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公開番号
2025087082
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023201483
出願日
2023-11-29
発明の名称
不揮発性メモリ装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
G11C
29/50 20060101AFI20250603BHJP(情報記憶)
要約
【課題】メモリ素子に流れる電流のマージンが適切に確保されていることを確認するテストを効果的に行うことができる不揮発性メモリ装置を提供する。
【解決手段】不揮発性メモリ装置(1)は、サイドウォール(SSw)に電荷をトラップすることでプログラム動作を実行可能な第1メモリ素子(82)と、前記第1メモリ素子の第1ゲート電圧を可変に生成するように構成されるゲート電圧生成部(VGT)と、を備え、比較対象電流(I5)と前記第1メモリ素子に流れる第1メモリ電流(I2)との大小関係に基づいてデータの読み出しが可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
サイドウォールに電荷をトラップすることでプログラム動作を実行可能な第1メモリ素子と、
前記第1メモリ素子の第1ゲート電圧を可変に生成するように構成されるゲート電圧生成部と、
を備え、
比較対象電流と前記第1メモリ素子に流れる第1メモリ電流との大小関係に基づいてデータの読み出しが可能である、不揮発性メモリ装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記ゲート電圧生成部は、経年劣化に相当する前記第1メモリ電流の増加量に対応する変化量で前記ゲート電圧を変化させることが可能である、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項3】
前記ゲート電圧生成部と、前記第1メモリ素子とで、カレントミラーが構成され、
前記ゲート電圧生成部は、
ゲート・ドレイン間が短絡されたMOSトランジスタと、
前記MOSトランジスタのドレインまたはソースに接続される可変抵抗と、
を有する、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項4】
前記比較対象電流は、定電流としての基準電流であり、
前記基準電流が流れる経路と、前記第1メモリ電流が流れる経路とが接続される、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項5】
前記基準電流を生成するように構成される第1基準電流生成部と、
前記第1基準電流生成部と前記第1メモリ素子のドレインとが接続されるノードに接続される少なくとも1つの第1インバータと、
を備える、請求項4に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項6】
前記基準電流を生成するように構成される第2基準電流生成部と、
前記第2基準電流生成部に接続される第2インバータと、
第1入力端と、制御電圧を印加可能な第2入力端と、前記第2インバータの入力端に接続される出力端と、を有するNOR回路と、
前記第1入力端と電源電圧の印加端との間に接続される第1スイッチと、
を備え、
前記第1入力端は、前記第2インバータの出力端および前記第1メモリ素子のドレインに接続される、請求項4に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項7】
前記第1メモリ素子のドレインに接続される電流端子を備える、請求項6に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項8】
プログラム動作を実行可能な第2メモリ素子と、
前記第1メモリ電流と前記第2メモリ素子に流れる前記比較対象電流としての第2メモリ電流との大小関係に基づいてデータを読み出すように構成されるセンスアンプと、
を備え、
前記ゲート電圧生成部は、前記第1ゲート電圧に加えて、前記第2メモリ素子の第2ゲート電圧を可変に生成する、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項9】
前記第1メモリ素子を有する記憶回路が複数ビットのビットごとに設けられ、
前記ゲート電圧生成部は、前記複数ビットについて共通に設けられる、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、不揮発性メモリ装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、トランジスタへのホットキャリア注入を利用した不揮発性メモリ装置がある。この種の不揮発性メモリ装置は、初期状態において特性が揃えられた第1および第2トランジスタをメモリ素子として備え、いずれか一方のトランジスタに対してのみホットキャリアを注入してトランジスタの特性を変化させる。その後のリード動作では、第1および第2トランジスタに共通のゲート電圧を供給したときのドレイン電流の大小関係に基づき、“0”のデータが記憶されているのか、“1”のデータが記憶されているのかを読み出す。例えば、第1トランジスタのドレイン電流のほうが小さい状態(第1トランジスタの特性が変化した状態)は“0”のデータが記憶されている状態に相当し、第2トランジスタのドレイン電流のほうが小さい状態(第2トランジスタの特性が変化した状態)は“1”のデータが記憶されている状態に相当する。
【0003】
なお、上記に関連する技術については、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-103158号公報
【0005】
[概要]
上記のような不揮発性メモリ装置においては、メモリ素子に流れる電流の大小関係に基づいてデータを読み出すため、メモリ素子に流れる電流の比較対象電流に対する適切なマージンが確保されていることが重要である。
【0006】
上記状況に鑑み、本開示は、メモリ素子に流れる電流のマージンが適切に確保されていることを確認するテストを効果的に行うことができる不揮発性メモリ装置を提供することを目的とする。
【0007】
本開示の一態様に係る不揮発性メモリ装置は、サイドウォールに電荷をトラップすることでプログラム動作を実行可能な第1メモリ素子と、
前記第1メモリ素子の第1ゲート電圧を可変に生成するように構成されるゲート電圧生成部と、
を備え、
比較対象電流と前記第1メモリ素子に流れる第1メモリ電流との大小関係に基づいてデータの読み出しが可能である構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、プログラム動作時におけるメモリ素子への電圧印加を示す図である。
図2は、図1に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図3は、リード(読み出し)動作時におけるメモリ素子への電圧印加を示す図である。
図4は、図3に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図5は、メモリ素子のドレイン電流のゲート・ソース間電圧依存性の一例を表す図である。
図6は、本開示の第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図7は、各種電流のばらつきの一例を示す図である。
図8は、経年劣化の一例を表す図である。
図9は、本開示の第2実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図10は、本開示の第3実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
【0009】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
<メモリ素子について>
メモリ素子は、プログラム動作を実行可能な素子であり、トランジスタにより構成される。メモリ素子は、OTP素子とも呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
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