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公開番号2025058772
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168912
出願日2023-09-28
発明の名称半導体モジュール
出願人富士電機株式会社
代理人個人
主分類H01L 21/60 20060101AFI20250402BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】はんだ接合性を低下させることなく、封止樹脂とリードフレームの密着性を向上させ、高信頼性な製品を提供することができる半導体モジュールを提供する。
【解決手段】半導体モジュールは、半導体素子1を搭載した積層基板5と、半導体素子1と積層基板5上の導電性板3とを電気的に接続するリードフレーム10と、半導体素子1とリードフレーム10と積層基板5とを含む被封止部材を封止する封止樹脂8と、を備える。リードフレーム10は、Cu層30とAl層31から構成され、Cu層30が半導体素子1側にAl層31が封止樹脂8側に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
半導体素子を搭載した積層基板と、
前記半導体素子に電気的に接続されるリードフレームと、
前記半導体素子と前記リードフレームと前記積層基板とを含む被封止部材を封止する封止樹脂と、
を備え、
前記リードフレームは、Cu層とAl層から構成され、前記Cu層が前記半導体素子側に前記Al層が前記封止樹脂側に設けられていることを特徴とする半導体モジュール。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記Al層は、前記リードフレームの膜厚の10%以上50%以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項3】
前記Al層は、表面に酸化膜が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項4】
前記酸化膜は、膜厚が5μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項3に記載の半導体モジュール。
【請求項5】
前記酸化膜は、バリア層が80nm以上、空孔の孔径が15nm以下であることを特徴とする請求項3に記載の半導体モジュール。
【請求項6】
前記Al層は、前記リードフレームの前記封止樹脂側の屈曲部を被覆し、前記リードフレームの先端を露出していることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
【請求項7】
前記Al層は、前記リードフレームの前記封止樹脂側の屈曲部を含む30%以上80%以下を被覆していることを特徴とする請求項6に記載の半導体モジュール。
【請求項8】
前記封止樹脂は、エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1~7のいずれか一つに記載の半導体モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この開示は、半導体モジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、CuまたはCu合金からなる導体板と、少なくとも該導体板の半導体素子を搭載する一方面とは反対側の他方面に形成されたAl膜とを備えるリードフレームを具備するパワーモジュールが公知である(下記、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-134222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の半導体モジュールでは、熱線膨張係数差によってCu(銅)リードフレームと封止樹脂間に熱応力が発生し、樹脂剥離が発生するという課題がある。
【0005】
この開示は、上述した従来技術による問題点を解消するため、はんだ接合性を低下させることなく、封止樹脂とリードフレームの密着性を向上させ、高信頼性な製品を提供することができる半導体モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、本開示の目的を達成するため、この開示にかかる半導体モジュールは、次の特徴を有する。半導体モジュールは、半導体素子を搭載した積層基板と、前記半導体素子に電気的に接続されるリードフレームと、前記半導体素子と前記リードフレームと前記積層基板とを含む被封止部材を封止する封止樹脂と、を備える。前記リードフレームは、Cu層とAl層から構成され、前記Cu層が前記半導体素子側に前記Al層が前記封止樹脂側に設けられている。
【0007】
上述した開示によれば、リードフレームとはんだとの接合性を低下させることなく、封止樹脂とリードフレームの密着性を向上させることができ、パワーサイクル耐量が向上し、高信頼性な製品を提供することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる半導体モジュールによれば、はんだ接合性を低下させることなく、封止樹脂とリードフレームの密着性を向上させ、高信頼性な製品を提供することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態にかかる半導体モジュールの構造を示す断面図である。
実施の形態にかかる半導体モジュールの半導体チップとリードフレームとの接合部の構造を示す断面図である。
実施の形態にかかる半導体モジュールの半導体チップとリードフレームとの接合部の他の構造を示す断面図である(その1)。
実施の形態にかかる半導体モジュールの半導体チップとリードフレームとの接合部の他の構造を示す断面図である(その2)。
実施の形態にかかる半導体モジュールの半導体チップとリードフレームとの接合部の他の構造を示す断面図である(その3)。
実施の形態にかかる半導体モジュールの半導体チップとリードフレームとの接合部の他の構造を示す断面図である(その4)。
従来の半導体モジュールの半導体チップとリードフレームとの接合部の構造を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の概要>
上述した課題を解決し、本開示の目的を達成するため、この開示にかかる半導体モジュールは、次の特徴を有する。半導体モジュールは、半導体素子を搭載した積層基板と、前記半導体素子に電気的に接続されるリードフレームと、前記半導体素子と前記リードフレームと前記積層基板とを含む被封止部材を封止する封止樹脂と、を備える。前記リードフレームは、Cu層とAl層から構成され、前記Cu層が前記半導体素子側に前記Al層が前記封止樹脂側に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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