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公開番号
2025084585
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198598
出願日
2023-11-22
発明の名称
ゲートドライバ回路、それを用いたモータ駆動装置、電子機器
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03K
17/06 20060101AFI20250527BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】100%デューティサイクルで動作可能なゲートドライバ回路を提供する。
【解決手段】ロジック回路210は、制御信号S
CTRL
が第1状態φ1であるとき、ハイサイドトランジスタMHがオン、ローサイドトランジスタMLがオフとなり、制御信号S
CTRL
が第2状態であるとき、ハイサイドトランジスタMHがオフ、ローサイドトランジスタMLがオンとなるように、ハイサイド制御信号HCTRLおよびローサイド制御信号LCTRLを生成する。充電回路280は、オン、オフが制御可能なチャージポンプ回路282を含み、チャージポンプ回路282がオンのとき、ブートストラップライン202を充電するよう構成される。ロジック回路210は、所定の第1判定時間τ
1
にわたって、制御信号S
CTRL
が第1状態φ1であるとき、チャージポンプ回路282をオンする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
制御信号に応じて、N型のハイサイドトランジスタとN型のローサイドトランジスタを含むスイッチング回路を駆動するゲートドライバ回路であって、
ブートストラップラインと、
前記ハイサイドトランジスタのソースと接続されるべきスイッチングラインと、
前記制御信号が第1状態であるとき、前記ハイサイドトランジスタがオン、前記ローサイドトランジスタがオフとなり、前記制御信号が第2状態であるとき、前記ハイサイドトランジスタがオフ、前記ローサイドトランジスタがオンとなるように、ハイサイド制御信号およびローサイド制御信号を生成するロジック回路と、
前記ハイサイド制御信号に応じて前記ハイサイドトランジスタのゲート電圧を制御し、上側電源ノードが前記ブートストラップラインと接続され、下側電源ノードが前記スイッチングラインと接続されたハイサイドドライバと、
前記ローサイド制御信号に応じて前記ローサイドトランジスタのゲート電圧を制御するローサイドドライバと、
オン、オフが制御可能なチャージポンプ回路を含み、前記チャージポンプ回路がオンのとき、前記ブートストラップラインを充電するよう構成された充電回路と、
を備え、
前記ロジック回路は、所定の第1判定時間にわたって、前記制御信号が前記第1状態であるとき、前記チャージポンプ回路をオンする、ゲートドライバ回路。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1判定時間は、前記制御信号のパルス幅変調の周期より長い、請求項1に記載のゲートドライバ回路。
【請求項3】
前記ハイサイドドライバは、電流源と、電流源が生成する電流を折り返して前記ハイサイドトランジスタのゲートに供給するカレントミラー回路と、を含み、
前記チャージポンプ回路がオンの状態において、オフのときに比べて、前記電流源の電流量が小さくなる、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項4】
前記チャージポンプ回路がオンのときの前記電流源の電流量は、前記チャージポンプ回路の電流供給能力よりも小さい、請求項3に記載のゲートドライバ回路。
【請求項5】
前記ロジック回路は、前記制御信号が、前記第1状態から前記第2状態に変化すると、前記チャージポンプ回路をオフする、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項6】
前記ロジック回路は、前記制御信号が第3状態であるとき、前記ハイサイドトランジスタがオフ、前記ローサイドトランジスタがオフとなるように、前記ハイサイド制御信号および前記ローサイド制御信号を生成し、
前記ロジック回路は、所定の第2判定時間にわたって、前記制御信号が前記第3状態であるとき、前記チャージポンプ回路をオンする、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項7】
前記ロジック回路は、前記制御信号が、前記第1状態から前記第3状態に変化すると、前記チャージポンプ回路をオフする、請求項6に記載のゲートドライバ回路。
【請求項8】
前記ロジック回路は、前記制御信号が、前記第3状態から、前記第1状態または前記第2状態に変化すると、前記チャージポンプ回路をオンする、請求項7に記載のゲートドライバ回路。
【請求項9】
前記ロジック回路は、所定の第3判定時間にわたって、前記制御信号が前記第2状態であるとき、前記チャージポンプ回路をオンする、請求項1または2に記載のゲートドライバ回路。
【請求項10】
前記ロジック回路は、前記制御信号が、前記第2状態から前記第1状態に変化すると、前記チャージポンプ回路をオンする、請求項9に記載のゲートドライバ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ゲートドライバ回路に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
モータドライバ回路やDC/DCコンバータ、電力変換装置などにおいて、パワートランジスタを用いたハーフブリッジ回路、Hブリッジ回路、三相ブリッジ回路(以下、ブリッジ回路と総称する)が多用されている。
【0003】
ブリッジ回路のハイサイドトランジスタをN型のトランジスタ、すなわちNチャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、NPN型のバイポーラトランジスタで構成する場合、ブートストラップ回路が利用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-061663号公報
【0005】
[概要]
ブートストラップ回路を利用したゲートドライバ回路は、ハイサイドトランジスタを長時間にわたってオンに固定することができず、ブリッジ回路をハイ出力状態に固定することができない。このことは、デューティサイクル100%の動作が不可であること意味する。
【0006】
本開示は係る課題に鑑みてなされたものあり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、100%デューティサイクルで動作可能なゲートドライバ回路の提供にある。
【0007】
本開示のある態様は、制御信号に応じて、N型のハイサイドトランジスタとN型のローサイドトランジスタを含むスイッチング回路を駆動するゲートドライバ回路に関する。ゲートドライバ回路は、ブートストラップラインと、ハイサイドトランジスタのソースと接続されるべきスイッチングラインと、制御信号が第1状態であるとき、ハイサイドトランジスタがオン、ローサイドトランジスタがオフとなり、制御信号が第2状態であるとき、ハイサイドトランジスタがオフ、ローサイドトランジスタがオンとなるように、ハイサイド制御信号およびローサイド制御信号を生成するロジック回路と、ハイサイド制御信号に応じてハイサイドトランジスタのゲート電圧を制御し、上側電源ノードがブートストラップラインと接続され、下側電源ノードがスイッチングラインと接続されたハイサイドドライバと、ローサイド制御信号に応じてローサイドトランジスタのゲート電圧を制御するローサイドドライバと、オン、オフが制御可能なチャージポンプ回路を含み、チャージポンプ回路がオンのとき、ブートストラップラインを充電するよう構成された充電回路と、を備える。ロジック回路は、所定の第1判定時間にわたって、制御信号が第1状態であるとき、チャージポンプ回路をオンする。
【0008】
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、本開示の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係るスイッチング回路の回路図である。
図2は、図1のスイッチング回路の動作を説明するタイムチャートである。
図3は、図1のスイッチング回路の別の動作を説明するタイムチャートである。
図4は、図1のスイッチング回路の状態遷移図である。
図5は、変形例に係る図1のスイッチング回路の状態遷移図である。
図6は、一実施例に係るゲートドライバ回路の回路図である。
図7は、一実施例に係るチャージポンプ回路の回路図である。
図8は、実施の形態に係るスイッチング回路を備えるモータ駆動装置の回路図である。
【0010】
[詳細な説明]
(実施形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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