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公開番号
2025127110
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-01
出願番号
2024023633
出願日
2024-02-20
発明の名称
画像観察装置及び画像観察方法
出願人
独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類
G07D
7/12 20160101AFI20250825BHJP(チェック装置)
要約
【課題】可視光では観察できない判別領域を、携帯端末機が有する画像撮影手段によって観察することができる画像観察装置及び画像観察方法を提供する。
【解決手段】本発明の画像観察装置及び画像観察方法は、外部からの光を遮断する筐体10と、判別領域1を観察可能とする特定波長の光を照射する光源20とを備え、光源20を筐体10の中に設置し、筐体10には、携帯端末機3を載置する載置面11を有し、載置面11には、撮影用窓部12を形成し、対象物2を筐体10の中に配置して、画像撮影手段4によって、撮影用窓部12から判別領域1を撮影することで、携帯端末機3が有する表示手段5で判別領域1を観察することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
特定波長の光の照射により観察可能な判別領域を備えた対象物の上に載置して、前記判別領域を観察するために用いる画像観察装置であって、
外部からの光を遮断する筐体と、前記判別領域に前記特定波長の光を照射する光源とを備え、
前記筐体は、上部に画像撮影手段を備えた携帯端末機を載置するための載置面と、下部に前記判別領域を観察するための開口部を備え、
前記光源は、前記筐体内の前記開口部よりも高い位置に設けられ、
前記載置面は、前記携帯端末機が備える前記画像撮影手段により、前記判別領域を撮影するための撮影用窓部を有することを特徴とする画像観察装置。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記載置面には、前記携帯端末機を載置する位置を示す携帯端末機配置誘導部を有することを特徴とする請求項1に記載の画像観察装置。
【請求項3】
前記対象物を載置するための対象物設置板を備え、
前記対象物設置板には、前記対象物を載置する位置を示す対象物配置誘導部と、前記筐体を載置する位置を示す筐体配置誘導部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像観察装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像観察装置を用いた画像観察方法であって、
前記対象物に対する外部からの光を遮断し、
前記判別領域を観察するための前記特定波長の光を前記判別領域に照射し、
前記画像撮影手段によって、前記判別領域を撮影することを特徴とする画像観察方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、銀行券、株券、債券等の有価証券、各種証明書及び重要書類として用いられる印刷物に埋め込まれ、可視光では観察できない潜像を確認するために用いる画像観察装置及び画像観察方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、遮光性筐体と、遮光性筐体の下部平面に設けられた窓部と、遮光性筐体内に配設され窓部に向けて非可視光を照射する光源と、遮光性筐体内に配設され窓部を通して鑑別対象物の画像を撮像する撮像手段と、遮光性筐体の上部平面に設けられ筐体外部に表示面を有して撮像手段で撮像された画像を表示する表示手段とを備える偽造鑑別装置を開示している。
【0003】
特許文献2は、箱体に被検査物の挿入口を設け、挿入口に対応して被検査物の配置台を設け、配置台の下側には可視光ランプを設け、配置台の上側には蛍光体を発色せしめる光源を設け、配置台に対向する位置に確認窓を設け、ランプと光源を選択的に点灯することで、被検査物を可視透過光での検査及び蛍光体パターンの検査を可能とする番号変造検査装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3359149号公報
実願昭55-94322号(実開昭57-20073号)のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1や特許文献2では、携帯端末機が有する画像撮影手段によって、可視光では観察できない判別領域を観察することはできない。
【0006】
可視光以外の波長域の光は人体に対し、悪影響を及ぼす領域(例えば紫外領域)もあり、人体に影響を及ぼすことのない観察方法が要望されていた。
【0007】
また、可視光以外の波長で観察される潜像は、真偽判別要素としても活用されるため、人の目による観察だけでなく、画像として保存することも重要であり、観察とともに画像を保存できるような観察装置も要望されていた。
【0008】
本発明は、可視光では観察できない判別領域を、携帯端末機が有する画像撮影手段によって観察することができる画像観察装置及び画像観察方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の本発明の画像観察装置は、特定波長の光の照射により観察可能な判別領域を備えた対象物の上に載置して、判別領域を観察するために用いる画像観察装置であって、外部からの光を遮断する筐体と、判別領域に特定波長の光を照射する光源とを備え、筐体は、上部に画像撮影手段を備えた携帯端末機を載置するための載置面と、下部に判別領域を観察するための開口部を備え、光源は、筐体内の開口部よりも高い位置に設けられ、載置面は、携帯端末機が備える画像撮影手段により、判別領域を撮影するための撮影用窓部を有することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の画像観察装置において、載置面には、携帯端末機を載置する位置を示す携帯端末機配置誘導部を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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