドウォール構造に蓄積される。これにより、従来の半導体装置は、書込動作時における電荷の蓄積量を増加させるという装置であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-17387号公報 [概要] しかしながら、上述の半導体装置においては、電荷の蓄積量を増加させるために第2ゲート電極、および一体型サイドウォール構造を設置する必要があった。したがって、上述の半導体装置においては、半導体装置の設計自由度が低下するという問題が生じ得る。
【0005】
本開示の一態様による半導体装置は、半導体層と、第1領域と、第2領域と、チャネル領域と、ゲート電極と、電荷蓄積膜とを備える。半導体層は、主面を有する。第1領域は、主面に形成された第1導電型の領域である。第2領域は、主面に形成され、半導体層の厚さ方向である第1方向と直交する第2方向において第1領域と離間している第1導電型の領域である。チャネル領域は、主面において第1領域と第2領域との間に形成された第2導電型の領域である。ゲート電極は、チャネル領域に対向して配置される。電荷蓄積膜は、電荷を蓄積する。電荷蓄積膜は、ゲート電極を第1方向から平面視したときのゲート電極に形成される。ゲート電極に、少なくとも1つの第1凹部が形成されている。少なくとも1つの第1凹部に電荷蓄積膜の一部が埋込まれている。
【0006】
本開示の一態様による半導体装置の製造方法は、主面を有する半導体層を準備することと、ゲート電極および電荷を蓄積する電荷蓄積膜を形成することと、第1導電型の第1領域と、第1導電型の第2領域とを主面に形成することと、第2導電型のチャネル領域を主面に形成することとを備える。第2領域は、半導体層の厚さ方向である第1方向と直交する第2方向において第1領域と離間している領域である。チャネル領域は、主面に第1領域と第2領域との間に形成される領域である。ゲート電極は、チャネル領域に対向して形成される。ゲート電極の表面には、少なくとも1つの第1凹部が形成されている。電荷蓄積膜は、ゲート電極を第1方向から平面視したときのゲート電極に形成される。電荷蓄積膜を形成することは、少なくとも1つの第1凹部に電荷蓄積膜の一部が埋込まれることを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本実施形態に係る半導体装置1の模式的な斜視図である。
図2は、メモリ回路の全体構成を示すブロック図である。
図3は、メモリセルをZ軸方向から平面視した場合の平面図である。
図4は、図3の線X1-X1における断面図である。
図5は、本実施の形態の半導体装置の要部を示す図である。
図6は、第1凹部が形成されている箇所の拡大図である。
図7は、凹部が形成されている箇所の断面図である。
図8は、半導体装置の製造方法のフローチャートである。
図9は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図10は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図11は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図12は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図13は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図14は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図15は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図16は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図17は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図18は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図19は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図20は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図21は、半導体装置の製造方法の工程を示す図である。
図22は、第2の比較例の半導体装置のゲート電極などが示された図である。
図23は、第2実施形態のゲート電極等を示す図である。
図24は、第3実施形態のゲート電極等を示す図である。[詳細な説明] 図面に基づいて本開示の実施の形態の詳細について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。以下に記載する実施の形態の少なくとも一部の構成を任意に組み合わせてもよい。
【0008】
<第1実施形態>
[半導体装置の斜視図]
図1は、本実施形態に係る半導体装置1の模式的な斜視図である。本実施形態においては、半導体装置1は、アナログLSIである。半導体装置1は、LSI(Large Scale Integrated circuits)の回路の構成要素の一つとして、メモリ回路2と、ロジック回路3とを備える。メモリ回路2には、たとえば、情報(データ)を1回のみ書き込むことができる一方、当該情報を消去できないメモリ素子(OTP:One-Time Programmable)が形成され得る。また、メモリ回路2には、たとえば、情報(データ)を複数回書き込むことができるメモリ素子(MTP:Multi-Time Programmable)が形成され得る。なお、半導体装置1は、たとえば、チップ状のLSIであってもよい。
【0009】
図1に示すように、半導体装置1の厚み方向は、Z軸方向とも称される。また、Z軸方向と直交する2軸をX軸方向およびY軸方向とする。Z軸方向は、本開示の「第1方向」に対応する。X軸方向は、本開示の「第2方向」に対応する。Y軸方向は、本開示の「第3方向」に対応する。
【0010】
[半導体装置1のブロック図]
図2は、メモリ回路2の全体構成を示すブロック図である。図2に示すように、メモリアレイ5と、周辺回路6とを含む。メモリアレイ5は、行列状(=m×n)に配列されることによって構成される。たとえば、m=1024、およびn=1024とされる。このように、メモリアレイ5は、複数のメモリセル4を含む。図2では、1つのメモリセル4は、ハッチングが付されて示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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