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公開番号2025105388
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2024059514
出願日2024-04-02
発明の名称金銭処理装置
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07D 11/16 20190101AFI20250703BHJP(チェック装置)
要約【課題】装置全体の小型化を図ること。
【解決手段】紙幣入金部21を通じて紙幣が入金された場合に、紙幣が受付可能であるか否かを鑑別部27で鑑別し、受付可能であると鑑別した紙幣を金種に対応した紙幣収納庫24に収納する一方、出金指示が与えられた場合に、該当する紙幣収納庫24より紙幣を繰り出して紙幣出金部22まで搬送して出金する紙幣処理ユニット20が、紙幣入金部21及び紙幣出金部22が外部に露出される態様で装置本体10に収納された金銭処理装置1であって、紙幣処理ユニット20は、紙幣入金部21、鑑別部27及び紙幣出金部22を有する上側紙幣処理構成部20aと、紙幣収納庫24を有する下側紙幣処理構成部20bとが上下一体となって構成され、装置本体10の開口が扉体12により開放されたことを条件として、装置本体10の外部に上側紙幣処理構成部20aと下側紙幣処理構成部20bとが上下一体で引出可能である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
紙幣入金部を通じて紙幣が入金されたことを条件として、該紙幣が受付可能であるか否かを鑑別部で鑑別し、該鑑別部にて受付可能であると鑑別した紙幣を該紙幣の金種に対応した紙幣収納庫に収納する一方、出金指示が与えられたことを条件として、該当する紙幣収納庫より紙幣を繰り出して紙幣出金部まで搬送し、該紙幣出金部より出金する紙幣処理ユニットが、前記紙幣入金部及び前記紙幣出金部が外部に露出される態様で装置本体に収納された金銭処理装置であって、
前記紙幣処理ユニットは、
前記紙幣入金部、前記鑑別部及び前記紙幣出金部を有する上側紙幣処理構成部と、
前記紙幣収納庫を有する下側紙幣処理構成部と
が上下一体となって構成され、かつ前記装置本体の開口が扉体により開放されたことを条件として、該装置本体の外部に前記上側紙幣処理構成部と前記下側紙幣処理構成部とが上下一体で引出可能であることを特徴とする金銭処理装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記上側紙幣処理構成部は、前記紙幣収納庫に収納された紙幣を一時保留可能な精査庫を、前記紙幣の搬送経路上において該紙幣収納庫よりも前記紙幣出金部に近接する態様で有することを特徴とする請求項1に記載の金銭処理装置。
【請求項3】
前記下側紙幣処理構成部は、単一の金種の紙幣を収納する第1の紙幣収納庫と、前記第1の紙幣収納庫に収納される単一の金種以外の複数の金種の紙幣を収納する第2の紙幣収納庫とを有し、かつ前記紙幣の搬送経路上において前記第1の紙幣収納庫が前記第2の紙幣収納庫よりも上流側に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の金銭処理装置。
【請求項4】
前記紙幣処理ユニットは、前記上側紙幣処理構成部及び前記下側紙幣処理構成部の一方が他方に対して近接離反する態様で揺動可能に設けられ、かつ前記装置本体の外部に引き出されたことを条件として、前記一方が前記他方に対して、前記鑑別部から前記紙幣収納庫に至る搬送経路の一部が露出される態様で揺動可能であることを特徴とする請求項1に記載の金銭処理装置。
【請求項5】
前記下側紙幣処理構成部は、前記上側紙幣処理構成部に近接離反する態様で揺動可能に設けられ、かつ前記装置本体の外部に引き出されたことを条件として、前記上側紙幣処理構成部に対して、前記鑑別部から前記紙幣収納庫に至る搬送経路の一部が露出される態様で下方に向けて揺動可能であることを特徴とする請求項4に記載の金銭処理装置。
【請求項6】
前記紙幣処理ユニットは、前記下側紙幣処理構成部の下方への揺動角度を規制する規制部材を備えたことを特徴とする請求項5に記載の金銭処理装置。
【請求項7】
前記紙幣処理ユニットは、前記下側紙幣処理構成部における前記紙幣収納庫が前記紙幣の搬送経路の一部に対して上方側に配置されて成り、前記装置本体の外部に引き出されたことを条件として、該搬送経路の一部が露出される態様で下方に向けて揺動可能な蓋体を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の金銭処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、金銭処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、装置本体の内部に紙幣処理ユニットを備えた金銭処理装置が特許文献1に提案されている。この紙幣処理ユニットは、紙幣入金部を通じて紙幣が入金されたことを条件として、鑑別部にて受付可能であると鑑別した紙幣を金種に対応した紙幣収納庫に収納する一方、出金指示が与えられたことを条件として、該当する紙幣収納庫より紙幣を繰り出して紙幣出金部より出金するものである。この紙幣処理ユニットは、紙幣入金部及び紙幣出金部が外部に露出される態様で装置本体に収納されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-43812号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記金銭処理装置における紙幣処理ユニットは、複数の紙幣収納庫が紙幣入金部や紙幣出金部の後方側において前後方向に沿って並ぶよう配置されており、しかも最前の紙幣収納庫と紙幣出金部との間には、紙幣を一時保留可能な精査庫も設けられているので、前後寸法となる奥行寸法が過大なものであった。
【0005】
このように紙幣処理ユニットの奥行寸法が過大なものとなると、装置本体の奥行寸法も過大なものとなり、結果的に装置の大型化を招来していた。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、装置全体の小型化を図ることができる金銭処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係る金銭処理装置は、紙幣入金部を通じて紙幣が入金されたことを条件として、該紙幣が受付可能であるか否かを鑑別部で鑑別し、該鑑別部にて受付可能であると鑑別した紙幣を該紙幣の金種に対応した紙幣収納庫に収納する一方、出金指示が与えられたことを条件として、該当する紙幣収納庫より紙幣を繰り出して紙幣出金部まで搬送し、該紙幣出金部より出金する紙幣処理ユニットが、前記紙幣入金部及び前記紙幣出金部が外部に露出される態様で装置本体に収納された金銭処理装置であって、前記紙幣処理ユニットは、前記紙幣入金部、前記鑑別部及び前記紙幣出金部を有する上側紙幣処理構成部と、前記紙幣収納庫を有する下側紙幣処理構成部とが上下一体となって構成され、かつ前記装置本体の開口が扉体により開放されたことを条件として、該装置本体の外部に前記上側紙幣処理構成部と前記下側紙幣処理構成部とが上下一体で引出可能であることを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記金銭処理装置において、前記上側紙幣処理構成部は、前記紙幣収納庫に収納された紙幣を一時保留可能な精査庫を、前記紙幣の搬送経路上において該紙幣収納庫よりも前記紙幣出金部に近接する態様で有することを特徴とする。
【0009】
また本発明は、上記金銭処理装置において、前記下側紙幣処理構成部は、単一の金種の紙幣を収納する第1の紙幣収納庫と、前記第1の紙幣収納庫に収納される単一の金種以外の複数の金種の紙幣を収納する第2の紙幣収納庫とを有し、かつ前記紙幣の搬送経路上において前記第1の紙幣収納庫が前記第2の紙幣収納庫よりも上流側に配置されたことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、上記金銭処理装置において、前記紙幣処理ユニットは、前記上側紙幣処理構成部及び前記下側紙幣処理構成部の一方が他方に対して近接離反する態様で揺動可能に設けられ、かつ前記装置本体の外部に引き出されたことを条件として、前記一方が前記他方に対して、前記鑑別部から前記紙幣収納庫に至る搬送経路の一部が露出される態様で揺動可能であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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