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公開番号2025089538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2025054904,2022065120
出願日2025-03-28,2022-04-11
発明の名称冷却器
出願人三桜工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 23/473 20060101AFI20250605BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】製造コストを低減する。
【解決手段】冷却器1は、冷媒通路2を有する。冷却器1は、長手方向Lに延びて長手方向Lと直交する幅方向Wに冷媒通路2を区画する複数の区画壁74と、長手方向Lの一方の方向である第一長手方向L1と、長手方向L及び幅方向Wと直交する高さ方向Hの一方の方向である第一高さ方向H1と、に冷媒通路2を開放する第一開口75と、を有する冷却プレート部7と、冷却プレート部7の第一開口75を塞ぐように冷却プレート部7に接合された第一蓋部8と、を備える。冷却プレート部7の第一蓋部8との第一接合面77は、長手方向Lよりも第一高さ方向H1側を向いている。
【選択図】図3



特許請求の範囲【請求項1】
冷媒通路を有する冷却器であって、
長手方向に延びて前記長手方向と直交する幅方向に前記冷媒通路を区画する複数の区画壁と、前記長手方向の一方の方向である第一長手方向と、前記長手方向及び前記幅方向と直交する高さ方向の一方の方向である第一高さ方向と、に前記冷媒通路を開放する開口と、を有する冷却プレート部と、
前記冷却プレート部の前記開口を塞ぐように前記冷却プレート部に接合された蓋部と、を備え、
前記冷却プレート部の前記蓋部との接合面は、前記長手方向よりも前記第一高さ方向側を向いており、
前記接合面は、前記長手方向及び前記幅方向に延びる水平面と、前記第一長手方向に向かうに従い前記第一高さ方向とは反対の第二高さ方向に向かう傾斜面と、により形成される、
冷却器。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記接合面は、前記高さ方向に延びる垂直面を有しない、
請求項1に記載の冷却器。
【請求項3】
前記冷却プレート部は、
前記長手方向及び前記幅方向に延びる底壁部と、
前記長手方向及び前記幅方向に延びて前記高さ方向において前記底壁部と対向する上壁部と、
前記底壁部及び前記上壁部に接続されて前記幅方向に対向する一対の側壁部と、を有し、
前記接合面は、前記底壁部、前記上壁部、及び前記一対の側壁部に形成される、
請求項1に記載の冷却器。
【請求項4】
前記接合面は、
前記上壁部の前記底壁部とは反対側の表面である上壁上面と、
前記上壁部の前記第一長手方向における端面である上壁端面と、
前記一対の側壁部の前記第一長手方向における端面である側壁端面と、
前記底壁部の前記第一長手方向における端面である底壁端面と、によりに形成され、
前記上壁上面に形成される前記接合面は、前記長手方向及び前記幅方向に延びる水平面であり、
前記上壁端面、前記側壁端面、及び前記底壁端面に形成される前記接合面は、前記第一長手方向に向かうに従い前記第一高さ方向とは反対の第二高さ方向に向かう傾斜面である、
請求項3に記載の冷却器。
【請求項5】
前記複数の区画壁の前記第一長手方向の端面である区画壁端面は、前記幅方向から見て、前記一対の側壁部の前記第一長手方向における端面である側壁端面と同じ位置に形成されている、
請求項3に記載の冷却器。
【請求項6】
前記複数の区画壁の前記第一長手方向の端面である区画壁端面は、前記第一長手方向に向かうに従い前記第一高さ方向とは反対の第二高さ方向に向かう傾斜面となっている、
請求項1に記載の冷却器。
【請求項7】
前記冷却器を外部機器に取り付けるための取付部を更に備え、
前記取付部は、前記接合面に対する前記冷媒通路の反対側に位置する、
請求項1に記載の冷却器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、バッテリ等を冷却する冷却器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリ等を冷却する冷却器が記載されている。この冷却器は、長手方向に沿う冷媒通路を有する偏平状の冷却プレートと、冷却プレートに接合されて冷媒通路に連通する冷媒流入口及冷媒流出口を有する一対の上蓋体と、を備える。冷却プレートの長手方向の両端には、幅方向の両壁部を残して上方及び長手方向端部を開放する一対の切欠部が形成されている。そして、一対の切欠部に一対の上蓋体がろう付けにより接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6494134号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された冷却器の冷却プレートは、上片、下片、及び一対の両側壁により偏平状に形成されている。そして、上片の上面と、下片及び一対の両側壁の長手方向の両端面とが、一対の上蓋体と接合される冷却プレートの接合面となる。しかしながら、上片の上面は水平面であるのに対し、下片及び一対の両側壁の長手方向の両端面は垂直面となる。このため、冷却プレートと一対の上蓋体とをろう付けする場合は、ろう材が、垂直面である下片及び一対の両側壁の長手方向の両端面から脱落しやすくなる。このため、ろう材を保持する保持具が必要になって、製造コストが高くなるという問題がある。
【0005】
ここで、冷却プレートと一対の上蓋体とを溶接により接合することも考えられる。しかしながら、水平面である上片の上面に対する溶接と、垂直面である下片及び一対の両側壁の長手方向の両端面に対する溶接とでは、その溶接方向が互いに直交する方向となる。つまり、水平面である上片の上面は、垂直方向から溶接する必要があり、垂直面である下片及び一対の両側壁の長手方向の両端面は、水平方向から溶接する必要がある。このため、大型の溶接設備が必要になって、製造コストが高くなるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の一側面は、製造コストを低減することができる冷却器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る冷却器は、以下の通りである。
【0008】
[1]
冷媒通路を有する冷却器であって、長手方向に延びて前記長手方向と直交する幅方向に前記冷媒通路を区画する複数の区画壁と、前記長手方向の一方の方向である第一長手方向と、前記長手方向及び前記幅方向と直交する高さ方向の一方の方向である第一高さ方向と、に前記冷媒通路を開放する開口と、を有する冷却プレート部と、前記冷却プレート部の前記開口を塞ぐように前記冷却プレート部に接合された蓋部と、を備え、前記冷却プレート部の前記蓋部との接合面は、前記長手方向よりも前記第一高さ方向側を向いている、冷却器。
【0009】
[1]の冷却器では、冷却プレート部に蓋部が接合されることで、冷却プレート部の開口が塞がれる。ここで、開口は、第一長手方向と第一高さ方向とに冷媒通路を開放するため、冷却プレート部の接合面には、高さ方向に変位する部分が存在する。しかしながら、冷却プレート部の接合面が、長手方向よりも第一高さ方向側を向いている。このため、冷却プレート部と蓋部とをろう付けにより接合する場合は、ろう材が接合面から脱落し難くなる。また、冷却プレート部と蓋部とを溶接により接合する場合は、長手方向に溶接方向を向けなくても済む。これにより、製造コストを低減することができる。
【0010】
[2]
前記接合面は、前記第一長手方向に向かうに従い前記第一高さ方向とは反対の第二高さ方向に向かう傾斜面を有する、[1]に記載の冷却器。
(【0011】以降は省略されています)

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