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公開番号
2025101206
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023217875
出願日
2023-12-25
発明の名称
自動倉庫
出願人
株式会社ダイフク
代理人
弁理士法人R&C
主分類
B65G
1/04 20060101AFI20250630BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】物品を搬送する第1台車と第1台車を搭載可能な第2台車とを備えた自動倉庫において、第1台車が特定の温度環境下を走行する場合であっても、第1台車における不具合の発生率を低減し、設備の稼働率の低下を抑制することが可能な自動倉庫が望まれる。
【解決手段】保管設備と、第1台車5と、第2台車と、を備えた自動倉庫であって、第1台車5は、蓄電装置51と、走行駆動装置53と、走行駆動装置を制御する制御装置7と、を備え、制御装置7は、制御ユニット10と、熱を発生させる発熱装置8と、断熱ケース9と、を備え、制御ユニット10及び発熱装置8が、断熱ケース9の内部に収容されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
水平面に沿う特定の方向である第1方向に物品を並べて保管可能な保管部が、上下方向視で前記第1方向に交差する方向である第2方向に複数列設けられた保管設備と、前記第1方向に沿って走行して前記保管部において前記物品を搬送する第1台車と、前記第1台車を搭載可能であって、前記保管部の外部において前記第2方向に沿って走行する第2台車と、を備えた自動倉庫であって、
前記第2台車は、前記第1台車に給電する給電部を備え、
前記第1台車は、蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力を用いて前記第1台車を走行させる走行駆動装置と、前記走行駆動装置を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記走行駆動装置の制御信号の生成を行う制御ユニットと、前記給電部から供給された電力及び前記蓄電装置に蓄えられた電力の少なくとも一方を用いて熱を発生させる発熱装置と、断熱材を用いて形成された断熱ケースと、を備え、
前記制御ユニット及び前記発熱装置が、前記断熱ケースの内部に収容されている、自動倉庫。
続きを表示(約 470 文字)
【請求項2】
前記制御ユニットは、前記第1台車が前記第2台車に搭載された状態で前記発熱装置を作動させ、前記第1台車が前記第2台車から離れて前記保管部にいる状態で前記発熱装置を停止させる、請求項1に記載の自動倉庫。
【請求項3】
前記断熱ケースの内部の温度を検出する温度センサを更に備え、
前記制御ユニットは、前記温度センサにより検出された温度が第1しきい値より低い場合には、前記温度センサにより検出された温度が前記第1しきい値以上に設定された第2しきい値に到達するまで、前記第1台車が前記第2台車に搭載された状態で待機させる、請求項2に記載の自動倉庫。
【請求項4】
前記保管設備は、上下方向に並ぶ複数段の保管層を備え、複数段の前記保管層のそれぞれに複数列の前記保管部が設けられており、
前記第2台車は、複数段の前記保管層のそれぞれに配置され、それぞれの前記保管層に設けられた前記第2方向に沿う経路に沿って走行するように構成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の自動倉庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動倉庫に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特開2019-108204号公報(特許文献1)には、自動倉庫に関する技術が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示す符号は特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1の自動倉庫は、物品(W)を搬送する搬送台車(12)と、上下方向に並べて設置された複数段の収納搬送部(6)とを備えている。複数段の収納搬送部(6)のそれぞれは、搬送台車(12)が走行する走行経路(R)と、物品(W)を保管する保管部(収納棚11)とを備えている。走行経路(R)は、第一方向に沿って配置された第一走行経路(R1)と、上下方向視で第一方向(X)に直交する方向である第二方向(Y)に沿って配置された第二走行経路(R2)とを含んでいる。第二走行経路(R2)は、第一走行経路(R1)に接続されていると共に、第一方向(X)に並んで複数、配置されている。また、保管部は、それぞれの第二走行経路(R2)に沿うように複数、設けられている。搬送台車(12)は、物品(W)を載置して走行可能な第1台車(子台車19)と、第1台車(19)を搭載可能な第2台車(親台車18)とを備えている。そして、物品(W)を保管部に搬送する場合には、第2台車(18)は、第1台車(19)を搭載した状態で第一走行経路(R1)を走行する。第1台車(19)は、第2台車(18)から任意の第二走行経路(R2)に乗り移り、物品(W)を保管先の保管部に搬送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-108204号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで上記のような自動倉庫では、例えば、生鮮食品や冷凍食品等を保管する等の目的で、保管部が低温環境とされる場合がある。また、保管部に設定された温度によっては、自動倉庫における、保管部とそれ以外の場所との温度差が大きい場合がある。このような特定の温度環境下において、保管部を出入りする第1台車に、低温や温度変化に弱い装置や部品が用いられていると、第1台車に不具合が生じやすくなり、設備の稼働率が低下する虞がある。
【0006】
そこで、物品を搬送する第1台車と第1台車を搭載可能な第2台車とを備えた自動倉庫において、第1台車が特定の温度環境下を走行する場合であっても、第1台車における不具合の発生率を低減し、設備の稼働率の低下を抑制することが可能な自動倉庫の実現が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る自動倉庫は、水平面に沿う特定の方向である第1方向に物品を並べて保管可能な保管部が、上下方向視で前記第1方向に交差する方向である第2方向に複数列設けられた保管設備と、前記第1方向に沿って走行して前記保管部において前記物品を搬送する第1台車と、前記第1台車を搭載可能であって、前記保管部の外部において前記第2方向に沿って走行する第2台車と、を備えた自動倉庫であって、
前記第2台車は、前記第1台車に給電する給電部を備え、
前記第1台車は、蓄電装置と、前記蓄電装置に蓄えられた電力を用いて前記第1台車を走行させる走行駆動装置と、前記走行駆動装置を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記走行駆動装置の制御信号の生成を行う制御ユニットと、前記給電部から供給された電力及び前記蓄電装置に蓄えられた電力の少なくとも一方を用いて熱を発生させる発熱装置と、断熱材を用いて形成された断熱ケースと、を備え、
前記制御ユニット及び前記発熱装置が、前記断熱ケースの内部に収容されている。
【0008】
本構成によれば、第1台車の制御ユニットに低温や温度変化に弱い部品が含まれている場合であっても、発熱装置が発生させる熱により制御ユニットが温められるため、制御ユニットを許容される温度範囲内に保ちやすくなる。従って、第1台車が、例えば低温環境や温度差が大きい環境等のような特定の温度環境下を走行する場合であっても、制御ユニットの不具合の発生率を低減することができる。
また本構成によれば、制御ユニット及び発熱装置が断熱ケースの内部に収容されているため、発熱装置により発生させた熱を断熱ケースの内部に留め易く、発熱装置で消費する電力を少なく抑え易い。従って、第1台車が備える蓄電装置の小型化を図り易い。
このように、本構成によれば、物品を搬送する第1台車と第1台車を搭載可能な第2台車とを備えた自動倉庫において、第1台車が特定の温度環境下を走行する場合であっても、第1台車における不具合の発生率を低減し、設備の稼働率の低下を抑制することができる。
【0009】
自動倉庫のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する例示的且つ非限定的な実施形態についての以下の記載から明確となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
保管設備の平面図
保管設備の一部の縦断正面図
保管設備の一部の斜視図
第1台車の内部構造を模式的に示す平面図
制御ブロック図
第1台車及び第2台車の走行経路を模式的に示した平面図
制御フロー図
制御フロー図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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