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公開番号
2025081938
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-28
出願番号
2023195050
出願日
2023-11-16
発明の名称
コネクタ組立体
出願人
日本航空電子工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20250521BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】互いに同一構成を有する第1コネクタおよび第2コネクタにより電線同士の接続を行いながらも簡単な構造で防水を図ることができるコネクタ組立体を提供する。
【解決手段】第1コネクタ11は、第1コンタクト13が収容される第1コンタクト収容部を囲むように第1インシュレータ12の平面状の第1接合面12B上に配置される第1防水シート14を有し、第2コネクタ21は、第2コンタクト23が収容される第2コンタクト収容部を囲むように第2インシュレータ22の平面状の第2接合面22B上に配置される第2防水シート24を有し、第1コネクタ11および第2コネクタ21が互いに嵌合すると、第1防水シート14および第2防水シート24が互いに密着し、第1コンタクト13および第2コンタクト23が互いに接触して第1電線C1および第2電線C2が互いに電気的に接続される。
【選択図】 図11
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電線の端部に連結される第1コネクタと第2電線の端部に連結され且つ前記第1コネクタと同一構成を有する第2コネクタが互いに嵌合するコネクタ組立体であって、
前記第1コネクタは、第1インシュレータと、前記第1インシュレータに保持され且つ前記第1電線の端部に接続される第1コンタクトと、第1防水シートを有し、
前記第2コネクタは、第2インシュレータと、前記第2インシュレータに保持され且つ前記第2電線の端部に接続される第2コンタクトと、第2防水シートを有し、
前記第1インシュレータは、平面状の第1接合面と、前記第1接合面に形成され且つ前記第1コンタクトが収容される凹状の第1コンタクト収容部を有し、
前記第2インシュレータは、前記第1接合面に対向する平面状の第2接合面と、前記第2接合面に形成され且つ前記第2コンタクトが収容される凹状の第2コンタクト収容部を有し、
前記第1防水シートは、前記第1コンタクト収容部を囲むように前記第1接合面上に配置され、
前記第2防水シートは、前記第2コンタクト収容部を囲むように前記第2接合面上に配置され、
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタが互いに嵌合すると、前記第1防水シートおよび前記第2防水シートが前記第1接合面と前記第2接合面の間に挟まれて互いに密着し、前記第1コンタクトおよび前記第2コンタクトが互いに接触して前記第1電線および前記第2電線が互いに電気的に接続されるコネクタ組立体。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1電線および前記第2電線は、それぞれ、導体部の外周部が絶縁被膜部により覆われた被膜電線からなり、
前記第1電線の端部における前記導体部は、前記第1コンタクト収容部内において前記第1コンタクトに接続され、
前記第2電線の端部における前記導体部は、前記第2コンタクト収容部内において前記第2コンタクトに接続される請求項1に記載のコネクタ組立体。
【請求項3】
前記第1インシュレータは、前記第1コンタクト収容部に連通するように前記第1接合面に形成され且つ前記第1電線の前記絶縁被膜部を収容する第1電線収容溝を有し、
前記第2インシュレータは、前記第2コンタクト収容部に連通するように前記第2接合面に形成され且つ前記第2電線の前記絶縁被膜部を収容する第2電線収容溝を有し、
前記第1電線収容溝の底面と前記第1電線の一部との間に前記第1防水シートが挟まれ、
前記第2電線収容溝の底面と前記第2電線の一部との間に前記第2防水シートが挟まれる請求項2に記載のコネクタ組立体。
【請求項4】
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、前記第1接合面および前記第2接合面に直交する方向に沿って前記第2コネクタを前記第1コネクタに相対的に押し付けることにより、互いに嵌合する請求項3に記載のコネクタ組立体。
【請求項5】
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、前記第2接合面および前記第1接合面に沿って相対移動することにより、互いに嵌合する請求項3に記載のコネクタ組立体。
【請求項6】
前記第1コンタクトは、前記第2コネクタに向かって突出する第1凸部を有し、
前記第2コンタクトは、前記第1コネクタに向かって突出する第2凸部を有し、
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、前記第1凸部および前記第2凸部が互いに乗り越えるまで相対移動する請求項5に記載のコネクタ組立体。
【請求項7】
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、互いに直進スライドするように相対移動する請求項5に記載のコネクタ組立体。
【請求項8】
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタは、互いに回転スライドするように相対移動する請求項5に記載のコネクタ組立体。
【請求項9】
前記第1インシュレータは、第1ロック部と第1被ロック部を有し、
前記第2インシュレータは、第2ロック部と第2被ロック部を有し、
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタが互いに嵌合すると、前記第1被ロック部が前記第2ロック部にロックされ且つ前記第2ロック被部が前記第1ロック部にロックされることにより、前記第1インシュレータおよび前記第2インシュレータが互いに固定される請求項1~8のいずれか一項に記載のコネクタ組立体。
【請求項10】
前記第1インシュレータは、第1ロック部を有し、
前記第2インシュレータは、第2ロック部を有し、
前記第1コネクタおよび前記第2コネクタが互いに嵌合すると、前記第1ロック部および前記第2ロック部が相互に干渉することにより、前記第1インシュレータおよび前記第2インシュレータが互いに固定される請求項1~8のいずれか一項に記載のコネクタ組立体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタ組立体に係り、特に、第1電線の端部に連結される第1コネクタと第2電線の端部に連結され且つ第1コネクタと同一構成を有する第2コネクタが互いに嵌合するコネクタ組立体に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、2本の電線同士を接続するためのコネクタが知られている。
例えば、特許文献1には、図43に示されるように、第1コネクタ1と第2コネクタ2を互いに嵌合させることで複数の電線同士を接続するコネクタ組立体が開示されている。第1コネクタ1と第2コネクタ2は、互いに同一構成を有するもので、雌雄同体に形成されている。
【0003】
第1コネクタ1は、第1インシュレータ3と、第1インシュレータ3に保持された複数の第1コンタクト4を有している。第1インシュレータ3は、第1コネクタ1の前方に向かって延び且つ複数の第1コンタクト4が配置された平板状のブレード部3Aと、ブレード部3Aの両側部に隣接し且つブレード部3Aとは異なる面において前方に延びる一対のガイド部3Bを有している。
【0004】
第2コネクタ2は、第1コネクタ1と同様に、第2インシュレータ5と、第2インシュレータ5に保持された図示しない複数の第2コンタクト6を有している。第2インシュレータ5は、第2コネクタ2の前方に向かって延び且つ複数の第2コンタクト6が配置された平板状のブレード部5Aと、ブレード部5Aの両側部に隣接し且つブレード部5Aとは異なる面において前方に延びる一対のガイド部5Bを有している。
【0005】
図43に示されるように、前後、左右、上下を互いに逆向きにして第1コネクタ1と第2コネクタ2を互いに差し合わせると、ブレード部3Aとブレード部5Aが互いに重なり合い、また、一対のガイド部3Bと一対のガイド部5Bがそれぞれ互いに重なり合って接触することで、第1コネクタ1と第2コネクタ2は嵌合状態となる。
これにより、図44に示されるように、ブレード部3Aに配置されている第1コンタクト4の接点部4Aとブレード部5Aに配置されている第2コンタクト6の接点部6Aが弾性的に接触し、複数の第1コンタクト4と複数の第2コンタクト6は互いに電気的に接続される。
【0006】
複数の第1コンタクト4の接点部4Aと複数の第2コンタクト6の接点部6Aが弾性的に接触することで、第1コネクタ1と第2コネクタ2に互いに遠ざける方向の力が作用するが、図43に示される一対のガイド部3Bと一対のガイド部5Bが互いに対向して接触することにより、第1コネクタ1と第2コネクタ2の嵌合状態が維持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平8-55657号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この種のコネクタ組立体においては、外部から第1コンタクト4と第2コンタクト6の接触箇所に水が浸入することを防止するために、防水構造を有することが望まれる。しかしながら、第1インシュレータ3および第2インシュレータ5は、それぞれ、前方に延びるブレード部3A、5Aと、ブレード部3A、5Aとは異なる面において前方に延びる一対のガイド部3B、5Bを有し、ブレード部3Aとブレード部5Aが互いに重なり合い、一対のガイド部3Bと一対のガイド部5Bが互いに重なり合うことで嵌合状態となる。
第1インシュレータ3および第2インシュレータ5が、このように複雑な構造を有するために、防水構造を形成することが困難であるという問題がある。
【0009】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、互いに同一構成を有する第1コネクタおよび第2コネクタにより電線同士の接続を行いながらも簡単な構造で防水を図ることができるコネクタ組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明に係るコネクタ組立体は、
第1電線の端部に連結される第1コネクタと第2電線の端部に連結され且つ第1コネクタと同一構成を有する第2コネクタが互いに嵌合するコネクタ組立体であって、
第1コネクタは、第1インシュレータと、第1インシュレータに保持され且つ第1電線の端部に接続される第1コンタクトと、第1防水シートを有し、
第2コネクタは、第2インシュレータと、第2インシュレータに保持され且つ第2電線の端部に接続される第2コンタクトと、第2防水シートを有し、
第1インシュレータは、平面状の第1接合面と、第1接合面に形成され且つ第1コンタクトが収容される凹状の第1コンタクト収容部を有し、
第2インシュレータは、第1接合面に対向する平面状の第2接合面と、第2接合面に形成され且つ第2コンタクトが収容される凹状の第2コンタクト収容部を有し、
第1防水シートは、第1コンタクト収容部を囲むように第1接合面上に配置され、
第2防水シートは、第2コンタクト収容部を囲むように第2接合面上に配置され、
第1コネクタおよび第2コネクタが互いに嵌合すると、第1防水シートおよび第2防水シートが第1接合面と第2接合面の間に挟まれて互いに密着し、第1コンタクトおよび第2コンタクトが互いに接触して第1電線および第2電線が互いに電気的に接続されるものである。
(【0011】以降は省略されています)
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