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公開番号2025095301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211221
出願日2023-12-14
発明の名称自動販売機
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G07F 9/00 20060101AFI20250619BHJP(チェック装置)
要約【課題】キャッシュレス機として適切に設置されていることを判定すること。
【解決手段】商品選択ボタン25と決済処理部24とを備え、商品選択ボタン25を通じて商品の選択を行った後に決済処理部24で決済処理が実行されることにより、選択された商品を搬出する自動販売機1であって、外扉1bに着脱可能に設けられ、投入された貨幣の入出金処理を行う貨幣処理装置28と、外扉1bに着脱可能に設けられ、自身が操作されることにより商品選択ボタン25での商品の選択をキャンセルするキャンセルボタン29と、キャンセルボタン29が通信可能に接続されている状態において、貨幣処理装置28が自身に通信可能に接続されている場合には、エラーを出力する一方、貨幣処理装置28が自身に通信可能に接続されていない場合には、キャッシュレス機と判定する判定処理を行う制御部30とを備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
商品を選択する商品選択部と、
所定の通信可能領域に保持された記録媒体との間で情報の読み書きを行って決済処理を実行する決済処理部と
を備え、
前記商品選択部を通じて商品の選択を行った後に前記決済処理部で決済処理が実行されることにより、選択された商品を搬出する自動販売機であって、
自動販売機本体に着脱可能に設けられ、投入された貨幣の入出金処理を行う貨幣処理装置と、
自動販売機本体に着脱可能に設けられ、自身が操作されることにより前記商品選択部での商品の選択をキャンセルするキャンセル操作部と、
前記キャンセル操作部が通信可能に接続されている状態において、前記貨幣処理装置が自身に通信可能に接続されている場合には、エラーを出力する一方、前記貨幣処理装置が自身に通信可能に接続されていない場合には、キャッシュレス機と判定する判定処理を行う制御部と
を備えたことを特徴とする自動販売機。
続きを表示（約 630 文字）【請求項２】
前記決済処理部での決済処理及び前記貨幣処理装置による入出金処理が可能な通常機と、前記決済処理部のみの決済処理が可能なキャッシュレス機とのいずれかに設定可能であり、
前記制御部は、キャッシュレス機と設定されたことを条件として、前記キャンセル操作部が通信可能に接続されている場合には、前記判定処理を行う一方、前記キャンセル操作部が通信可能に接続されていない場合には、エラーを出力することを特徴とする請求項１に記載の自動販売機。
【請求項３】
前記制御部は、通常機と設定されたことを条件として、前記貨幣処理装置が通信可能に接続されている場合には、通常機と判定する一方、前記貨幣処理装置が通信可能に接続されていない場合には、エラーを出力することを特徴とする請求項２に記載の自動販売機。
【請求項４】
前記制御部は、前記キャンセル操作部を有効化させる場合、該キャンセル操作部に内蔵される光源を点灯させることを特徴とする請求項１に記載の自動販売機。
【請求項５】
前記商品選択部は、操作された場合に内蔵する光源が点灯するものであり、
前記制御部は、前記商品選択部を通じて商品の選択を行った後に前記キャンセル操作部が操作された場合、前記決済処理部からの応答を条件として、前記商品選択部の光源を消灯させて該商品選択部での操作を有効化させることを特徴とする請求項１に記載の自動販売機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、自動販売機に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、自動販売機として、投入された貨幣の入出金処理を行う貨幣処理装置と、所定の通信可能領域に保持された記録媒体との間で情報の読み書きを行って決済処理を実行する決済処理部とを備えたものが知られている。この自動販売機では、貨幣処理装置で入金処理が行われた後に商品が選択されることにより選択された商品を搬出するとともに、商品の選択を行った後に決済処理部で決済処理が実行されることにより選択された商品を搬出している（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１２－１３７９４８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、上記自動販売機では、貨幣処理装置を取り外して決済処理部での決済処理だけで商品を搬出するキャッシュレス機としての利用も高まっている。つまり、自動販売機を、貨幣処理装置及び決済処理部で決済可能な通常機として利用する場合と、決済処理部だけで決済可能なキャッシュレス機として利用する場合とがある。
【０００５】
自動販売機をキャッシュレス機として利用する場合、貨幣処理装置が取り外されることにより、返却レバーの操作によりオンオフするキャンセルスイッチも同時に取り外されることとなり、先に選択した商品をキャンセルするためのキャンセルボタン等の部品が必要とされる。そのため、キャッシュレス機として利用する場合に、キャンセルボタン等の部品の設置が適切に行われているか判断する必要があった。
【０００６】
本発明は、上記実情に鑑みて、キャッシュレス機として適切に設置されていることを判定することができる自動販売機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するために、本発明に係る自動販売機は、商品を選択する商品選択部と、所定の通信可能領域に保持された記録媒体との間で情報の読み書きを行って決済処理を実行する決済処理部とを備え、前記商品選択部を通じて商品の選択を行った後に前記決済処理部で決済処理が実行されることにより、選択された商品を搬出する自動販売機であって、自動販売機本体に着脱可能に設けられ、投入された貨幣の入出金処理を行う貨幣処理装置と、自動販売機本体に着脱可能に設けられ、自身が操作されることにより前記商品選択部での商品の選択をキャンセルするキャンセル操作部と、前記キャンセル操作部が通信可能に接続されている状態において、前記貨幣処理装置が自身に通信可能に接続されている場合には、エラーを出力する一方、前記貨幣処理装置が自身に通信可能に接続されていない場合には、キャッシュレス機と判定する判定処理を行う制御部とを備えたことを特徴とする。
【０００８】
また本発明は、上記自動販売機において、前記決済処理部での決済処理及び前記貨幣処理装置による入出金処理が可能な通常機と、前記決済処理部のみの決済処理が可能なキャッシュレス機とのいずれかに設定可能であり、前記制御部は、キャッシュレス機と設定されたことを条件として、前記キャンセル操作部が通信可能に接続されている場合には、前記判定処理を行う一方、前記キャンセル操作部が通信可能に接続されていない場合には、エラーを出力することを特徴とする。
【０００９】
また本発明は、上記自動販売機において、前記制御部は、通常機と設定されたことを条件として、前記貨幣処理装置が通信可能に接続されている場合には、通常機と判定する一方、前記貨幣処理装置が通信可能に接続されていない場合には、エラーを出力することを特徴とする。
【００１０】
また本発明は、上記自動販売機において、前記制御部は、前記キャンセル操作部を有効化させる場合、該キャンセル操作部に内蔵される光源を点灯させることを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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