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公開番号2025090892
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205757
出願日2023-12-06
発明の名称コンテナシステム
出願人富士電機株式会社
代理人インフォート弁理士法人
主分類G06F 11/07 20060101AFI20250611BHJP(計算;計数)
要約【課題】コンテナ上でエラーが発生したときに、そのコンテナの設定を自動で適切に変更する方法を提供する。
【解決手段】コンテナシステムは、アプリケーションを実行可能なコンテナ、コンテナ管理部、コンテナ実行部、ログ保存部、およびコンテナ設定変更部を備える。コンテナ管理部は、コンテナの設定に係わる設定情報を管理する。コンテナ実行部は、設定情報に従ってコンテナを動作させる。ログ保存部は、コンテナにおいて発生する事象を表すログ情報を保存する。コンテナ設定変更部は、コンテナ上でエラーが発生したときに、ログ情報を参照して設定情報を変更する。コンテナ実行部は、コンテナ設定変更部により変更された設定情報に基づいてコンテナを動作させる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
アプリケーションを実行可能なコンテナと、
前記コンテナの設定に係わる設定情報を管理するコンテナ管理部と、
前記設定情報に従って前記コンテナを動作させるコンテナ実行部と、
前記コンテナにおいて発生する事象を表すログ情報を保存するログ保存部と、
前記コンテナ上でエラーが発生したときに、前記ログ情報を参照して前記設定情報を変更するコンテナ設定変更部と、を備え、
前記コンテナ実行部は、前記コンテナ設定変更部により変更された設定情報に基づいて前記コンテナを動作させる
ことを特徴とするコンテナシステム。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記コンテナ設定変更部は、
前記ログ情報を参照して前記コンテナ上で発生したエラーの原因を特定し、
特定した原因に応じて前記設定情報を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテナシステム。
【請求項3】
前記コンテナ設定変更部は、前記ログ情報中に記述され得るエラーログに対応づけて、当該エラーログに係わるエラーを解消するための対策が設定された設定変更管理情報を保持し、
前記コンテナ設定変更部は、
前記ログ情報を検索することで、前記コンテナ上で発生したエラーに対応するエラーログを特定し、
前記設定変更管理情報を参照して、特定したエラーログに対応する対策を決定し、
決定した対策に応じて前記設定情報を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテナシステム。
【請求項4】
前記コンテナは、当該コンテナ上で動作するアプリケーションが異常終了したときに、当該コンテナにおいてエラーが発生したことを表す状態情報を出力すると共に、当該コンテナにおいて発生したエラーの内容を表すエラーログを含むログ情報を前記ログ保存部に保存し、
前記コンテナ設定変更部は、前記状態情報が出力されたことに応じて前記ログ情報を検索することで、前記コンテナ上で発生したエラーに対応するエラーログを特定する
ことを特徴とする請求項3に記載のコンテナシステム。
【請求項5】
前記設定情報には、前記コンテナに割り当てるハードウェア資源が記述されており、
前記コンテナ設定変更部は、前記コンテナに割り当てるハードウェア資源の量が増加するように、前記設定情報を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテナシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテナ上で発生したエラーまたは異常に対処する技術に係わる。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
昨今、仮想化したコンテナを利用したアプリケーション管理技術の開発および活用が盛んである。コンテナは、1つのOS(Operating System)上で1または複数の実行環境を配置することができる。また、多くのコンテナは、コンテナ上で動作するアプリケーションが停止または異常終了したときに、自動で復旧する機能を備える。なお、優先度に基づいて選択したサーバに対して仮想化マシン/コンテナの最適配置を推定する方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2022/172385号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、コンテナ上で動作するアプリケーションが停止または異常終了したときには、自動で復旧処理が行われる。ただし、誤ったコンテナ設定のまま復旧処理が行われると、エラーの発生により再起動手順が繰り返されるおそれがある。このため、現状では、コンテナ上で動作するアプリケーションが停止または異常終了したときには、多くのケースにおいて、ユーザまたは管理者が手動でコンテナの設定を変更している。
【0005】
本発明の1つの側面に係わる目的は、コンテナ上でエラーが発生したときに、そのコンテナの設定を自動で適切に変更する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様に係わるコンテナシステムは、アプリケーションを実行可能なコンテナと、前記コンテナの設定に係わる設定情報を管理するコンテナ管理部と、前記設定情報に従って前記コンテナを動作させるコンテナ実行部と、前記コンテナにおいて発生する事象を表すログ情報を保存するログ保存部と、前記コンテナ上でエラーが発生したときに、前記ログ情報を参照して前記設定情報を変更するコンテナ設定変更部と、を備える。前記コンテナ実行部は、前記コンテナ設定変更部により変更された設定情報に基づいて前記コンテナを動作させる。
【発明の効果】
【0007】
上述の態様によれば、コンテナ上でエラーが発生したときに、そのコンテナの設定が自動で適切に変更される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係わるコンテナシステムの機能構成の一例を示す図である。
コンテナシステムの階層モデルの一例を示す図である。
コンテナシステムの動作シーケンスの一例を示す図である。
コンテナ上でエラーが発生したときのコンテナシステムの動作シーケンスの一例を示す図である。
ログ情報の一例を示す図である。
設定変更管理情報の一例を示す図である。
変更前の設定情報の一例を示す図である。
変更後の設定情報の一例を示す図である。
コンテナ管理部の処理の一例を示すフローチャートである。
コンテナ設定変更部の処理の一例を示すフローチャートである。
コンテナシステムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係わるコンテナシステムの機能構成の一例を示す。本発明の実施形態に係わるコンテナシステム1は、アプリケーション実行基盤10、ログ管理基盤20、およびアプリケーション管理基盤30を備える。なお、コンテナシステム1は、図1に示していない他の機能をさらに備えてもよい。
【0010】
アプリケーション実行基盤10は、複数のコンテナ11(11a~11n)およびコンテナ実行部12を備える。各コンテナ11は、複数のコンテナ11に対して共通のOS上で仮想的な実行環境を提供する。各コンテナ11には、ハードウェア資源が割り当てられる。具体的には、各コンテナ11には、少なくとも、プロセッサ資源およびメモリ資源が割り当てられる。そして、コンテナ11は、割り当てられたハードウェア資源を利用して1または複数のアプリケーションを実行する。このとき、各コンテナ11は、自コンテナにおいて発生する事象を表すログ情報を作成する。ログ情報は、例えば、定期的に作成される。また、ログ情報は、エラーの発生などの想定外の事象が発生したときに作成されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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