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公開番号
2025127625
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024415
出願日
2024-02-21
発明の名称
ソースドライバ及び表示装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人レクスト国際特許事務所
主分類
G09G
3/36 20060101AFI20250826BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】装置のコスト及び消費電力を抑え、高速駆動を行うことが可能なソースドライバを提供する。
【解決手段】基準電圧に基づいて複数のチャージシェア電圧を生成するチャージシェア電圧生成回路と、複数のゲートラインの各々に対応するデータ列毎に順次取り込むラッチ部と、複数のゲートラインのうちの第Nのライン(Nは2以上の整数)のデータ列と第(N―1)のラインのデータ列とを比較し、第Nのラインのデータ列のソース出力電圧のチャージシェアに関する判定演算を行うチャージシェア演算回路と、チャージシェア演算回路の演算結果に基づいて、第Nのラインのデータ列のソース出力期間において、当該出力期間の開始から所定期間に亘って複数のチャージシェア電圧のうちの1のチャージシェア電圧を出力するか、又は第Nのラインのデータ列のデータ値に基づく駆動電圧を出力期間の開始から継続して出力するかを選択的に切り替える切替部と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数本のソースライン及び複数本のゲートラインと、前記複数本のソースラインと前記複数本のゲートラインとの交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルに接続され、複数のデータ列からなる映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて複数の駆動電圧を生成し、前記複数本のソースラインの各々を介して前記複数個の画素部の各々に印加するソースドライバであって、
基準電圧に基づいて複数のチャージシェア電圧を生成するチャージシェア電圧生成回路と、
前記複数のデータ列を前記複数のゲートラインの各々に対応するデータ列毎に順次取り込むラッチ部と、
前記複数のゲートラインのうちの第Nのライン(Nは2以上の整数)に対応するデータ列と第(N―1)のラインに対応するデータ列とを比較し、前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力について出力電圧のチャージシェアに関する判定演算を行うチャージシェア演算回路と、
前記チャージシェア演算回路の演算結果に基づいて、前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力の出力期間において、当該出力期間の開始から所定期間に亘って前記複数のチャージシェア電圧のうちの1のチャージシェア電圧を出力するか、又は前記第Nのラインのデータ列のデータ値に基づいて生成された前記駆動電圧を前記出力期間の開始から継続して出力するかを選択的に切り替える切替部と、
を有することを特徴とするソースドライバ。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記チャージシェア演算回路は、前記第Nのラインに対応するデータ列及び前記第(N―1)のラインに対応するデータ列の各々のデータ値の差を第1の閾値と比較し、
前記切替部は、前記データ値の差が前記第1の閾値以上である場合には前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力の出力期間の開始から所定期間に亘って前記1のチャージシェア電圧を出力し、前記データ値の差が前記第1の閾値未満である場合には前記第Nのラインのデータ列のデータ値に基づいて生成された前記駆動電圧を前記出力期間の開始から継続して出力するように前記ソース出力の切り替えを行う、
ことを特徴とする請求項1に記載のソースドライバ。
【請求項3】
前記データ列は、所定ビット数のデータから構成され、
前記チャージシェア演算回路は、前記第Nのラインに対応するデータ列及び前記第(N―1)のラインに対応するデータ列の各々における特定のビット桁のデータ値を比較し、当該特定のビット桁のデータ値が異なる場合には前記データ値の差が前記第1の閾値以上であると判定することを特徴とする請求項2に記載のソースドライバ。
【請求項4】
前記ラッチ部は、縦続接続された複数段のラッチから構成され、
前記チャージシェア演算回路は、前記複数段のラッチを構成する1のラッチから出力されたデータ列と前記1のラッチの次段に位置する他のラッチから出力されたデータ列とを比較した比較結果に基づいて、前記判定演算を行うことを特徴とする請求項1に記載のソースドライバ。
【請求項5】
前記第Nのラインに対応するデータ列及び前記第(N―1)のラインに対応するデータ列の各々のデータ値の差を第2の閾値と比較し、比較結果に基づいて前記チャージシェア電圧を出力する期間である前記所定期間の長さを変化させるチャージシェア期間調整回路をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のソースドライバ。
【請求項6】
前記チャージシェア電圧生成回路は、抵抗ラダー回路を含み、
複数の前記基準電圧を前記抵抗ラダー回路で分圧することにより前記複数のチャージシェア電圧を生成することを特徴とする請求項1に記載のソースドライバ。
【請求項7】
複数の階調電圧のうちから前記映像データ信号によって示される輝度レベルに対応した階調電圧を選択することにより前記駆動電圧を生成する駆動電圧生成部を含み、
前記チャージシェア電圧生成回路は、前記駆動電圧生成部が前記複数の階調電圧の生成に用いる階調基準電圧を前記基準電圧として用いることにより、前記複数のチャージシェア電圧を生成することを特徴とする請求項6に記載のソースドライバ。
【請求項8】
複数本のソースライン及び複数本のゲートラインと、前記複数本のソースラインと前記複数本のゲートラインとの交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、
前記複数本のゲートラインにゲート信号を供給するゲートドライバと、
複数のデータ列からなる映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて複数の駆動電圧を生成し、前記複数本のソースラインの各々を介して前記複数個の画素部の各々に印加するソースドライバと、
を含み、
前記ソースドライバは、
基準電圧に基づいて複数のチャージシェア電圧を生成するチャージシェア電圧生成回路と、
前記複数のデータ列を前記複数のゲートラインの各々に対応するデータ列毎に順次取り込むラッチ部と、
前記複数のゲートラインのうちの第Nのライン(Nは2以上の整数)に対応するデータ列と第(N―1)のラインに対応するデータ列とを比較し、前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力について出力電圧のチャージシェアに関する判定演算を行うチャージシェア演算回路と、
前記チャージシェア演算回路の演算結果に基づいて、前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力の出力期間において、当該出力期間の開始から所定期間に亘って前記複数のチャージシェア電圧のうちの1のチャージシェア電圧を出力するか、又は前記第Nのラインのデータ列のデータ値に基づいて生成された前記駆動電圧を前記出力期間の開始から継続して出力するかを選択的に切り替える切替部と、
を有することを特徴とする表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソースドライバ及び表示装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶や有機EL(Electro Luminescence)等の表示デバイスからなる表示装置の駆動方式として、アクティブマトリクス駆動方式が採用されている。アクティブマトリクス駆動方式の表示装置では、表示パネルは画素部及び画素スイッチをマトリクス状に配置した半導体基板で構成されている。ゲート信号により画素スイッチのオンオフを制御し、画素スイッチがオンになるときに映像データ信号に対応した階調電圧信号を画素部に供給して、各画素部の輝度を制御することにより、表示が行われる。
【0003】
このようなアクティブマトリクス型表示装置において、近年4Kや8K等、表示パネルの高精細化、高速化が進んでいる。表示装置を駆動するドライバは、大容量のデータ線を介して階調電圧信号を印加して画素部を充電しなければならない。また、高速化に伴い、短い書込み時間で目標電圧の書き込みを行う必要がある。このような高負荷、高速駆動のため、ドライバの消費電力が大きくなるという問題があった。そこで、表示装置の高速駆動を行うため、外部電源から電圧のシェア(チャージシェア)を行い、出力を目標電圧に近い電圧にショートさせる構成を備えたドライバが提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-199203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来技術の構成では、外部電源の調整をドライバ内で行うことが出来ない。また、ショートさせる電源を複数持ちたい場合には、端子も複数必要となり、表示装置全体のコスト(システムコスト)が増加するという問題があった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、装置全体のコスト及び消費電力を抑えつつ表示装置の高速駆動を行うことが可能なソースドライバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るソースドライバは、複数本のソースライン及び複数本のゲートラインと、前記複数本のソースラインと前記複数本のゲートラインとの交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルに接続され、複数のデータ列からなる映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて複数の駆動電圧を生成し、前記複数本のソースラインの各々を介して前記複数個の画素部の各々に印加するソースドライバであって、基準電圧に基づいて複数のチャージシェア電圧を生成するチャージシェア電圧生成回路と、前記複数のデータ列を前記複数のゲートラインの各々に対応するデータ列毎に順次取り込むラッチ部と、前記複数のゲートラインのうちの第Nのライン(Nは2以上の整数)に対応するデータ列と第(N―1)のラインに対応するデータ列とを比較し、前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力について出力電圧のチャージシェアに関する判定演算を行うチャージシェア演算回路と、前記チャージシェア演算回路の演算結果に基づいて、前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力の出力期間において、当該出力期間の開始から所定期間に亘って前記複数のチャージシェア電圧のうちの1のチャージシェア電圧を出力するか、又は前記第Nのラインのデータ列のデータ値に基づいて生成された前記駆動電圧を前記出力期間の開始から継続して出力するかを選択的に切り替える切替部と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る表示装置は、複数本のソースライン及び複数本のゲートラインと、前記複数本のソースラインと前記複数本のゲートラインとの交差部の各々にマトリクス状に設けられた複数個の画素部と、を有する表示パネルと、前記複数本のゲートラインにゲート信号を供給するゲートドライバと、複数のデータ列からなる映像データ信号を受け、前記映像データ信号に基づいて複数の駆動電圧を生成し、前記複数本のソースラインの各々を介して前記複数個の画素部の各々に印加するソースドライバと、を含み、前記ソースドライバは、基準電圧に基づいて複数のチャージシェア電圧を生成するチャージシェア電圧生成回路と、前記複数のデータ列を前記複数のゲートラインの各々に対応するデータ列毎に順次取り込むラッチ部と、前記複数のゲートラインのうちの第Nのライン(Nは2以上の整数)に対応するデータ列と第(N―1)のラインに対応するデータ列とを比較し、前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力について出力電圧のチャージシェアに関する判定演算を行うチャージシェア演算回路と、前記チャージシェア演算回路の演算結果に基づいて、前記第Nのラインのデータ列に対応するソース出力の出力期間において、当該出力期間の開始から所定期間に亘って前記複数のチャージシェア電圧のうちの1のチャージシェア電圧を出力するか、又は前記第Nのラインのデータ列のデータ値に基づいて生成された前記駆動電圧を前記出力期間の開始から継続して出力するかを選択的に切り替える切替部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るソースドライバによれば、装置全体のコスト及び消費電力を抑えつつ表示装置の高速駆動を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施例に係る表示装置の構成を示すブロック図である。
本発明の実施例に係るソースドライバの内部構成を示すブロック図である。
CS電圧生成回路の構成示す回路図である。
CS演算を模式的に示す図である。
CS期間の調整を行う場合及び行わない場合のクロック信号のパルス幅を示す図である。
本実施例におけるソースドライバの出力信号の電圧波形を示す図である。
CS電圧を増加した場合の出力信号の電圧波形を示す図である。
CS期間の調整を行う場合の出力信号の電圧波形を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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