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公開番号
2025112462
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024006690
出願日
2024-01-19
発明の名称
金銭処理装置
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G07D
11/28 20190101AFI20250725BHJP(チェック装置)
要約
【課題】装置の動作に関する情報を外部に記憶する際、または、外部からプログラムを取得する際に、金銭処理装置による金銭の入出金が停止する時間を短縮することが可能な金銭処理装置を提供する。
【解決手段】この金銭処理装置100は、硬貨および紙幣を処理する金銭処理部1と、装置の動作に関する情報を記憶する第1記憶部2と、外部記憶媒体200が接続される接続部3と、外部からの信号に基づいて、第1記憶部2に記憶された情報を接続部3に接続された外部記憶媒体200に記憶する制御を行うか、または、外部記憶媒体200に記憶されたプログラムを取得する制御を行う制御部4と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
硬貨および紙幣を処理する金銭処理部と、
装置の動作に関する情報を記憶する第1記憶部と、
外部記憶媒体が接続される接続部と、
外部からの信号に基づいて、前記第1記憶部に記憶された前記情報を前記接続部に接続された前記外部記憶媒体に記憶する制御を行うか、または、前記外部記憶媒体に記憶されたプログラムを取得する制御を行う制御部と、を備える、金銭処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記情報は、前記金銭処理部による動作の履歴である履歴情報を含み、
前記プログラムは、装置の更新に用いられる更新用プログラムを含み、
前記制御部は、外部からの信号に基づいて、前記第1記憶部に記憶された前記履歴情報を前記外部記憶媒体に記憶する制御を行うか、または、前記外部記憶媒体に記憶された前記更新用プログラムを取得する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の金銭処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、レジスタから入力された、前記履歴情報を記憶する制御または前記更新用プログラムを取得する制御の制御信号を取得したことに基づいて、前記履歴情報を前記外部記憶媒体に記憶する制御を行うか、または、前記更新用プログラムを取得する制御を行うように構成されている、請求項2に記載の金銭処理装置。
【請求項4】
前記レジスタと通信可能に接続される第1通信部をさらに備え、
前記接続部は、前記履歴情報の転送速度、または、前記更新用プログラムの転送速度が前記レジスタと前記第1通信部による通信速度よりも速い規格で、前記外部記憶媒体と接続されている、請求項3に記載の金銭処理装置。
【請求項5】
前記接続部を有する装置本体部をさらに備え、
前記外部記憶媒体は、前記装置本体部に着脱可能に構成されており、
前記制御部は、前記装置本体部の前記接続部に接続された前記外部記憶媒体に対して前記履歴情報を記憶する制御を行うか、または、前記外部記憶媒体から前記更新用プログラムを取得する制御を行うように構成されている、請求項4に記載の金銭処理装置。
【請求項6】
前記履歴情報は、複数種類の履歴情報を含み、
前記更新用プログラムは、複数種類の更新用プログラムを含み、
前記制御信号は、前記金銭処理部による金銭の入出金を行うことが可能な第1モードから、前記履歴情報の記憶、または、前記更新用プログラムの取得を行う第2モードに切り替えるための第1パラメータと、記憶する前記履歴情報の種類、または、取得する前記更新用プログラムの種類を識別するための第2パラメータとを含み、
前記制御部は、前記第1パラメータおよび前記第2パラメータに基づいて、前記履歴情報の記憶、または、前記更新用プログラムの取得を行うように構成されている、請求項3に記載の金銭処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記金銭処理部が金銭の入出金を行っていない状態である待機状態になったことに基づいて、前記履歴情報を前記外部記憶媒体に記憶する制御を行うように構成されている、請求項2に記載の金銭処理装置。
【請求項8】
前記第1記憶部は、前記外部記憶媒体に対して前記履歴情報を記憶する際の順序に関する記憶順序情報を記憶しており、
前記制御部は、複数種類の前記履歴情報を前記外部記憶媒体に対して記憶する際に、前記記憶順序情報に基づいて、複数種類の前記履歴情報を記憶するように構成されている、請求項7に記載の金銭処理装置。
【請求項9】
第2記憶部と通信可能に接続される第2通信部をさらに備え、
前記制御部は、前記金銭処理部が金銭の入出金を行っていない状態である待機状態になったことに基づいて、前記外部記憶媒体に記憶された前記履歴情報を前記第2記憶部に記憶する制御を行うか、または、前記外部記憶媒体に記憶する前記更新用プログラムを前記第2記憶部から取得する制御を行うように構成されている、請求項3に記載の金銭処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、金銭処理装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、金銭処理装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、釣銭機(金銭処理装置)が開示されている。上記特許文献1に開示されている釣銭機は、POS(Point Of Sale)レジスタと通信ケーブルによって接続されている。また、上記特許文献1に開示されている釣銭機は、POSレジスタから送信された出金コマンドに基づいて、釣銭金額に対応する釣銭を払い出すとともに、釣銭機に入金された金額をPOSレジスタに送信するように構成されている。また、上記特許文献1に開示されている釣銭機は、動作履歴を記憶するメモリを備える。上記特許文献1に開示されている構成では、釣銭機が備えるメモリの記憶容量が比較的小さく、多くの動作履歴を記憶することが困難である。そこで、上記特許文献1に開示されている釣銭機は、通信ケーブルによって接続されたPOSレジスタに対して、メモリに記憶された動作履歴を送信するように構成されている。また、上記特許文献1に開示されている構成では、釣銭機から送信された動作履歴を受信したPOSレジスタは、ハードディスクドライブに動作履歴を記憶するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-43919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、上記特許文献1には開示されていないが、出金コマンドおよび入金金額などは、送信する情報の容量が小さい。そのため、通信ケーブルを介した金銭処理装置とPOSレジスタとの通信は、比較的遅い通信速度によって行われる。また、上記特許文献1には明記されていないが、釣銭機(金銭処理装置)からPOSレジスタなどに対して動作履歴(装置の動作に関する情報)を送信する際には、装置の動作に関する情報を送信する金銭処理装置による金銭の入出金が停止する。したがって、装置の動作に関する情報をPOSレジスタに送信する場合、金銭処理装置とレジスタとの通信に起因して、金銭処理装置による金銭の入出金が長時間行えなくなる。また、上記特許文献1には開示されていないが、金銭処理装置の機能を更新するために、POSレジスタなどから金銭処理装置に対して、金銭処理装置において用いるプログラムを送信する場合がある。この場合においても、金銭処理装置において用いるプログラムの送信する際の金銭処理装置とレジスタとの通信に起因して、金銭処理装置による金銭の入出金が長時間行えなくなる。そこで、装置の動作に関する情報を外部に記憶する際、または、外部からプログラムを取得する際に、金銭処理装置による金銭の入出金が停止する時間を短縮することが求められている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、装置の動作に関する情報を外部に記憶する際、または、外部からプログラムを取得する際に、金銭処理装置による金銭の入出金が停止する時間を短縮することが可能な金銭処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による金銭処理装置は、硬貨および紙幣を処理する金銭処理部と、装置の動作に関する情報を記憶する第1記憶部と、外部記憶媒体が接続される接続部と、外部からの信号に基づいて、第1記憶部に記憶された情報を接続部に接続された外部記憶媒体に記憶する制御を行うか、または、外部記憶媒体に記憶されたプログラムを取得する制御を行う制御部と、を備える。
【0008】
この発明の一の局面による金銭処理装置では、上記のように、外部からの信号に基づいて、第1記憶部に記憶された情報を接続部に接続された外部記憶媒体に記憶する制御を行うか、または、外部記憶媒体に記憶されたプログラムを取得する制御を行う制御部を備える。これにより、制御部が第1記憶部に記憶された情報を外部記憶媒体に記憶する制御を行う場合、金銭処理装置は、レジスタに対して装置(金銭処理装置)の動作に関する情報を送信することなく、外部記憶媒体において装置の動作に関する情報を記憶することができる。したがって、装置の動作に関する情報をレジスタに対して送信し、レジスタにおいて記憶する構成と比較して、金銭処理装置による金銭の入出金が長時間停止することを抑制することができる。また、制御部が、外部記憶媒体に記憶されたプログラムを取得する制御を行う場合、金銭処理装置は、レジスタからではなく、外部記憶媒体から金銭処理装置において実行されるプログラムを取得することができる。したがって、金銭処理装置において実行されるプログラムをレジスタから取得する構成と比較して、金銭処理装置による金銭の入出金が長時間停止することを抑制することができる。これらの結果、装置の動作に関する情報を外部に記憶する際、または、外部からプログラムを取得する際に、金銭処理装置による金銭の入出金が停止する時間を短縮することができる。
【0009】
また、たとえば、金銭処理部に障害が生じた場合、金銭処理装置の保守などを行う作業者(サービスマン)が、障害が生じた場合の動作に関する情報を数日後に取得しようとしても、第1記憶部の記憶容量が小さいと、第1記憶部に記憶された装置の動作に関する情報が、装置の動作に関する他の情報によって上書きされる場合がある。そこで、上記のように、第1記憶部に記憶された装置の動作に関する情報を外部記憶媒体に記憶することにより、その分、第1記憶部の容量が空くので、第1記憶部の記憶容量が小さい場合でも、障害が生じた場合の装置の動作に関する情報が、装置の動作に関する他の情報によって上書きされることを抑制することができる。
【0010】
上記一の局面による金銭処理装置において、好ましくは、装置の動作に関する上記情報は、金銭処理部による動作の履歴である履歴情報を含み、外部記憶媒体に記憶された上記プログラムは、装置の更新に用いられる更新用プログラムを含み、制御部は、外部からの信号に基づいて、第1記憶部に記憶された履歴情報を外部記憶媒体に記憶する制御を行うか、または、外部記憶媒体に記憶された更新用プログラムを取得する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、レジスタに対して履歴情報を記憶する構成と異なり、レジスタに対して履歴情報を送信することなく外部記憶媒体に履歴情報を記憶することができる。また、レジスタから更新用プログラムを取得する構成と異なり、外部記憶媒体から更新用プログラムを取得することができる。したがって、履歴情報を記憶する際、または、更新用プログラムを取得する際に、金銭処理装置とレジスタとの通信に起因して、金銭処理装置による金銭の入出金が長時間停止することを抑制することができる。その結果、履歴情報を記憶する際、または、更新用プログラムを取得する際に、金銭処理装置による金銭の入出金が停止する時間を短縮することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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