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公開番号
2025064001
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173349
出願日
2023-10-05
発明の名称
変圧器
出願人
富士電機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
主分類
H01F
27/32 20060101AFI20250410BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】内側巻線と外側巻線との間に配置されるバリヤ部材の変位や振動を抑制できるようにすること。
【解決手段】変圧器(1)は、鉄心(10)と、鉄心の周りに配置されて軸方向が上下方向に向けられる内側巻線(22)及び外側巻線(21)を有する巻線(20)と、巻線の上面側及び下面側に設けられて内側巻線を支持する内側支持部材(50)とを備えている。内側巻線及び外側巻線の間の空間(A)には、巻線の上下幅に対応した上下幅を有するバリヤ部材(60)が設けられる。支持部材は、巻線の径方向からバリヤ部材を挟み込んで支持している。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄心と、
前記鉄心の周りに配置されて軸方向が上下方向に向けられる内側巻線及び外側巻線を有する巻線と、
前記巻線の少なくとも下面側に設けられて該巻線を支持する支持部材とを備えた変圧器であって、
前記内側巻線及び前記外側巻線の間の空間には、前記巻線の上下幅に対応した上下幅を有するバリヤ部材が設けられ、
前記支持部材は、前記巻線の径方向から前記バリヤ部材を挟み込んで支持することを特徴とする変圧器。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記バリヤ部材は、所定の厚さを有する板状部材によって形成され、
前記支持部材は、前記バリヤ部材における厚さ方向一方の面に接触する突起と、前記バリヤ部材における厚さ方向他方の面に接触する弾性体とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の変圧器。
【請求項3】
前記鉄心及び前記巻線の上部及び下部を支持するフレームを更に備え、
前記支持部材は、前記巻線と前記フレームとに挟まれて配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変圧器。
【請求項4】
前記支持部材は、前記巻線の上面側及び下面側の両方に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変圧器。
【請求項5】
前記支持部材は、前記内側巻線を支持する内側支持部材と、該内側支持部材とは別体となって前記外側巻線を支持する外側支持部材とを備え、
前記バリヤ部材は、前記内側支持部材により支持されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の変圧器。
【請求項6】
前記支持部材は、前記内側巻線を支持する内側支持部材と、該内側支持部材とは別体となって前記外側巻線を支持する外側支持部材とを備え、
前記外側支持部材は、前記外側巻線の外周面に当接または所定間隔を隔てて配置される突出部を備えていることを特徴とする請求項4に記載の変圧器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内側巻線及び外側巻線を有する変圧器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、上下一対のフレームと、鉄心と、鉄心脚部に互いに同軸状に所定の空気ギャップを保持して配置された内側巻線及び外側巻線とを有する変圧器を開示している。内側巻線及び外側巻線は、軸方向両端部に放射状に複数個配された絶縁支持材により上下一対のフレーム間に支持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平2-49113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、変圧器にあっては、内側巻線及び外側巻線の間の空気ギャップに、各巻線における上下方向全長に亘って絶縁材からなるバリヤ部材を設け、空気ギャップにおける絶縁破壊強度を向上する構成が考えられる。かかるバリヤ部材は、内側巻線及び外側巻線を下方から支持する絶縁支持材の上に乗っているだけの状態で配置され、バリヤ部材に振動等の外力が加わると、バリヤ部材も振動したり変位したりする、という問題がある。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、内側巻線と外側巻線との間に配置されるバリヤ部材の変位や振動を抑制することができる変圧器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における変圧器は、鉄心と、前記鉄心の周りに配置されて軸方向が上下方向に向けられる内側巻線及び外側巻線を有する巻線と、前記巻線の少なくとも下面側に設けられて該巻線を支持する支持部材とを備えた変圧器であって、前記内側巻線及び前記外側巻線の間の空間には、前記巻線の上下幅に対応した上下幅を有するバリヤ部材が設けられ、前記支持部材は、前記巻線の径方向から前記バリヤ部材を挟み込んで支持することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、支持部材によって巻線の径方向からバリヤ部材を挟み込んで支持することができ、内側巻線と外側巻線との間にて、バリヤ部材における変位や振動を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る変圧器の一部構成を省略した正面図である。
前記変圧器の一部構成を省略した斜視図である。
脚部、巻線及びそれらの周辺構造の概略斜視図である。
脚部、巻線及びそれらの周辺構造の概略平面図である。
図5Aは、上方の外側支持部材、内側支持部材及びその周辺の縦断面図であり、図5Bは、下方の外側支持部材、内側支持部材及びその周辺の縦断面図である。
内側巻線、内側支持部材及びバリヤ部材の分解斜視図である。
図7Aは、内側支持部材の斜視図であり、図7Bは、図7Aの側面図であり、図7Cは、図7Aの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施の形態に係る変圧器について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下においては、本発明をモールド変圧器に適用する場合について説明する。しかしながら、本発明の適用対象は、モールド変圧器に限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、油入変圧器や、モールド変圧器以外の乾式変圧器(例えば、H種乾式変圧器等)、ガス絶縁変圧器に適用することもできる。
【0010】
ここで、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。また、以下の説明においては、「内」、「内側」、「内方」は、巻線の径方向にて中心側や中心に向かう方向とし、「外」、「外側」、「外方」は、その反対側とする。
(【0011】以降は省略されています)
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