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公開番号
2025073573
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023184491
出願日
2023-10-27
発明の名称
受電装置
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H01F
38/14 20060101AFI20250502BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電線から非接触で電力を受電する受電装置において、対象の機器に対して安定的に電力を供給する技術の提供が望まれる。
【解決手段】交流電流が流れる電線から非接触で電力を受電して、対象の機器Pに電力を供給する受電装置1であって、電線に対する位置が固定された状態で設置されるカプラユニット10を備え、カプラユニット10は、電線を囲むように配置された磁性体コア11と、磁性体コアに巻回されたコイル12と、を備え、磁性体コア11は、コア分割面3で互いに分割された第1コア部13及び第2コア部14を備え、第2コア部14における、コア分割面3に沿って配置されて第1コア部13の側を向く面である対向面14aが平面状に形成され、非磁性材料で構成された非磁性体4が、対向面14aを覆うように対向面14aに沿って配置され、第1コア部13と第2コア部14とに挟まれている。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
交流電流が流れる電線から非接触で電力を受電して、対象の機器に電力を供給する受電装置であって、
前記電線に対する位置が固定された状態で設置されるカプラユニットを備え、
前記カプラユニットは、前記電線を囲むように配置された磁性体コアと、前記磁性体コアに巻回されたコイルと、を備え、
前記磁性体コアは、コア分割面で互いに分割された第1コア部及び第2コア部を備え、
前記第2コア部における、前記コア分割面に沿って配置されて前記第1コア部の側を向く面である対向面が平面状に形成され、
非磁性材料で構成された非磁性体が、前記対向面を覆うように前記対向面に沿って配置され、前記第1コア部と前記第2コア部とに挟まれている、受電装置。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記電線に沿う方向を電線方向として、
前記第1コア部は、前記電線方向に沿う電線方向視で、前記電線を囲むU字状に形成されていると共に、前記コア分割面に沿って配置された一対の先端面を備え、
前記対向面は、一対の前記先端面と平行に配置されている、請求項1に記載の受電装置。
【請求項3】
前記非磁性体は、1枚の板状又は1枚のシート状に形成されている、請求項2に記載の受電装置。
【請求項4】
前記第1コア部は、それぞれの端面が前記先端面である一対のアーム部と、一対の前記アーム部における前記先端面の側とは反対側を接続する接続部と、を備え、
前記コイルは、前記接続部に巻回されており、
一対の前記アーム部の少なくとも一方に接するように、温度センサの検出部が配置されている、請求項2に記載の受電装置。
【請求項5】
前記電線が挿通される挿通孔を備えると共に、前記第1コア部及び前記第2コア部を収容するケースを備え、
前記ケースは、前記第1コア部及び前記第2コア部のいずれか一方を他方の側へ向けて押圧する押圧部を備えている、請求項1から4のいずれか一項に記載の受電装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、受電装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特開2006-141115号公報(特許文献1)には、受電装置に関する技術が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1の受電装置(給電装置30)は、給電線(1)に配置されたカプラユニット(非接触給電トランス2)を備えている。カプラユニットは、磁性体コア(コア4)と、磁性体コアに巻回されたコイル(ピックアップコイル3)とを備えている。磁性体コアは、給電線(1)を囲むように配置されている。そして、給電線(1)に流れる電流によって生じる磁束が磁性体コアを通ることで、コイルに非接触で電力が供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-141115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような受電装置において、給電線からより大きな電力を取り出すには、磁性体コアにより多くの磁束を集めて、誘導起電力を高めることが好ましい。一方、これにより磁束密度が大きくなると、磁性体コアが磁気飽和し易くなり、安定的に電力を取り出すことが難しくなる恐れがある。磁性体コアが磁気飽和すると、コイルに過電流が流れてしまい、受電装置自体が破損する恐れもある。そこで磁性体コアを大型化したり、磁気性能のよい磁性体コアを使用したりすることで磁気飽和を回避することが考えられるが、受電装置の大型化や高コスト化という問題を招く。
【0006】
そこで、電線から非接触で電力を受電する受電装置において、対象の機器に対して安定的に電力を供給する技術の提供が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る受電装置は、交流電流が流れる電線から非接触で電力を受電して、対象の機器に電力を供給する受電装置であって、
前記電線に対する位置が固定された状態で設置されるカプラユニットを備え、
前記カプラユニットは、前記電線を囲むように配置された磁性体コアと、前記磁性体コアに巻回されたコイルと、を備え、
前記磁性体コアは、コア分割面で互いに分割された第1コア部及び第2コア部を備え、
前記第2コア部における、前記コア分割面に沿って配置されて前記第1コア部の側を向く面である対向面が平面状に形成され、
非磁性材料で構成された非磁性体が、前記対向面を覆うように前記対向面に沿って配置され、前記第1コア部と前記第2コア部とに挟まれている。
【0008】
本構成によれば、磁性体コアが第1コア部と第2コア部とに分割されており、また、非磁性体が、第2コア部の対向面を覆うように配置されると共に、第1コア部と第2コア部との間に挟まれているため、第1コア部と第2コア部とが連続して接続されていない。これにより、磁性体コアにおける磁気抵抗を大きくすることができ、磁性体コアを磁気飽和し難くすることができる。よって、磁性体コアの磁気飽和によってコイルのインダクタンスが急激に低下してコイルに過電流が流れてしまう等の事態を生じ難くすることができ、コイルから取り出される電流の安定化を図り易い。
また本構成によれば、非磁性体の厚さを予め調整することにより、磁性体コアの磁気抵抗の大きさ(透磁率の大きさ)を調整することができるため、受電装置の特性のばらつきを少なくすることが容易となる。
更に本構成によれば、第2コア部の対向面が平面状に形成され、非磁性材料で構成された非磁性体が対向面を覆うように対向面に沿って配置されているため、第2コア部の形状の簡素化を図り易いと共に、非磁性体の形状を平らにし易い。従って、非磁性体の形状や構造の簡素化を図りやすく、また、非磁性体の取り付け作業も簡略化し易い。
このように本構成によれば、対象の機器に対して安定的に電力を供給することができる。
【0009】
受電装置のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
搬送設備の概略構成図
移動体の正面図
カプラユニットを模式的に示した正面図
図3におけるIV-IV断面図
受電装置の断面図
電力変換ユニットの回路図
別実施形態における搬送設備の要部拡大図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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