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公開番号2025112248
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024107959
出願日2024-07-04
発明の名称物体搬送システム
出願人台湾大福高科技設備股分有限公司,株式会社ダイフク
代理人個人
主分類B65G 35/00 20060101AFI20250724BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】台車部を安定してレールに進入させ、レールに進入する時の衝撃を軽減することができる物体搬送システムを提供する。
【解決手段】本発明の物体搬送システムは、物体搬送装置と、載置台と、を含む。物体搬送装置は、走行部、台車部、及び移載機部を含む。物体搬送装置と載置台との間に横方向に沿って延伸するレールが配置される。台車部の横方向移動機構は、レールに沿って往復移動する。レールは、傾斜部及び水平部を含み、傾斜部は、横方向における物体搬送装置から離れる方向に向かって且つ上下方向の上方に向かって傾斜して延伸する。横方向移動機構が横方向における物体搬送装置から離れる方向に移動する時、横方向移動機構における第1ローラ及び第2ローラは、レールに沿って移動する。横方向移動機構が載置台に移動した時、走行方向に見た視角において、傾斜部と水平部の境界は、第1ローラ及び第2ローラの間に位置している。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
物体搬送装置と、前記物体搬送装置に隣接して配置される載置台と、を含む物体搬送システムであって、
前記物体搬送装置は、
走行レールに配置され、走行方向に沿って移動する走行部と、
前記走行部の下方に設置され、横方向に沿って移動する横方向移動機構及び上下方向に沿って移動する昇降機構を含む台車部と、
前記昇降機構の下方に設置される移載機部と、
を備え、
前記物体搬送装置と前記載置台との間に前記横方向に沿って延伸するレールが配置され、
前記横方向移動機構は、前記レールに沿って前記物体搬送装置と前記載置台との間で前記横方向に往復移動し、且つ
前記横方向移動機構は、前記横方向上の一方に第1ローラが設置され、他方に第2ローラが設置され、
前記レールは、傾斜部と水平部を含み、前記傾斜部は、前記横方向における前記物体搬送装置から離れる方向に向かって且つ前記上下方向の上方に向かって傾斜して延伸し、
前記横方向移動機構が前記横方向における前記物体搬送装置から離れる方向に移動する時、前記第1ローラ及び前記第2ローラは、前記レールに沿って移動し、且つ
前記横方向移動機構が前記載置台に移動した時、前記走行方向に見た視角において、前記傾斜部と前記水平部の境界は、前記第1ローラ及び前記第2ローラの間に位置している、物体搬送システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1ローラの寸法は、前記第2ローラの寸法と同じであり、且つ前記第1ローラ及び前記第2ローラは、前記走行方向に対してオフセットして設置し、
前記レールは、前記走行方向に隣接して設置される第1レール及び第2レールを含み、
前記横方向移動機構が前記横方向における前記物体搬送装置から離れる方向に移動する時、前記第1ローラは、前記第2ローラより前記物体搬送装置から離れ、且つ前記第1ローラは、前記第1レールに沿って移動し、前記第2ローラは、前記第2レールに沿って移動する請求項1に記載の物体搬送システム。
【請求項3】
前記傾斜部は、前記第1レールに配置され、
前記水平部は、前記傾斜部より前記物体搬送装置から離れ、且つ
前記傾斜部は、前記水平部に向かって傾斜して延伸する請求項2に記載の物体搬送システム。
【請求項4】
前記第1ローラの寸法は、前記第2ローラの寸法よりも小さく、
前記水平部は、第1水平部と、前記第1水平部よりも前記物体搬送装置に近い第2水平部を含み、
前記第1水平部の前記上下方向の水平高さは、前記第2水平部の前記上下方向の水平高さよりも高く、且つ
前記傾斜部は、前記第1水平部と前記第2水平部との間に設置されて両者を接続し、
前記横方向移動機構が前記横方向における前記物体搬送装置から離れる方向に移動する時、前記第1ローラは、前記第2ローラより前記物体搬送装置から離れ、且つ
前記横方向移動機構が前記載置台に移動した時、前記第1ローラは、前記第1水平部に位置し、前記第2ローラは、前記第2水平部に位置している請求項1に記載の物体搬送システム。
【請求項5】
前記載置台は、前記物体搬送装置の一方側に設置される第1載置台と、前記物体搬送装置の他方側に設置される第2載置台を含み、
前記レールは、前記物体搬送装置と前記第1載置台との間に配置される第1レールと、前記物体搬送装置と前記第2載置台との間に配置される第2レールと、を備え、且つ前記横方向に見た視角において、前記第1レール及び前記第2レールが隣接して設置され、
前記第1ローラは、前記走行方向に第3ローラが隣接して配置され、前記第2ローラは、前記走行方向に第4ローラが隣接して配置され、
前記横方向移動機構が前記横方向における前記第1載置台が位置する一方側に移動する時、前記第1ローラと前記第2ローラは、前記第1レールに沿って移動し、
前記横方向移動機構が前記横方向における前記第2載置台が位置する他方側に移動する時、前記第3ローラと前記第4ローラは、前記第2レールに沿って移動する請求項4に記載の物体搬送システム。
【請求項6】
前記第3ローラの寸法は、前記第2ローラの寸法と同じであり、前記第4ローラの寸法は、前記第1ローラの寸法と同じである請求項5に記載の物体搬送システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物体搬送システムに関し、特に、横方向移動機構が移動時に傾斜する問題を改善する物体搬送システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の物体搬送システムでは、物体搬送装置は、異なる停留点の間で移動して物体を搬送する。物体搬送装置が停留点に停留する時、物体搬送装置の台車部を横方向に位置する載置台まで移動することによって物体をピックアップ、リリースする作業を行う。しかし、台車部が載置台に接近する時、台車部上の横方向移動機構のローラ(横方向において載置台側に近いローラ)は、レールの接続部に沿って進入する時に衝撃を生成して振動を発生させ、且つその振動を抑制するためにレールの位置を元の位置よりも低い位置まで下降させ、台車部が載置台に完全に進入した後に傾斜した状態になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、台車部の傾斜の角度を補正し、レールに進入する時の衝撃を軽減することができる物体搬送システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の物体搬送システムは、物体搬送装置と、物体搬送装置に隣接して配置される載置台と、を含む。物体搬送装置は、走行部、台車部、及び移載機部を含む。走行部は、走行レールに配置され、走行方向に沿って移動する。台車部は、走行部の下方に設置され、横方向に沿って移動する横方向移動機構及び上下方向に沿って移動する昇降機構を含む。移載機部は、昇降機構の下方に設置される。物体搬送装置と載置台との間に横方向に沿って延伸するレールが配置される。横方向移動機構は、レールに沿って物体搬送装置と載置台との間で横方向に往復移動し、且つ横方向移動機構は、横方向上の一方に第1ローラが設置され、他方に第2ローラが設置される。レールは、傾斜部と水平部を含み、傾斜部は、横方向における物体搬送装置から離れる方向に向かって且つ上下方向の上方に向かって傾斜して延伸する。横方向移動機構が横方向における物体搬送装置から離れる方向に移動する時、第1ローラ及び第2ローラは、レールに沿って移動し、且つ横方向移動機構が載置台に移動した時、走行方向に見た視角において、傾斜部と水平部の境界は、第1ローラ及び第2ローラの間に位置している。
【0005】
本発明の一実施形態において、第1ローラの寸法は、第2ローラの寸法と同じであり、且つ第1ローラ及び第2ローラは、走行方向に対してオフセットして設置する。レールは、走行方向に隣接して設置される第1レール及び第2レールを含む。横方向移動機構が横方向における物体搬送装置から離れる方向に移動する時、第1ローラは、第2ローラより物体搬送装置から離れ、且つ第1ローラは、第1レールに沿って移動し、第2ローラは、第2レールに沿って移動する。
【0006】
本発明の一実施形態において、傾斜部は、第1レールに配置され、水平部は、傾斜部より物体搬送装置から離れ、且つ傾斜部は、水平部に向かって傾斜して延伸する。
【0007】
本発明の一実施形態において、第1ローラの寸法は、第2ローラの寸法よりも小さい。水平部は、第1水平部と、第1水平部よりも物体搬送装置に近い第2水平部を含む。第1水平部の上下方向の水平高さは、第2水平部の上下方向の水平高さよりも高く、且つ傾斜部は、第1水平部と第2水平部との間に設置されて両者を接続する。横方向移動機構が横方向における物体搬送装置から離れる方向に移動する時、第1ローラは、第2ローラより物体搬送装置から離れ、且つ横方向移動機構が載置台に移動した時、第1ローラは、第1水平部に位置し、第2ローラは、第2水平部に位置している。
【0008】
本発明の一実施形態において、載置台は、物体搬送装置の一方側に設置される第1載置台と、他方側に設置される第2載置台を含む。レールは、物体搬送装置と第1載置台との間に配置される第1レールと、物体搬送装置と第2載置台との間に配置される第2レールと、を備え、且つ横方向に見た視角において、第1レール及び第2レールは、走行方向に隣接して設置される。第1ローラは、走行方向に第3ローラが隣接して配置され、第2ローラは、走行方向に第4ローラが隣接して配置される。横方向移動機構が横方向における第1載置台が位置する一方側に移動する時、第1ローラと第2ローラは、第1レールに沿って移動する。横方向移動機構が横方向における第2載置台が位置する他方側に移動する時、第3ローラと第4ローラは、第2レールに沿って移動する。
【0009】
本発明の一実施形態において、第3ローラの寸法は、第2ローラの寸法と同じであり、第4ローラの寸法は、第1ローラの寸法と同じである。
【発明の効果】
【0010】
上記に基づき、本発明の物体搬送システムの物体搬送装置では、台車部の横方向移動機構は、傾斜部及び水平部を有するレールに沿って移動し、且つ傾斜部は、物体搬送装置から離れる方向且つ上下方向の上方に傾斜して延伸する。横方向移動機構における第1ローラ及び第2ローラがレールに沿って移動する過程において、第1ローラと第2ローラの少なく一方がレール上の傾斜部を介して、台車部の傾斜を補正させる。また、横方向移動機構が載置台に移動した後、傾斜部及び水平部の境界は、第1ローラと第2ローラとの間に位置し、即ち、第1ローラと第2ローラの少なくとも一方が水平部に位置する。これにより、本発明の物体搬送システムは、台車部の傾斜の角度を補正し、レールに進入する時の衝撃を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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