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公開番号
2025093542
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023209255
出願日
2023-12-12
発明の名称
電力量調整システム
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F25D
21/06 20060101AFI20250617BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】電力需給のひっ迫による消費電力量の低減の要請に応じて消費電力量を低減することが可能な電力量調整システムを提供する。
【解決手段】この電力量調整システム100では、サーバ4は、特定の時間帯における消費電力量の低減を要請する電力ひっ迫情報を取得した場合に、特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった除霜運転開始時刻を変更して、調整するように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物品が収納される物品収納部と、
前記物品収納部に収納された前記物品を冷却する冷却器と、
所定の間隔ごとに行われる前記冷却器の除霜運転を開始する除霜運転開始時刻を調整するサーバと、を備え、
前記サーバは、特定の時間帯における消費電力量の低減を要請する電力ひっ迫情報を取得した場合に、前記特定の時間帯と、除霜運転終了後に前記物品収納部内を冷やし込むプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった前記除霜運転開始時刻を変更して、調整するように構成されている、電力量調整システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記サーバは、前記電力ひっ迫情報を取得した場合に、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった前記除霜運転開始時刻を変更して、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重ならないように調整するように構成されている、請求項1に記載の電力量調整システム。
【請求項3】
前記サーバは、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なる場合に、前記特定の時間帯の開始前にプルダウンを終了するか、前記特定の時間帯の終了後にプルダウンを開始するように前記除霜運転開始時刻を変更して、調整するように構成されている、請求項1に記載の電力量調整システム。
【請求項4】
前記サーバは、前記所定の間隔を延長または短縮可能な許容範囲内において前記所定の間隔を変更することにより、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった前記除霜運転開始時刻を変更して、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重ならないように調整するように構成されている、請求項1に記載の電力量調整システム。
【請求項5】
前記サーバは、消費電力の低減を要請する日よりも前に前記電力ひっ迫情報を取得するとともに、前記電力ひっ迫情報を取得した日から、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重ならないように前記除霜運転開始時刻を変更して、調整するように構成されている、請求項4に記載の電力量調整システム。
【請求項6】
前記物品収納部および前記冷却器は、複数の店舗に配置されており、
前記サーバは、前記複数の店舗内の冷却器ごとに、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった前記除霜運転開始時刻を変更して、調整するように構成されている、請求項1に記載の電力量調整システム。
【請求項7】
前記サーバは、前記所定の間隔を延長または短縮可能な許容範囲内において前記所定の間隔を変更することにより、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった前記除霜運転開始時刻を変更して、前記特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重ならないように調整するように構成されている、請求項6に記載の電力量調整システム。
【請求項8】
前記物品収納部および前記冷却器は、複数の店舗に1以上配置されており、
前記サーバは、前記許容範囲内において前記所定の間隔を変更することにより調整されたプルダウンを行う予定の時間帯と前記特定の時間帯とが重なる場合には、前記特定の時間帯に除霜運転を行う複数の店舗に配置された前記冷却器全体の前記特定の時間帯内における単位時間あたりの合計消費電力量が変更前と比べて小さくなるように前記除霜運転開始時刻を調整するように構成されている、請求項7に記載の電力量調整システム。
【請求項9】
前記サーバは、許容範囲内において変更後のプルダウンを行う予定の時間帯と、前記特定の時間帯とが重なる店舗が1以上ある場合は、前記特定の時間帯に除霜運転を行う複数の店舗に配置された前記冷却器全体の前記特定の時間帯内における単位時間あたりの合計消費電力量が変更前と比べて小さくなるように、店舗間において前記除霜運転開始時刻を異ならせるように構成されている、請求項8に記載の電力量調整システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、電力量調整システムに関し、特に、物品収納部に収納された物品を冷却する冷却器の電力量調整システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、店舗内のショーケースや冷蔵庫などの冷却装置において、プルダウン時の冷凍機消費電力量およびピーク電力を抑えることができる除霜制御装置が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、共通の冷凍機から供給される冷媒を用いて品物(物品)を冷却する複数のショーケース内の冷却器の除霜制御装置が開示されている。特許文献1では、冷却負荷が高まる夏期などには、除霜運転終了後の冷やし込みを行うプルダウン時に冷凍機の消費電力量が増加する。そのため、特許文献1では、消費電力量のピークが大きくならないように複数のショーケースの除霜運転のタイミングを異ならせている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-070872号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1には開示されていないが、近年では電力需給がひっ迫することに起因して特定の時間帯の消費電力量の低減を要請する電力ひっ迫情報が発令される場合がある。電力ひっ迫情報に応じて消費電力量の低減を抑制するためには、店舗内の照明、空気調和機またはショーケースの消費電力量を低減させることが考えられる。しかしながら、照明および空気調和機を停止させるには、店舗従業員の作業が必要となり、また、店舗内のどの機器を停止させて良いか判断できない。そのため、電力需給のひっ迫による消費電力量の低減の要請に応じるために、消費電力量が比較的大きいショーケース(物品収納部)の消費電力量を調整して、消費電力量を低減することが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、電力需給のひっ迫による消費電力量の低減の要請に応じて消費電力量を低減することが可能な電力量調整システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による電力量調整システムは、物品が収納される物品収納部と、物品収納部に収納された物品を冷却する冷却器と、所定の間隔ごとに行われる冷却器の除霜運転を開始する除霜運転開始時刻を調整するサーバと、を備え、サーバは、特定の時間帯における消費電力量の低減を要請する電力ひっ迫情報を取得した場合に、特定の時間帯と、除霜運転終了後に物品収納部内を冷やし込むプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった除霜運転開始時刻を変更して、調整するように構成されている。
【0008】
この発明の一の局面による電力量調整システムでは、上記のように、サーバは、特定の時間帯における消費電力量の低減を要請する電力ひっ迫情報を取得した場合に、特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった除霜運転開始時刻を変更して、調整するように構成されている。これにより、除霜運転開始時刻を調整することにより、除霜運転終了後に行われ、除霜運転よりも消費電力量が増加するプルダウンが行われる時間帯と特定の時間帯とをずらすことができるため、除霜運転開始時刻を調整する前と比べて特定の時間帯における物品収納部の消費電力量を低減することができる。この結果、電力需給のひっ迫による消費電力量の低減の要請に応じて消費電力量を低減することができる。
【0009】
上記一の局面による電力量調整システムにおいて、好ましくは、サーバは、電力ひっ迫情報を取得した場合に、特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なった除霜運転開始時刻を変更して、特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重ならないように調整するように構成されている。このように構成すれば、特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重ならないように調整することにより、特定の時間帯に消費電力量が増加するプルダウンが行われないように調整することができるため、調整前と比べて特定の時間帯における物品収納部の消費電力量をさらに低減することができる。
【0010】
上記一の局面による電力量調整システムにおいて、好ましくは、サーバは、特定の時間帯とプルダウンを行う予定の時間帯とが重なる場合に、特定の時間帯の開始前にプルダウンを終了するか、特定の時間帯の終了後にプルダウンを開始するように除霜運転開始時刻を変更して、調整するように構成されている。このように構成すれば、特定の時間帯の開始前にプルダウンを終了または特定の時間帯の終了後にプルダウンを開始するように除霜運転開始時刻を調整することにより、プルダウンと特定の時間帯とが重ならないように調整することができるため、特定の時間帯における物品収納部の消費電力量を容易に低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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