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公開番号2025099163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215602
出願日2023-12-21
発明の名称異常度生成装置、プログラム、および異常度生成方法
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G06F 18/213 20230101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約【課題】異常を効果的に検知するための新規な指標としての異常度を生成可能とする異常度生成装置を提供する。
【解決手段】異常度生成装置1は、機械学習モデルにおける中間層の中間層ベクトルから、中間層平均ベクトルを求め、前記中間層平均ベクトルに対する前記中間層ベクトルの正規化距離を表す第1異常度を算出するように構成される第1異常度算出部4を備える。前記正規化距離は、共分散行列を用いて正規化された距離である。さらに、前記中間層ベクトルを算出するためのパラメータに関する乱数行列を生成する乱数行列生成部と、生成された前記乱数行列と、正常データおよび異常データに基づいて前記第1異常度算出部によって算出される前記第1異常度に基づき前記乱数行列を評価し、前記乱数行列を初期値として決定するように構成される初期値決定部と、を備える、
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
入力層と出力層との間に配置される少なくとも1つの中間層を含む機械学習モデルにおける前記中間層の中間層ベクトルを
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34
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とし、
中間層平均ベクトルを
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30
38
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33
33
として、
前記中間層平均ベクトルに対する前記中間層ベクトルの正規化距離を表す第1異常度を算出するように構成される第1異常度算出部を備える、異常度生成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記正規化距離は、
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2025099163000028.jpg
16
23
で表される共分散行列を用いて正規化された距離である、請求項1に記載の異常度生成装置。
【請求項3】
前記第1異常度算出部は、下記式で表される前記第1異常度を算出する、請求項2に記載の異常度生成装置。
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24
106
【請求項4】
前記中間層ベクトルを算出するためのパラメータに関する乱数行列を生成するように構成される乱数行列生成部と、
生成された前記乱数行列と、正常データおよび異常データに基づいて前記第1異常度算出部によって算出される前記第1異常度に基づき前記乱数行列を評価し、前記乱数行列を初期値として決定するように構成される初期値決定部と、
を備える、請求項1に記載の異常度生成装置。
【請求項5】
前記初期値決定部は、前記乱数行列生成部による所定回数の前記乱数行列の生成によって生成された前記乱数行列のうち、最も適切と評価した前記乱数行列を前記初期値として決定する、請求項4に記載の異常度生成装置。
【請求項6】
前記第1異常度算出部は、複数の前記中間層のそれぞれについて前記第1異常度を算出する、請求項1に記載の異常度生成装置。
【請求項7】
コンピュータにおけるソフトウェア処理によって実現される、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の異常度生成装置。
【請求項8】
前記コンピュータを請求項7に記載の異常度生成装置として機能させるためのプログラム。
【請求項9】
前記機械学習モデルを保持するように構成されるモデル保持部と、
入力データを記憶するように構成されるデータ記憶部と、
前記機械学習モデルと前記入力データに基づいて教師なし学習を実行するように構成される学習演算部と、
前記機械学習モデルと前記入力データに基づいて推論を実行するように構成される推論演算部と、
前記推論演算部による推論結果と前記入力データに基づいて損失関数による第2異常度を算出するように構成される第2異常度算出部と、
前記第1異常度と第1閾値との比較、および前記第2異常度と第2閾値との比較に基づいて異常を検知するように構成される異常検出部と、
を備える、請求項1に記載の異常度生成装置。
【請求項10】
コンピュータを用いて実行される異常度生成方法であって、
入力層と出力層との間に配置される少なくとも1つの中間層を含む機械学習モデルにおける前記中間層の中間層ベクトルを
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2025099163000030.jpg
38
43
として算出する第1ステップと、
中間層平均ベクトルを
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28
43
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として算出する第2ステップと、
前記中間層平均ベクトルに対する前記中間層ベクトルの正規化距離を表す異常度を算出する第3ステップと、
を備える異常度生成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、異常度生成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、産機分野の工場設備保全に関して、機械システムの状態管理保全(Condition Based Maintenance)に対してAI(人工知能)の適用が進んでいる(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/035279号
【0004】
[概要]
機械システム等の異常を検知するための指標として、従来、AIが生成する損失関数(誤差関数)の値が異常度として用いられる。しかしながら、従来の損失関数による指標では、検知しにくい異常が存在する場合があった。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、異常を効果的に検知するための新規な指標としての異常度を生成可能とする異常度生成装置を提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様に係る異常度生成装置は、
入力層と出力層との間に配置される少なくとも1つの中間層を含む機械学習モデルにおける前記中間層の中間層ベクトルを
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2025099163000002.jpg
38
38
とし、
中間層平均ベクトルを
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28
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34
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として、
前記中間層平均ベクトルに対する前記中間層ベクトルの正規化距離を表す第1異常度を算出するように構成される第1異常度算出部を備える構成としている。
【0007】
また、本開示の一態様に係る異常度生成方法は、
コンピュータを用いて実行される異常度生成方法であって、
入力層と出力層との間に配置される少なくとも1つの中間層を含む機械学習モデルにおける前記中間層の中間層ベクトルを
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32
36
として算出する第1ステップと、
中間層平均ベクトルを
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30
44
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36
として算出する第2ステップと、
前記中間層平均ベクトルに対する前記中間層ベクトルの正規化距離を表す異常度を算出する第3ステップと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、3層ニューラルネットワークを示す図である。
図2は、隠れ層ベクトルhを第1主成分軸h
p1
と第2主成分軸h
p2
において示した模式図である。
図3は、コンピュータの構例成を示す図である。
図4は、異常度生成装置の構成例を示す図である。
図5は、初期値決定部による初期値決定処理に関するフローチャートである。
図6は、正常データと異常データの時系列データの例を示す図である。
図7は、正常データと異常データの時系列データと、異常度の例を示す図である。
図8は、正常データと異常データの時系列データと、異常度の例を示す図である。
図9は、本開示の例示的な実施形態に係る機械学習装置の構成を示す図である。
図10は、第1変形例に係る機械学習装置の構成を示す図である。
図11は、第2変形例に係る機械学習装置の構成を示す図である。
図12は、4層ニューラルネットワークを示す図である。
【0009】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
<異常度について>
ここでは、本開示に係る新規な指標である異常度について説明する。図1は、機械学習モデルの一例としての3層ニューラルネットワーク50を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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