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公開番号2025059181
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169025
出願日2023-09-29
発明の名称冷却器
出願人三桜工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 10/6554 20140101AFI20250403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】幅の広い発熱体に対応可能とする。
【解決手段】冷却器1は、長手方向Lに延びる冷却液通路11と、第一長手方向L1及び第二長手方向L2における冷却液通路11の端部を下方H2に開放する第一開口12及び第二開口13と、を有する第一冷却プレート10と、第一冷却プレート10と幅方向Wに隣接して、長手方向Lに延びる冷却液通路31と、第一長手方向L1及び第二長手方向L2における冷却液通路31の端部を下方H2に開放する第一開口32及び第二開口33と、を有する第二冷却プレート30と、第一冷却プレート10及び第二冷却プレート30を跨いで第二開口13及び第二開口33を覆うように第一冷却プレート10及び第二冷却プレート30に接合されることで、第二開口13と第二開口33とを連通する第一冷却液連通路61を形成する第一連通用蓋60と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
長手方向に延びる冷却液通路と、前記長手方向の一方の方向である第一長手方向における前記冷却液通路の端部を前記長手方向と直交する高さ方向の一方である下方に開放する第一開口と、前記第一長手方向とは反対の第二長手方向における前記冷却液通路の端部を前記下方に開放する第二開口と、を有し、前記長手方向及び前記高さ方向と直交する幅方向に互いに隣接する複数の冷却プレートと、
前記複数の冷却プレートを跨いで前記複数の冷却プレートの前記第二開口を覆うように前記複数の冷却プレートに接合されることで、前記複数の冷却プレートの前記第二開口に連通される第一冷却液連通路を形成する第一連通用蓋と、を備える、
冷却器。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記第一連通用蓋は、
前記複数の冷却プレートのそれぞれの前記第二開口を覆うように前記複数の冷却プレートのそれぞれに接合されて前記複数の冷却プレートのそれぞれの前記第二開口に連通される第三開口が形成された複数の冷却プレート用蓋部を有する、第一内蓋部と、
前記複数の冷却プレート用蓋部の前記第三開口を覆うように前記複数の冷却プレート用蓋部に接合されて、前記複数の冷却プレート用蓋部の前記三開口に連通される第一蓋内連通路を形成する第一外蓋部と、を有する、
請求項1に記載の冷却器。
【請求項3】
前記複数の冷却プレートのそれぞれは、冷却壁部と、前記冷却壁部の前記下方に配置されて前記冷却壁部と前記高さ方向に対向する底壁部と、前記冷却壁部及び前記底壁部に接続されて前記幅方向に対向される一対の側壁部と、を有し、
前記第一連通用蓋は、前記複数の冷却プレートの前記冷却壁部の前記下方に配置される、
請求項1又は2に記載の冷却器。
【請求項4】
前記複数の冷却プレートのそれぞれは、前記底壁部及び前記一対の側壁部の前記第一長手方向における端部が切り欠かれた第一切欠きと、前記底壁部及び前記一対の側壁部の前記第二長手方向における端部が切り欠かれた第二切欠きと、を有しており、
前記第一開口は、前記第一切欠きにより形成されており、
前記第二開口は、前記第二切欠きにより形成されている、
請求項3に記載の冷却器。
【請求項5】
前記第一長手方向における前記底壁部の先端は、前記第一長手方向における前記冷却壁部の先端よりも前記第二長手方向側に位置しており、
前記第二長手方向における前記底壁部の先端は、前記第二長手方向における前記冷却壁部の先端よりも前記第一長手方向側に位置している、
請求項3に記載の冷却器。
【請求項6】
前記第一開口は、前記底壁部と、前記第一長手方向における前記一対の側壁部の端面と、前記冷却壁部と、により形成されて、前記第一長手方向における前記一対の側壁部の前記端面は、前記第一長手方向における前記底壁部の先端から前記冷却壁部まで、前記第一長手方向側に傾斜して延びており、
前記第二開口は、前記底壁部と、前記第二長手方向における前記一対の側壁部の端面と、前記冷却壁部と、により形成されて、前記第二長手方向における前記一対の側壁部の前記端面は、前記第二長手方向における前記底壁部の先端から前記冷却壁部まで、前記第二長手方向側に傾斜して延びている、
請求項5に記載の冷却器。
【請求項7】
前記複数の冷却プレートのそれぞれは、前記冷却壁部から前記底壁部まで延びて前記冷却液通路を前記幅方向に区画する区画壁部を有し、
前記冷却液通路は、前記区画壁部により複数の小通路に区画された区画領域と、前記区画領域と前記第一開口との間に位置して前記複数の小通路が連通される第一チャンバ領域と、前記区画領域と前記第二開口との間に位置して前記複数の小通路が連通される第二チャンバ領域と、を有する、
請求項4に記載の冷却器。
【請求項8】
前記複数の冷却プレートのそれぞれは、前記冷却壁部から前記下方に突出して前記区画壁部から前記第一開口まで延びる第一開口側リブ部と、前記冷却壁部から前記下方に突出して前記区画壁部から前記第二開口まで延びる第二開口側リブ部と、を有する、
請求項7に記載の冷却器。
【請求項9】
前記複数の冷却プレートの一つである第一冷却プレートの前記第一開口を覆うように前記第一冷却プレートに接合される入口側終端用蓋と、
冷却液の供給口となる入口ポート部と、を更に備え、
前記第一冷却プレートの前記冷却壁部は、前記第一長手方向における前記冷却液通路の端部を前記下方とは反対の上方に開放する入口用開口を有し、
前記入口ポート部は、前記入口用開口に連通されるように前記第一冷却プレートの前記冷却壁部に接合される、
請求項3に記載の冷却器。
【請求項10】
前記複数の冷却プレートの一つである第二冷却プレートの前記第一開口を覆うように前記第二冷却プレートに接合される出口側終端用蓋と、
冷却液の排出口となる出口ポート部と、を更に備え、
前記第二冷却プレートの前記冷却壁部は、前記第一長手方向における前記冷却液通路の端部を前記下方とは反対の上方に開放する出口用開口を有し、
前記出口ポート部は、前記出口用開口に連通されるように前記第二冷却プレートの前記冷却壁部に接合される、
請求項9に記載の冷却器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、バッテリ等の発熱体を冷却する冷却器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリ等の発熱体を冷却する冷却器が記載されている。この冷却器は、複数の区画壁によって区画される複数の冷媒通路を有する押出成形材である冷却プレートと、冷却プレートの長手方向の一端に形成された第1の切欠き部にろう付けされた第1の上蓋体と、冷却プレートの長手方向の他端に形成された第2の切欠き部にろう付けされた第2の上蓋体と、を備えている。そして、第1の上蓋体及び第2の上蓋体に、冷媒通路に連通する冷媒流入口及び冷媒流出口が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6494134号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された冷却器では、冷却プレートを押出成形により作製しているが、押出成形で作製できる冷却プレートの幅には限界があるため、幅の広い発熱体に対応することが難しいという問題がある。
【0005】
ここで、複数の冷却器を幅方向に配列して複数の冷却器間をホース又はコネクタで接続することが考えられる。しかしながら、ホース又はコネクタの取り回しが煩雑になるとともに、ホース又はコネクタの取り回しによっては冷却プレートの長手方向及び高さ方向に大型化する可能性もある。このため、ホース又はコネクタを用いずに、幅の広い発熱体に対応することが望まれる。
【0006】
本発明の一側面は、幅の広い発熱体に対応することができる冷却器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1] 本発明の一側面に係る冷却器は、長手方向に延びる冷却液通路と、長手方向の一方の方向である第一長手方向における冷却液通路の端部を長手方向と直交する高さ方向の一方である下方に開放する第一開口と、第一長手方向とは反対の第二長手方向における冷却液通路の端部を下方に開放する第二開口と、を有し、長手方向及び高さ方向と直交する幅方向に互いに隣接する複数の冷却プレートと、複数の冷却プレートを跨いで複数の冷却プレートの第二開口を覆うように複数の冷却プレートに接合されることで、複数の冷却プレートの第二開口に連通される第一冷却液連通路を形成する第一連通用蓋と、を備える。
【0008】
この冷却器では、複数の冷却プレートのそれぞれにおいて、第一開口及び第二開口の何れか一方から冷却液通路に冷却液を供給すると、冷却液は、冷却液通路を通って、第一開口及び第二開口の何れか他方から複数の冷却プレートのそれぞれの外部に排出される。これにより、複数の冷却プレートのそれぞれにおいて発熱体と冷却液とが熱交換されて発熱体が冷却されるため、冷却プレート単体でも発熱体を冷却することができる。そして、この冷却器では、複数の冷却プレートが幅方向に互いに隣接され、第一連通用蓋が複数の冷却プレートを跨いで複数の冷却プレートの第二開口を覆うように複数の冷却プレートに接合されることで、複数の冷却プレートの第二開口に連通される第一冷却液連通路が形成される。これにより、複数の冷却プレートの冷却液通路が第一冷却液連通路を介して互いに連通されるため、長手方向に大型化するのを抑制しつつ、幅の広い発熱体に対応することができる。しかも、冷却プレートを追加していくことで、冷却器の幅を更に広げることができるため、更に幅の広い発熱体にも対応することができる。
【0009】
[2] [1]に記載の冷却器において、第一連通用蓋は、複数の冷却プレートのそれぞれの第二開口を覆うように複数の冷却プレートのそれぞれに接合されて複数の冷却プレートのそれぞれの第二開口に連通される第三開口が形成された複数の冷却プレート用蓋部を有する、第一内蓋部と、複数の冷却プレート用蓋部の第三開口を覆うように複数の冷却プレート用蓋部に接合されて、複数の冷却プレート用蓋部の三開口に連通される第一蓋内連通路を形成する第一外蓋部と、を有してもよい。
【0010】
この冷却器では、複数の冷却プレートに第一内蓋部を接合し、第一内蓋部に第一外蓋部を接合することで、複数の冷却プレートのそれぞれの冷却液通路が、複数の冷却プレート用蓋部のそれぞれの第三開口及び第一蓋内連通路を介して連通される。つまり、複数の冷却プレート用蓋部のそれぞれの第三開口及び第一蓋内連通路が、複数の冷却プレートの第二開口に連通される第一冷却液連通路となる。このため、気密な第一冷却液連通路を容易に形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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