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公開番号2025122346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024017742
出願日2024-02-08
発明の名称半導体装置及びその製造方法
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H10D 30/65 20250101AFI20250814BHJP()
要約【課題】配線直下におけるn型ウェル領域の不純物濃度の低下を防止でき、リーク経路の発生を防止することができる半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、第1導電型の半導体基体の上面側に第2導電型のウェル領域を形成する工程と、ウェル領域の上面側に第1導電型の複数のチャネル形成領域を形成する工程と、ウェル領域の上面側に第2導電型の複数のドリフト領域を、複数のチャネル形成領域と交互に形成する工程と、チャネル形成領域の上面側にゲート絶縁膜を介して複数のゲート電極を形成する工程と、ウェル領域の上方に配線を形成する工程を含み、ウェル領域を形成する工程は、互いに幅の異なるスリット状の複数の第1イオン注入領域を形成すると共に、相対的に幅の狭い第1イオン注入領域の端部側で、且つ配線に重なる位置に第2イオン注入領域を形成し、熱処理によりウェル領域を形成することを含む。
【選択図】図8A
特許請求の範囲【請求項1】
第1導電型の半導体基体と、
前記半導体基体の上面側に設けられた第2導電型のウェル領域と、
前記ウェル領域の上面側に設けられ、平面視において一方向に互いに平行に延伸する第1導電型の複数のチャネル形成領域と、
前記ウェル領域の上面側に、前記複数のチャネル形成領域と交互に設けられ、前記一方向に互いに平行に延伸する第2導電型の複数のドリフト領域と、
前記複数のチャネル形成領域の上面側にそれぞれ設けられた第2導電型の担体供給領域と、
前記複数のドリフト領域の上面側にそれぞれ設けられた第2導電型の担体受領領域と、
前記担体供給領域及び前記ウェル領域に挟まれた前記チャネル形成領域の上面側にゲート絶縁膜を介して設けられ、前記一方向に互いに平行に延伸する複数のゲート電極と、
前記ウェル領域の上方に設けられ、前記一方向における前記複数のチャネル形成領域及び前記複数のドリフト領域の端部側で、前記一方向に直交する方向に延伸する配線と、
を備え、
隣り合う前記ドリフト領域に挟まれた前記チャネル形成領域の前記端部側で、且つ前記配線に重なる位置の前記ウェル領域の不純物濃度が、前記複数のドリフト領域の前記端部側で、且つ前記配線に重なる位置の前記ウェル領域の不純物濃度以上である、半導体装置。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
隣り合う前記ゲート電極をそれぞれ含む2つのトランジスタセルが、前記担体供給領域を共通して使用し、前記担体供給領域を中心として線対称に設けられている
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
隣り合う前記ゲート電極をそれぞれ含む2つのトランジスタセルが、前記担体受領領域を共通して使用し、前記担体受領領域を中心として線対称に設けられている
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
請求項1に記載の半導体装置の製造方法であって、
前記ウェル領域を形成する工程は、
第2導電型の不純物をイオン注入することにより、前記一方向に互いに平行に延伸し、互いに幅の異なるスリット状の複数の第1イオン注入領域を形成すると共に、前記複数の第1イオン注入領域のうちの相対的に幅の狭い前記第1イオン注入領域の端部側で、且つ前記配線に重なる位置に、前記一方向に直交する方向に延伸する第2イオン注入領域を形成し、
熱処理により、前記第1イオン注入領域及び前記第2イオン注入領域に注入された不純物を横方向に拡散させて、前記ウェル領域を形成する
ことを含む、半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記相対的に幅の狭い前記第1イオン注入領域を、隣り合う前記ドリフト領域に挟まれる前記チャネル形成領域に重なる位置に形成する
請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記第2イオン注入領域を、前記相対的に幅の狭い前記第1イオン注入領域の端部に接続するように形成する
請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記第2イオン注入領域を、前記相対的に幅の狭い前記第1イオン注入領域の端部から離隔して形成する
請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記第2イオン注入領域を、前記一方向に直交する方向に互いに離隔して複数形成する
請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ゲート電極の長手方向と直交する短手方向(ゲート長方向)に沿ってソース領域とドレイン領域とを交互に複数配置した横型MOSFETを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-233056号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
横型MOSFET等の半導体装置において、p型半導体基板の上面側に、耐圧構造を構成するn型ウェル領域が設けられている。n型ウェル領域を形成する際に、n型ウェル領域の不純物濃度を調整するため、n型不純物イオンを複数のスリット状に注入し、注入されたn型不純物を熱処理により活性化させて、1つのn型ウェル領域を形成する。
【0005】
しかし、スリット状のイオン注入領域に細い部分があると、注入されたn型不純物が横方向に十分に拡散されず、n型ウェル領域に不純物濃度が局所的に低い領域が形成される場合がある。この不純物濃度が低い領域に配線が重なると、不純物濃度が低い領域の表面にチャネルが形成されて、リーク経路となる。
【0006】
上記問題に鑑み、本開示は、配線直下におけるn型ウェル領域の不純物濃度の低下を防止でき、リーク経路の発生を防止することができる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、第1導電型の半導体基体と、半導体基体の上面側に設けられた第2導電型のウェル領域と、ウェル領域の上面側に設けられ、平面視において一方向に互いに平行に延伸する第1導電型の複数のチャネル形成領域と、ウェル領域の上面側に、複数のチャネル形成領域と交互に設けられ、一方向に互いに平行に延伸する第2導電型の複数のドリフト領域と、複数のチャネル形成領域の上面側にそれぞれ設けられた第2導電型の担体供給領域と、複数のドリフト領域の上面側にそれぞれ設けられた第2導電型の担体受領領域と、担体供給領域及びウェル領域に挟まれたチャネル形成領域の上面側にゲート絶縁膜を介して設けられ、一方向に互いに平行に延伸する複数のゲート電極と、ウェル領域の上方に設けられ、一方向における複数のチャネル形成領域及び複数のドリフト領域の端部側で、一方向に直交する方向に延伸する配線とを備え、隣り合うドリフト領域に挟まれたチャネル形成領域の端部側で、且つ配線に重なる位置のウェル領域の不純物濃度が、複数のドリフト領域の端部側で、且つ配線に重なる位置のウェル領域の不純物濃度以上である半導体装置であることを要旨とする。
【0008】
また、上記半導体装置の製造方法であって、ウェル領域を形成する工程は、第2導電型の不純物をイオン注入することにより、一方向に互いに平行に延伸し、互いに幅の異なるスリット状の複数の第1イオン注入領域を形成すると共に、複数の第1イオン注入領域のうちの相対的に幅の狭い第1イオン注入領域の端部側で、且つ配線に重なる位置に、一方向に直交する方向に延伸する第2イオン注入領域を形成し、熱処理により、第1イオン注入領域及び第2イオン注入領域に注入された不純物を横方向に拡散させて、ウェル領域を形成することを含む半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、配線直下におけるn型ウェル領域の不純物濃度の低下を防止でき、リーク経路の発生を防止することができる半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態に係る半導体装置の断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の平面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の平面図である。
図2及び図3のA-A´線で切断した断面図である。
図2及び図3のB-B´線で切断した断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
図8A及び図8BのA-A´線で切断した断面図である。
図8A及び図8BのB-B´線で切断した断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図6に引き続く断面図である。
図11の段階での図8A及び図8BのA-A´線で切断した断面図である。
図11の段階での図8A及び図8BのB-B´線で切断した断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図11に引き続く断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図14に引き続く断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための図15に引き続く断面図である。
第1比較例に係る半導体装置の断面図である。
第1比較例に係る半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
第2比較例に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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