TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025079868
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-23
出願番号2023192704
出願日2023-11-13
発明の名称釣銭機
出願人三和ニューテック株式会社
代理人個人
主分類G07F 15/00 20060101AFI20250516BHJP(チェック装置)
要約【課題】硬貨収納箱や紙幣収納箱の所定位置への格納を自動検出して、自動検出しない場合には動作開始しない釣銭機を提供する。
【解決手段】本発明の釣銭機は、精算処理に伴う釣銭を払い出す釣銭機であって、筐体と、前記筐体表面に備わる硬貨投入口と、前記筐体表面に備わる硬貨出金口と、前記筐体内部に備わる硬貨回収箱と、前記硬貨回収箱が所定位置に格納されているかどうかを検出し、格納位置の適切もしくは格納位置の不適切を判定する硬貨回収箱検出部と、前記釣銭機の動作開始を制御する動作制御部と、前記動作制御部での制御に基づいて、釣銭の払い出しを行う払い出し部と、前記筐体正面を開閉する開閉ドアと、を備え、前記動作制御部は、前記硬貨回収箱検出部での結果が不適切である場合には、動作開始を行わせない。

【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
精算処理に伴う釣銭を払い出す釣銭機であって、
筐体と、
前記筐体表面に備わる硬貨投入口と、
前記筐体表面に備わる硬貨出金口と、
前記筐体内部に備わる硬貨回収箱と、
前記硬貨回収箱が所定位置に格納されているかどうかを検出し、格納位置の適切もしくは格納位置の不適切を判定する硬貨回収箱検出部と、
前記釣銭機の動作開始を制御する動作制御部と、
前記動作制御部での制御に基づいて、釣銭の払い出しを行う払い出し部と、
前記筐体正面を開閉する開閉ドアと、を備え、
前記動作制御部は、前記硬貨回収箱検出部での結果が不適切である場合には、動作開始を行わせない、釣銭機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記筐体内部において、前記払い出し部による釣銭としての硬貨を収納する硬貨収納箱と、
前記硬貨収納箱が所定位置に格納されているかどうかを検出し、格納位置の適切もしくは格納位置の不適切を判定する硬貨収納箱検出部と、を更に備え、
前記動作制御部は、前記硬貨回収箱検出部および前記硬貨収納箱検出部の少なくとも一つの検出結果が不適切の場合には、動作開始を行わせない、請求項1記載の釣銭機。
【請求項3】
前記筐体表面に備わる紙幣を投入する紙幣入出口と、
前記筐体内部に備わり、前記紙幣を収納する紙幣収納箱と、
前記紙幣収納箱が所定位置に格納されているかどうかを検出し、格納位置の適切もしくは格納位置の不適切を判定する紙幣収納箱検出部と、を更に備え、
前記動作制御部は、前記硬貨回収箱検出部、前記硬貨収納箱検出部および前記紙幣収納箱検出部の少なくとも一つの検出結果が不適切の場合には、動作開始を行わせない、請求項2記載の釣銭機。
【請求項4】
前記硬貨回収箱検出部、前記硬貨収納箱検出部および前記紙幣収納箱検出部の少なくとも一つの検出結果が不適切の場合において、警告を発する警告部を更に備える、請求項3記載の釣銭機。
【請求項5】
前記警告部は、音声、画像、発光および電気信号の少なくとも一つにより、警告を発する、請求項4記載の釣銭機。
【請求項6】
前記警告部は、前記硬貨収納箱検出部および前記紙幣収納箱検出部の少なくとも一つの検出結果が不適切の場合において、前記開閉ドアを閉じることを抑制する警告を発する、請求項4記載の釣銭機。
【請求項7】
前記釣銭機の動作を操作する操作表示部を更に備え、
前記警告部は、前記操作表示部に前記硬貨収納箱検出部および前記紙幣収納箱検出部の少なくとも一つの検出結果が不適切の場合の状態を表示する、請求項4記載の釣銭機。
【請求項8】
前記動作制御部は、前記硬貨収納箱検出部および前記紙幣収納箱検出部の少なくとも一つの検出結果が不適切の場合には、前記開閉ドアが閉じられた後においても、前記釣銭機を動作開始させない、請求項3記載の釣銭機。
【請求項9】
前記硬貨回収箱検出部は、
前記硬貨回収箱の格納時の押し込みにより回動する回動機構部と、
前記回動機構部の回動により電気接続する電気接点と、を有し、
前記電気接点が電気接続する場合に、前記硬貨回収箱が所定位置に格納されている適切状態と判定する、請求項1記載の釣銭機。
【請求項10】
前記硬貨収納箱検出部および前記紙幣収納箱検出部は、電気接点を有し、
前記電気接点が電気接続する場合に、前記硬貨収納箱および前記紙幣収納箱のそれぞれが、所定位置に格納されている適切状態と判定する、請求項3記載の釣銭機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ガソリンスタンドなどの店舗において決済時において釣銭を受け取る釣銭機能が備わる釣銭機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ガソリンスタンドなど顧客自身が購入に必要な作業を行って、自身で精算を行う小売りの場所が増えている。例えば、セルフ作業のガソリンスタンドなどがあり得る。このような場所では、顧客は自ら給油などの作業を行うと共に、精算を行う。
【0003】
顧客は、購入に先立ち一定の金額を投入機に投入する。投入により顧客は投入金額以下のガソリンを購入可能となり、給油作業を行う。給油終了後に釣銭を受け取る。このお金の投入および釣銭の受け取りを、顧客自身が対応する機械を通じて行う。この機械が釣銭機である。
【0004】
ガソリンスタンドなどでは、給油機器は複数備わっているが、この釣銭機は、集中的に備わっていることも多い。給油作業は車ごとに必要であるので、一定数を備えているが、釣銭機は、給油機器より少ない数で備わっている。給油に比較して作業時間が短く、顧客が多くても順序だてて精算処理を行えるからである。
【0005】
このとき、釣銭の払い出しを行う釣銭機での処理を効率化するために、筐体の両面に釣銭の払い出し機能を設けた両面釣銭機が用いられることもある。片面タイプの釣銭機も存在するが、1レーンに給油機は通常1台設置されているが、両面対応型が一般的であり、その場合片面釣銭機は1レーンに2台必要となる。両面に釣銭払い出し機能が備わることで、省スペース化、低コスト化が可能となることが両面釣銭機のメリットである。
【0006】
ここで、釣銭機は、お金の投入を受ける機能とお釣りを払い出す機能の両方を有する場合と、別の機械がお金の投入を受けて、これに連動してお釣りを払い出す機能だけを有する場合とがある。
【0007】
このような釣銭機が、ガソリンスタンドなどで利用されるようになってきている。特に、クレジットカードやスマートフォン決済ではなく、現金での決済を行う顧客にとっては、釣銭機は必要であり、精算や釣銭の払い出しを機械で行える釣銭機は有用である。特に、ガソリンスタンドのように、給油作業と精算作業とが独立している場合には、釣銭機の有用性が高い。
【0008】
もちろん、ガソリンスタンドだけでなく、セルフ精算を行う小売店などでも同様である。あるいは、ホテルの自動精算機などにおいても同様である。
【0009】
あるいは、機械式の有料駐車場などにおいても同様である。駐車機構と精算機構とは別であり、精算機構は集中的にその機器が備わっていればよい。この場合にも、釣銭機は有用である。
【0010】
顧客は、購入や使用に必要なお金を入金し、購入や使用に基づいて釣銭の払い戻しを受けることで精算を行える。現金決済を行う顧客にとっては非常に有用な機械である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許