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公開番号2025112568
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006870
出願日2024-01-19
発明の名称ガス処理システム
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類B03C 3/019 20060101AFI20250725BHJP(液体による,または,風力テーブルまたはジグによる固体物質の分離;固体物質または流体から固体物質の磁気または静電気による分離,高圧電界による分離)
要約【課題】消費エネルギーを低減するガス処理システムを提供する。
【解決手段】CO2を含む燃焼排ガス中の不純物を捕集する電気集塵機と、前記電気集塵機を通過した後のオゾンを含む前記燃焼排ガスを流す第1流路と、前記第1流路を流れた前記燃焼排ガスを一時的に貯留する貯留槽と、前記貯留槽を通過した前記燃焼排ガスを流す第2流路と、前記第2流路から分岐し、前記第2流路を流れる前記燃焼排ガスの少なくとも一部を前記第1流路に還流させる第3流路と、前記第3流路の開度を調節する第1調節弁と、前記電気集塵機に供給される前記燃焼排ガスに係る第1流量を検出する第1検出部と、前記第1検出部が検出した前記第1流量に基づき、前記第1調節弁の開度を制御する制御部と、を備える、ガス処理システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
CO

を含む燃焼排ガス中の不純物を捕集する電気集塵機と、
前記電気集塵機を通過した後のオゾンを含む前記燃焼排ガスを流す第1流路と、
前記第1流路を流れた前記燃焼排ガスを一時的に貯留する貯留槽と、
前記貯留槽を通過した前記燃焼排ガスを流す第2流路と、
前記第2流路から分岐し、前記第2流路を流れる前記燃焼排ガスの少なくとも一部を前記第1流路に還流させる第3流路と、
前記第3流路の開度を調節する第1調節弁と、
前記電気集塵機に供給される前記燃焼排ガスに係る第1流量を検出する第1検出部と、
前記第1検出部が検出した前記第1流量に基づき、前記第1調節弁の開度を制御する制御部と、
を備える、ガス処理システム。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記貯留槽の温度を検出する第2検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1検出部が検出した前記第1流量と、前記第2検出部が検出した前記貯留槽の前記温度に基づき、前記第3流路を流れる第2流量を調節するよう、前記第1調節弁の開度を制御する、
請求項1に記載のガス処理システム。
【請求項3】
前記制御部は、複数の異なる温度条件のそれぞれにおける、オゾン濃度の時間変化に関するオゾン濃度データを記憶し、前記第1検出部が検出した前記第1流量と、前記第2検出部が検出した前記貯留槽の前記温度と、前記オゾン濃度データと、に基づき、前記第3流路を流れる第2流量を調節するよう、前記第1調節弁の開度を制御する、
請求項2に記載のガス処理システム。
【請求項4】
前記第1流路は、燃焼排ガス排出源としてのエンジンに接続される、
請求項1又は請求項2に記載のガス処理システム。
【請求項5】
前記貯留槽内の温度を高めるヒータをさらに備える、
請求項1又は請求項2に記載のガス処理システム。
【請求項6】
前記貯留槽に連なる第4流路と、
前記第4流路の開閉を調節する第2調節弁と、
をさらに備え、
燃焼排ガス排出源から排出される前記燃焼排ガスは、前記第1流路と前記第4流路とにそれぞれ流れ、
前記制御部は、前記第1検出部が検出した前記第1流量と、前記第2検出部が検出した前記貯留槽の前記温度と、に基づき、前記第2調節弁の開閉を制御する、
請求項2に記載のガス処理システム。
【請求項7】
前記第2流路を流れた前記燃焼排ガスからCO

を分離するCO

分離部をさらに備える、
請求項1又は請求項2に記載のガス処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ガス処理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オゾンを熱分解するオゾン分解装置が知られている。例えば、特許文献1に、ヒータによる加熱処理後のオゾンガスを通過させる通路を設けて、加熱処理前のオゾンガスの滞留時間を長くする熱交換器を備えたオゾン分解処理装置が開示されている。
【0003】
また、特許文献2に、CO

を含む燃焼排ガス中の不純物を捕集する電気集塵機を備えた、CO

分離システムが開示されている。特許文献2に開示のCO

分離システムでは、電気集塵機の動作に伴うコロナ放電によって、燃焼排ガス中の酸素分子からオゾンが生成される可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-774号公報
国際公開2014/136599号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
CO

分離システムには、消費エネルギーの低減が求められる。電気集塵機を備えたCO

分離システムで生じたオゾンの分解に、特許文献1に開示のオゾン分解処理装置を用いる場合についても同様である。しかしながら、特許文献1に開示のオゾン分解処理装置は、ヒータのみでオゾンを加熱することから、消費エネルギーを低減する観点から改善の余地がある。
【0006】
本開示は、消費エネルギーを低減するガス処理システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1態様では、CO

を含む燃焼排ガス中の不純物を捕集する電気集塵機と、前記電気集塵機を通過した後のオゾンを含む前記燃焼排ガスを流す第1流路と、前記第1流路を流れた前記燃焼排ガスを一時的に貯留する貯留槽と、前記貯留槽を通過した前記燃焼排ガスを流す第2流路と、前記第2流路から分岐し、前記第2流路を流れる前記燃焼排ガスの少なくとも一部を前記第1流路に還流させる第3流路と、前記第3流路の開度を調節する第1調節弁と、前記電気集塵機に供給される前記燃焼排ガスに係る第1流量を検出する第1検出部と、前記第1検出部が検出した前記第1流量に基づき、前記第1調節弁の開度を制御する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示の技術によれば、消費エネルギーを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るガス処理システムの全体構成の一例を示す模式図である。
複数の異なる温度条件における、オゾン濃度の時間変化の概要を説明するためのグラフである。
第1実施形態に係るガス処理システムの貯留槽の構成例を示す模式的な側面図である。
第1実施形態に係るガス処理システムの制御部の構成例を示すブロック図である。
第1実施形態の制御部における第1調節弁の開度制御動作を説明するためのフローチャートである。
第2実施形態に係るガス処理システムの全体構成の一例を示す模式図である。
第2実施形態の制御部におけるヒータ温度の制御動作を説明するためのフローチャートである。
第3実施形態に係るガス処理システムの全体構成の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、実施形態に係るガス処理システムの例を説明する。ここで、本明細書に記載される「接続」とは、一方の部材Aと、他方の部材Bとが、直につながる場合に限られず、1つ以上の他の部材を介して、部材Aと部材Bとがつながる場合を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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