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公開番号
2025084616
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198664
出願日
2023-11-22
発明の名称
自動販売機システム
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G07F
9/10 20060101AFI20250527BHJP(チェック装置)
要約
【課題】自動販売機と携帯端末とが適切な距離に位置する場合に自動販売機の前面扉を解錠可能な自動販売機システムを提供する。
【解決手段】この自動販売機システム100は、自動販売機10と、認証用近距離無線通信1と、距離測定用近距離無線通信2とを、自動販売機10と相互に行うことが可能な携帯端末20と、認証用近距離無線通信1を介した自動販売機10による携帯端末20に対する認証結果と、距離測定用近距離無線通信2に基づく自動販売機10と携帯端末20との間の距離L1が第1閾値T1以下であることとに基づいて、自動販売機10において前面に設けられた前面扉16が解錠されるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自動販売機と、
認証用近距離無線通信と、距離測定用近距離無線通信とを、前記自動販売機と相互に行うことが可能な携帯端末と、
前記認証用近距離無線通信を介した前記自動販売機による前記携帯端末に対する認証結果と、前記距離測定用近距離無線通信に基づく前記自動販売機と前記携帯端末との間の距離が第1閾値以下であることとに基づいて、前記自動販売機において前面に設けられた前面扉が解錠されるように構成されている、自動販売機システム。
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【請求項2】
前記携帯端末または前記自動販売機は、前記認証用近距離無線通信を介して前記自動販売機により前記携帯端末が認証されたことに基づいて、前記距離測定用近距離無線通信に基づいて前記自動販売機と前記携帯端末との間の距離を測定するように構成されている、請求項1に記載の自動販売機システム。
【請求項3】
前記自動販売機の前記前面扉が解錠された後、前記距離測定用近距離無線通信に基づく前記自動販売機と前記携帯端末との間の距離に基づいて、前記自動販売機の前記前面扉が施錠されるように構成されている、請求項1に記載の自動販売機システム。
【請求項4】
前記自動販売機は、前記認証用近距離無線通信により通信する自動販売機側第1通信部と、前記認証用近距離無線通信とは異なる通信方式である前記距離測定用近距離無線通信により通信する自動販売機側第2通信部とを含み、
前記携帯端末は、前記認証用近距離無線通信により通信する携帯端末側第1通信部と、前記距離測定用近距離無線通信により通信する携帯端末側第2通信部とを含む、請求項1に記載の自動販売機システム。
【請求項5】
前記距離測定用近距離無線通信の通信距離は、前記認証用近距離無線通信の通信距離よりも小さい、請求項4に記載の自動販売機システム。
【請求項6】
前記携帯端末を使用する作業者により別途使用されるとともに、前記自動販売機および前記携帯端末と前記距離測定用近距離無線通信を行う器具側通信部が設けられた器具をさらに備え、
前記認証用近距離無線通信を介した前記自動販売機による前記携帯端末に対する認証の結果と、前記距離測定用近距離無線通信に基づく前記自動販売機と前記携帯端末との間の距離と、前記距離測定用近距離無線通信に基づく前記器具と前記自動販売機および前記携帯端末との間の距離と、に基づいて、前記自動販売機の前記前面扉が解錠されるように構成されている、請求項1に記載の自動販売機システム。
【請求項7】
前記距離測定用近距離無線通信に基づいて測定された前記自動販売機と前記携帯端末との間の距離が前記第1閾値以下であることと、前記距離測定用近距離無線通信に基づいて測定された前記器具と前記自動販売機との間の距離が前記第1閾値よりも大きい第2閾値以下であることと、前記距離測定用近距離無線通信に基づいて測定された前記器具と前記携帯端末との間の距離が前記第1閾値よりも大きい第3閾値以下であることと、に基づいて、前記自動販売機の前記前面扉が解錠されるように構成されている、請求項6に記載の自動販売機システム。
【請求項8】
前記自動販売機の前記前面扉が解錠された後、前記距離測定用近距離無線通信に基づいて測定された前記自動販売機と前記携帯端末との間の距離が前記第1閾値よりも大きい第4閾値以上であることに基づいて、前記自動販売機の前記前面扉が施錠されるように構成されている、請求項3または7に記載の自動販売機システム。
【請求項9】
前記距離測定用近距離無線通信に基づいて測定された前記自動販売機と前記携帯端末との間の距離が前記第1閾値以下であることと、前記自動販売機に対する所定の操作が受け付けられたこととに基づいて、前記自動販売機の前記前面扉が解錠されるように構成されている、請求項1に記載の自動販売機システム。
【請求項10】
前記自動販売機に対する所定の操作としての、前記自動販売機に設けられた販売する商品を選択する商品選択ボタンの操作、および、前記自動販売機に設けられた貨幣返却用の返却レバーの操作のうちの少なくとも一方の操作が受け付けられたことに基づいて、前記自動販売機の前記前面扉が解錠されるように構成されている、請求項9に記載の自動販売機システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、自動販売機システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、自動販売機システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、自動販売機と、携帯端末とを備える自動販売機システムが開示されている。この自動販売機は、BLE(Bluetooth Low Energy)通信を介して携帯端末から自動販売機に対応する鍵情報が与えられた場合に、自動販売機の前面扉を解錠する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-87241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の自動販売機システムでは、自動販売機と携帯端末とがBLE通信の通信可能距離の範囲内に位置することにより、携帯端末を携帯する作業者が自動販売機の近くにいない場合でも、自動販売機の前面扉を解錠する場合がある。BLE通信による通信距離は数十mに及ぶため、自動販売機と携帯端末を携帯する作業者との間の距離が大きく離れていても自動販売機が解錠されてしまう。そこで、自動販売機と携帯端末とが適切な距離に位置する場合に自動販売機の前面扉を解錠できることが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、自動販売機と携帯端末とが適切な距離に位置する場合に自動販売機の前面扉を解錠可能な自動販売機システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による自動販売機システムは、自動販売機と、認証用近距離無線通信と、距離測定用近距離無線通信とを、自動販売機と相互に行うことが可能な携帯端末と、認証用近距離無線通信を介した自動販売機による携帯端末に対する認証結果と、距離測定用近距離無線通信に基づく自動販売機と携帯端末との間の距離が第1閾値以下であることとに基づいて、自動販売機において前面に設けられた前面扉が解錠されるように構成されている。
【0008】
この発明の一の局面による自動販売機システムでは、上記のように、認証用近距離無線通信を介した自動販売機による携帯端末に対する認証結果と、距離測定用近距離無線通信に基づく自動販売機と携帯端末との間の距離が第1閾値以下であることとに基づいて、自動販売機において前面に設けられた前面扉が解錠されるように構成されている。これにより、認証用近距離無線通信により自動販売機により携帯端末が認証されても、距離測定用近距離無線通信に基づく自動販売機と携帯端末との間の距離が第1閾値以下でない場合には、自動販売機の前面扉は解錠されず、距離測定用近距離無線通信に基づく自動販売機と携帯端末との間の距離が第1閾値以下である場合に、自動販売機の前面扉が解錠される。そのため、自動販売機と携帯端末とが適切な距離に位置する場合に自動販売機の前面扉を解錠することができる。
【0009】
上記一の局面による自動販売機システムにおいて、好ましくは、携帯端末または自動販売機は、認証用近距離無線通信を介して自動販売機により携帯端末が認証されたことに基づいて、距離測定用近距離無線通信に基づいて自動販売機と携帯端末との間の距離を測定するように構成されている。このように構成すれば、自動販売機により携帯端末が認証された後に、距離測定用近距離無線通信に基づいて自動販売機と携帯端末との間の距離の測定を開始することができるため、距離測定用近距離無線通信による処理負担を軽減することができるとともに電力の消費を抑制することができる。
【0010】
上記一の局面による自動販売機システムにおいて、好ましくは、自動販売機の前面扉が解錠された後、距離測定用近距離無線通信に基づく自動販売機と携帯端末との間の距離に基づいて、自動販売機の前面扉が施錠されるように構成されている。このように構成すれば、距離測定用近距離無線通信に基づく自動販売機と携帯端末との間の距離に基づいて自動販売機の前面扉が施錠されるため、携帯端末を携帯する作業者は、自動販売機から離れるだけで自動販売機の前面扉が自動的に施錠される。そのため、作業者の作業負担を軽減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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