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公開番号
2025075810
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187240
出願日
2023-10-31
発明の名称
硬貨処理装置
出願人
グローリー株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G07D
1/00 20060101AFI20250508BHJP(チェック装置)
要約
【課題】回収処理などにより、装置の外に多量の硬貨が排出された場合でも、硬貨の取得を手間なく行え得る硬貨処理装置を提供する。
【解決手段】硬貨処理装置1は、硬貨が収納される収納部と、収納部から装置外に出された硬貨を受けることが可能な払出口部150と、払出口部150と異なる位置に設けられ、収納部から出された硬貨を受けずに放出させる回収口部160と、を備える。硬貨処理装置1の前面131は、第1の面131aと、当該第1の面131aの上方に位置し第1の面131aよりも前方に張り出す第2の面131bと、第2の面131bと第1の面131aとに繋がる第3の面131cとを含むように構成され、第3の面131cに回収口部160が設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
硬貨処理装置において、
硬貨が収納される収納部と、
前記収納部から装置外に出された硬貨を受けることが可能な第1の出金口部と、
前記第1の出金口部と異なる位置に設けられ、前記収納部から出された硬貨を受けずに装置外に放出させる第2の出金口部と、
を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
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【請求項2】
請求項1に記載の硬貨処理装置において、
取引に関して支払われる硬貨を前記収納部から前記第1の出金口部に出金する第1の出金処理と、回収される硬貨を前記収納部から前記第2の出金口部に出金する第2の出金処理とを実行する制御部を、さらに備える、
ことを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の硬貨処理装置において、
前記第1の出金口部および前記第2の出金口部は、前記硬貨処理装置の前面に設けられている、
ことを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の硬貨処理装置において、
前記硬貨処理装置の前面は、第1の面と、当該第1の面の上方に位置し前記第1の面よりも前方に張り出す第2の面と、前記第2の面と前記第1の面とに繋がる第3の面と、を含み、
前記第3の面に、前記第2の出金口部が設けられる、
ことを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の硬貨処理装置において、
上下方向に延び、前記収納部から出された硬貨が前記第2の出金口部に向けて流れる排出経路と、
前記排出経路に配置され、硬貨の滞留を検出する検出部と、
前記検出部により硬貨の滞留が検出されたことに基づいて、前記収納部からの硬貨の出金を停止させる制御部と、をさらに備える、
ことを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の硬貨処理装置において、
前記制御部は、前記検出部により硬貨の滞留の解消が検出されたことに基づいて、前記収納部からの硬貨の出金を再開させる、
ことを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項7】
請求項5に記載の硬貨処理装置において、
前記検出部は、前記第2の出金口部の近傍に配置される、
ことを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項8】
請求項1または2に記載の硬貨処理装置において、
前記第2の出金口部への硬貨の出金が開始される前に、報知部に報知を行わせるための処理を実行する制御部を、さらに備える、
ことを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項9】
請求項1または2に記載の硬貨処理装置において、
前記第1の出金口部および前記第2の出金口部よりも上方に設けられ、前記収納部から出された硬貨が搬送される搬送路と、
前記搬送路に設けられ、硬貨が排出される出金排出口と、
前記出金排出口から下方に延び、途中で2つに分岐して前記第1の出金口部と前記第2の出金口部とに繋がる出金シュートと、
前記出金シュートの経路を、硬貨が前記第1の出金口部へ向かう第1排出経路と、硬貨が前記第2の出金口部へ向かう第2排出経路との間で切り替える経路切替部と、をさらに備える、
ことを特徴とする硬貨処理装置。
【請求項10】
硬貨処理装置において、
硬貨が収納される収納部と、
前記収納部から出され、取引に関して支払われる硬貨が装置外に出金される第1の出金口部と、
前記第1の出金口部と異なる位置に設けられ、前記収納部から回収された硬貨が装置外に出金される第2の出金口部と、
を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬貨処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
硬貨処理装置において、収納部に収納された硬貨が当該装置の外に出される出金処理には、取引に関して顧客に支払われる硬貨を収納部から払い出す払出処理(狭義の出金処理)と、収納部から全部または一部の硬貨を回収する回収処理とが含まれる。取引に関して支払われる硬貨として、たとえば、釣銭となる硬貨(釣銭硬貨)や預金された硬貨(預金硬貨)を挙げることができる。
【0003】
硬貨処理装置には、トレイを有する出金口部が設けられる。払出処理では、収納部から出された硬貨が、出金口部に排出されてトレイで受けられる。回収処理では、払出処理に比べて多量の硬貨が収納部から出され得る。多量の硬貨が出された場合、全ての硬貨を出金口部のトレイに溜めることが難しい。よって、硬貨の排出中に、別に準備された大型の容器に出金口部から硬貨を移していく必要が生じるなど、係員の負担が増大しやすい。
【0004】
特許文献1には、出金トレイとして、装置の前面側から前方に突出するように硬貨排出口が設けられ、当該硬貨排出口の底面に、選択的に開いて硬貨を下方に落下させるトレイスルー部が設けられた硬貨処理装置が記載されている。
【0005】
さらに、特許文献2には、回収金庫の上に設置される釣銭機において、釣銭となる硬貨が出金される硬貨出金口とは別に、筐体の底面に、回収金庫に通じる開口部が設けられた釣銭機が記載されている。この釣銭機では、硬貨を回収金庫に回収する際、硬貨収納庫に収納された硬貨が、開口部に導かれて落下し、回収金庫に収納される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-45287号公報
特開2000-132727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1の硬貨処理装置では、硬貨排出口から硬貨を取り出す際に指の爪などがトレイスルー部に引っ掛かり、スムーズに硬貨が取り出せない状況が生じることが懸念される。
【0008】
さらに、上記特許文献2の釣銭機では、回収金庫とのセットでの利用が前提であるため、釣銭機単体が設置台等に設置された場合、底面の開口部から硬貨を装置外に出金できない。よって、この場合、回収処理の際にも、硬貨出金口を利用せざるを得ず、係員の負担になりやすい。
【0009】
かかる課題に鑑み、本発明は、回収処理などにより、装置の外に多量の硬貨が排出された場合でも、硬貨の取得を手間なく行え得る硬貨処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の態様は、硬貨処理装置に関する。本態様に係る硬貨処理装置は、硬貨が収納される収納部と、前記収納部から装置外に出された硬貨を受けることが可能な第1の出金口部と、前記第1の出金口部と異なる位置に設けられ、前記収納部から出された硬貨を受けずに装置外に放出させる第2の出金口部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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