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公開番号2025088401
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203081
出願日2023-11-30
発明の名称物品供給装置
出願人株式会社バンダイ
代理人
主分類G07D 11/18 20190101AFI20250604BHJP(チェック装置)
要約【課題】商品価格の変更に対応し易く利便性を向上させた物品供給装置を提供する。
【解決手段】物品供給装置1であって、コインCを投入可能な投入部5と、投入されたコインCを保持可能な第1保持部25a及び第2保持部25bと、投入部5と第1保持部25a及び第2保持部25bとの間に設けられ、コインの移動先を振り分け可能な振り分け部26と、を備え、第1保持部25a及び第2保持部25bは、各々保持可能なコイン数を設定可能な設定部28を含み、振り分け部26は、第1保持部25aにおいて、設定された数のコインを保持していることを条件として、以降に投入されたコインを第2保持部25bにおいて保持すべく振り分け可能に構成されている。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項１】
物品供給装置であって、
コインを投入可能な投入部と、
投入された前記コインを保持可能な第１保持部及び第２保持部と、
前記投入部と前記第１保持部及び前記第２保持部との間に設けられ、前記コインの移動先を振り分け可能な振り分け部と、を備え、
前記第１保持部及び前記第２保持部は、各々保持可能なコイン数を設定可能な設定部を含み、
前記振り分け部は、前記第１保持部において、設定された数の前記コインを保持していることを条件として、以降に投入された前記コインを前記第２保持部において保持すべく振り分け可能に構成されている、物品供給装置。
続きを表示（約 910 文字）【請求項２】
請求項１に記載の物品供給装置であって、
前記振り分け部は、第１面部と、前記第１面部に対向している第２面部と、を含み、
前記第１保持部は、前記第１面部に接した前記コインを保持可能に構成され、
前記第２保持部は、前記第２面部に接した前記コインを保持可能に構成されている、物品供給装置。
【請求項３】
請求項２に記載の物品供給装置であって、
前記振り分け部は、その下部において軸支され、回動可能に構成されている、物品供給装置。
【請求項４】
請求項３に記載の物品供給装置であって、
前記振り分け部は、投入された前記コインが前記第１面部又は前記第２面部に接した際に回動可能に構成されている、物品供給装置。
【請求項５】
P
請求項４に記載の物品供給装置であって、
前記振り分け部は、板状に形成され、その上端部には前記第２面部側へ前記コインを誘い込む傾斜面が形成されている、物品供給装置。
【請求項６】
請求項５に記載の物品供給装置であって、
前記振り分け部は、その上部において重りが設けられている、物品供給装置。
【請求項７】
請求項５に記載の物品供給装置であって、
前記振り分け部は、その上部において磁石が設けられている、物品供給装置。
【請求項８】
請求項１～７の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記振り分け部は、前記第１保持部に最後尾に保持され得る前記コインの上部に設けられている、物品供給装置。
【請求項９】
請求項１～７の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記振り分け部は、前記第１保持部の上部近傍に設けられている、物品供給装置。
【請求項１０】
請求項１～７の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
振り分けを規制する規制部を更に備え、
前記規制部は、水平方向に往復移動可能に構成されている、物品供給装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、物品供給装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、商品を自動で販売するために各種の物品供給装置（自動販売機）がある。物品供給装置においては、商品の購入に必要な代価のコインを振り分ける機能が設けられている。例えば、特許文献１においては、硬貨識別機の回収硬貨排出口および釣銭返却排出口と金庫及び返却口との間にシュートを設け、釣銭をその用途に応じて返却口と金庫とに振り分ける仕切り板をシュートの中に設ける、という構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平８－２７９０７２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１においては、仕切り板を用いて硬貨を振り分ける構成であるが、ここに開示された装置は、制御装置によって仕切り板を制御するものであり、また、商品価格の変更等に対応できるものではない。また、物品供給装置においては、従来から商品は、多種多様のものがあり、その価格も異なっている。したがって、商品価格が異なることに、投入代価の変更の設定は面倒な作業であった。
【０００５】
本発明は、商品価格の変更に対応し易く利便性を向上させた物品供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様の物品供給装置は、コインを投入可能な投入部と、投入されたコインを保持可能な第１保持部及び第２保持部と、投入部と第１保持部及び第２保持部との間に設けられ、コインの移動先を振り分け可能な振り分け部と、を備え、第１保持部及び第２保持部は、各々保持可能なコイン数を設定可能な設定部を含み、振り分け部は、第１保持部において、設定された数のコインを保持していることを条件として、以降に投入されたコインを第２保持部において保持すべく振り分け可能に構成されている、ものである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、商品価格の変更に対応し易く利便性を向上させた物品供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一態様の物品供給装置の外観を示す斜視図である。
図１に物品供給装置の内部構造を示す概略断面図である。
図２に示すコイン投入ユニットを右側面方向から見た斜視図である。
図２に示すコイン投入ユニットを左側面方向から見た斜視図である。
図３に示す振り分け部の拡大斜視図である。
振り分け部の付近を装置後方側から前方側に向かって見た概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の一態様である物品供給装置について、図を参照して説明する。
図１は、本態様の物品供給装置１の外観を示す斜視図であり、図２は、物品供給装置１の内部構造を示す概略断面図である。
【００１０】
図１、及び図２に示す物品供給装置１は、例えば、玩具や部品が収容された球形状のカプセルケースの物品Ｐを供給可能な装置である。より具体的に説明すると、物品供給装置１は、物品Ｐをランダムな配置で複数収容可能な収容部１０と、収容部１０の底部１０ｂに回転可能に設けられて物品Ｐを一つずつ無作為に選択・供給可能な回転盤３１を有する供給部３０と、供給部３０を動作不能にロックするロック部４１と、コインＣの投入部５からの代価の支払いを条件としてロック部４１を駆動しロックを解除する。そして、ロック解除状態において前面２ｆに設けられた操作部４を回転操作する。これにより、操作部４のシャフト４ａの先端側に設けられたギア列４ｂが回転し、回転盤３１はそのラックギヤ３１ｇを介して回転される。回転盤３１の保持孔３１ｈに保持された物品Ｐは、底部１０ｂに設けられた通過孔１０ｂｈのところで落下し、物品通路部９ａを介して供給口９へ供給される。
（【００１１】以降は省略されています）

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