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公開番号2025080387
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-26
出願番号2023193496
出願日2023-11-14
発明の名称平型導体用電気コネクタ
出願人ヒロセ電機株式会社
代理人個人
主分類H01R 12/75 20110101AFI20250519BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子製造のための打抜金型の強度を十分に大きく確保しつつ、端子自体の強度も十分に大きく確保することが可能な平型導体用電気コネクタを提供する。
【解決手段】一方の腕部21における第一延長部21B-1および第二延長部21B-2のうち少なくとも一方は、平型導体Cの厚み方向に弾性変位可能となっており、第二延長部21B-2は、前後方向で他方の腕部22と重複する位置まで延びており、基腕部21Aにおける受入空間11側の縁は、前後方向にて少なくとも後端にまで及ぶ所定範囲で、後方に向かうにつれて受入空間11から離れるようになっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
前後方向に延びる平型導体が接続される平型導体用電気コネクタであって、
前記平型導体が前方へ向けて挿入されるように後方へ向けて開放された受入空間が形成されたハウジングと、
前後方向および平型導体の厚み方向の両方向に対して直角な方向を端子配列方向として、端子配列方向に対して板面が直角をなした状態で前記ハウジングに配列保持される複数の端子とを有する平型導体用電気コネクタにおいて、
前記端子は、前記厚み方向で前記受入空間に対して一方の側に位置し前後方向に延びる一方の腕部と、前記厚み方向で前記受入空間に対して他方の側に位置し前後方向に延びる他方の腕部と、前記一方の腕部と前記他方の腕部の前端部同士を連結する連結腕部とを有し、
前記一方の腕部は、前記連結腕部から後方へ延びる基腕部と、前記基腕部の後端から後方へ延びる延長腕部とを有し、
前記延長腕部は、前記基腕部の後端から延びる第一延長部と、前記第一延長部よりも前記受入空間側に位置し前記第一延長部の後端で変向して前方へ延びる第二延長部とを有し、
前記第一延長部および前記第二延長部のうち少なくとも一方は、前記厚み方向に弾性変位可能となっており、
前記第二延長部は、前後方向で前記他方の腕部と重複する位置まで延びており、
前記基腕部における前記受入空間側の縁は、前後方向にて少なくとも後端にまで及ぶ所定範囲で、後方に向かうにつれて前記受入空間から離れるようになっていることを特徴とする平型導体用電気コネクタ。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記第二延長部は、前後方向で前記他方の腕部と重複する位置に、前記平型導体に接圧をもって接触可能な一方の接触部を有し、
前記他方の腕部は、前記平型導体に接圧をもって接触することで前記一方の接触部と協働して前記平型導体を挟持可能な他方の接触部を有していることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
【請求項3】
前記基腕部における前記受入空間側の縁は、前記所定範囲で直状に傾斜していることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
【請求項4】
前記他方の腕部における前記受入空間側の縁は、前後方向にて少なくとも一部が前記基腕部の前記所定範囲と重複する他の所定範囲で、後方に向かうにつれて前記受入空間に近づくようになっていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
【請求項5】
前記他方の腕部における前記受入空間側の縁は、前記他の所定範囲で直状に傾斜していることとする請求項4に記載の平型導体用電気コネクタ。
【請求項6】
前記基腕部における前記受入空間側の縁は、前記所定の範囲よりも前方に切欠部が形成されていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。
【請求項7】
前記連結腕部は、前記受入空間側の縁に切欠部が形成されていることとする請求項1に記載の平型導体用電気コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、平型導体が接続される平型導体用電気コネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
前後方向に延び上下方向に厚みをもつ帯状の平型導体が前方へ向けて挿入接続されるコネクタが特許文献1に開示されている。この特許文献1のコネクタは、回路基板の実装面に実装されており、平型導体の帯幅方向を端子配列方向として配列された複数の端子がハウジングに保持されている。
【0003】
端子は、金属板部材を打ち抜いて平板状に作られており、端子配列方向に対して板面が直角をなした姿勢で設けられている。端子は、ハウジングの底壁に沿って延びる下腕部と、ハウジングの上壁に沿って延びる上腕部と、下腕部と上腕部の前端部同士を連結する連結部とを有している。
【0004】
下腕部は、前後方向で直状に延びる基腕部と、上下方向に弾性変位可能な2つの弾性腕部とを有している。ここで、2つの弾性腕部とは、下腕部の前端から後方へ向けて延びる前方弾性腕部、および下腕部の後端から前方へ向けて延びる後方弾性腕部である。基腕部は、ハウジングの底壁によって下方から支持されている。前方弾性腕部は、下方に弾性変位しながら、該前方弾性腕部の後端に形成された前方接触部で平型導体に下方から接触可能となっている。後方弾性腕部は、下方に弾性変位しながら、その前端に形成された後方接触部で平型導体に下方から接触可能となっている。上腕部は、後端側に形成された押圧部で平型導体を下方へ向けて、すなわち前方接触部および後方接触部へ向けて押圧するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-043299号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、下腕部の弾性腕部と基腕部とが近接しているので、端子の製造時に金属板部材を打ち抜くための打抜金型において、弾性腕部と基腕部との間に対応する部分が小さくなり、その部分の十分な強度を確保するのが困難であった。仮に、弾性腕部を基腕部から大きく離間させるために弾性腕部をさらに上方の位置に設けようとした場合、弾性腕部は上腕部に近接することとなる。その場合には、打抜金型において、弾性腕部と上腕部との間に対応する部分が小さくなる。つまり、打抜金型の十分な強度を確保できないという問題は解消しない。
【0007】
また、仮に、基腕部を細くして該基腕部と弾性腕部との距離を大きくしようとすると、基腕部ひいては端子自体における強度が低下してしまう。
【0008】
本発明は、かかる事情に鑑み、端子製造のための打抜金型の強度を十分に大きく確保しつつ、端子自体の強度も十分に大きく確保することが可能な平型導体用電気コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(1) 本発明に係る平型導体用電気コネクタは、前後方向に延びる平型導体が接続される平型導体用電気コネクタであって、前記平型導体が前方へ向けて挿入されるように後方へ向けて開放された受入空間が形成されたハウジングと、前後方向および平型導体の厚み方向の両方向に対して直角な方向を端子配列方向として、端子配列方向に対して板面が直角をなした状態で前記ハウジングに配列保持される複数の端子とを有する。
【0010】
かかる平型導体用電気コネクタにおいて、本発明では、前記端子は、前記厚み方向で前記受入空間に対して一方の側に位置し前後方向に延びる一方の腕部と、前記厚み方向で前記受入空間に対して他方の側に位置し前後方向に延びる他方の腕部と、前記一方の腕部と前記他方の腕部の前端部同士を連結する連結腕部とを有し、前記一方の腕部は、前記連結腕部から後方へ延びる基腕部と、前記基腕部の後端から後方へ延びる延長腕部とを有し、前記延長腕部は、前記基腕部の後端から延びる第一延長部と、前記第一延長部よりも前記受入空間側に位置し前記第一延長部の後端で変向して前方へ延びる第二延長部とを有し、前記第一延長部および前記第二延長部のうち少なくとも一方は、前記厚み方向に弾性変位可能となっており、前記第二延長部は、前後方向で前記他方の腕部と重複する位置まで延びており、前記基腕部における前記受入空間側の縁は、前後方向にて少なくとも後端にまで及ぶ所定範囲で、後方に向かうにつれて前記受入空間から離れるようになっていることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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