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公開番号
2025166902
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2024071089
出願日
2024-04-25
発明の名称
固有情報作成装置及び履歴管理システム
出願人
独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類
B42D
25/305 20140101AFI20251030BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約
【課題】小切面を多面配置した枚葉紙において、小切面における特徴量と、枚葉紙における特徴量を組み合わせて固有情報を作成することで、枚葉紙に記番号やバーコードを別途付与することなく、枚葉紙の製造履歴を管理することを可能とした履歴管理システムを提供する。
【解決手段】本発明の履歴管理システムは固有情報作成装置と製造情報管理装置を備え、固有情報作成装置は、枚葉紙の製造における2つ以上の各工程に設けられ、小切面の少なくとも一部の領域と枚葉紙の余白の少なくとも一部の領域を撮像するための撮像部と、小切面における特徴量と枚葉紙の余白における特徴量を抽出及び組み合わせることで固有情報を作成する演算部を有し、製造情報管理装置は、固有情報を記録するためのデータベースと、各工程における固有情報の照合を行う照合部と、固有情報と枚葉紙の製造に関わる情報との統合を行う履歴統合部を備えることを特徴とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
小切面が多面配置され、余白を備えた枚葉紙における固有情報を作成する固有情報作成装置であって、
前記小切面の少なくとも一部の領域と前記枚葉紙の余白の少なくとも一部の領域を撮像するための撮像部と、
前記撮像部によって撮像された画像データから前記小切面における特徴量と、前記枚葉紙の余白における特徴量を抽出し、前記特徴量を組み合わせて固有情報を作成する演算部と
を備えることを特徴とする固有情報作成装置。
続きを表示(約 340 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の固有情報作成装置と、製造情報管理装置から成る製造情報の履歴管理システムであって、
前記固有情報作成装置は、
前記枚葉紙の製造における2つ以上の工程に設けられ、
かつ、前記演算部によって作成された前記固有情報と前記枚葉紙の製造に関わる情報を前記製造情報管理装置に送信する送信部を更に備え、
前記製造情報管理装置は、
前記送信部によって送信された複数の前記固有情報を記録するためのデータベースと、
前記固有情報がすべて同じであるか照合を行う照合部と、
前記固有情報と前記枚葉紙の製造に関わる情報を統合し、製造情報として管理する履歴統合部と
を備えることを特徴とする履歴管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、偽造防止効果を必要とする銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の貴重印刷物の分野において、貴重印刷物自体に備わるランダムな特徴量を用いて固有情報を作成する固有情報作成装置及び固有情報を利用した履歴管理システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
貴重印刷物の製造は、その性質上、数量管理を厳格に行うとともに、流通性や安定性等を保証するため品質管理、工程管理等を厳格に管理する必要がある。
【0003】
また、貴重印刷物の製造方法の例として、すかし等を施した用紙を製造するとともに、枚葉紙を断裁し、検査する製紙工程と、その後、枚葉紙の両面に印刷を行う印刷工程と、印刷後の枚葉紙を検査する検査工程等、複数の製造工程により行われることから、各工程における数量管理、品質管理に加えて、製品が、いつ、どの工程でどのような材料等を用いて製造されたか等、その履歴を追うための確実な履歴管理が必要とされている。
【0004】
例えば、製造中の枚葉紙を識別する方法として、特許文献1には、枚葉紙の端部に印刷された識別コードと、枚葉紙を構成する小切面に付与された記番号とを関連付けることで、小切面の記番号から枚葉紙の製造履歴を追跡することを可能とした履歴管理方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-152840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1は、個体を識別するために識別コード及び記番号を付与する領域を枚葉紙の端部及び小切面に確保する必要があり、記番号や識別コードを印字するための付与装置を別途用意する必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、小切面が多面配置され、余白を備えた枚葉紙における固有情報を作成する固有情報作成装置であって、小切面の少なくとも一部の領域と枚葉紙の余白の少なくとも一部の領域を撮像するための撮像部と、撮像部によって撮像された画像データから小切面における特徴量と、枚葉紙の余白における特徴量を抽出し、特徴量を組み合わせて固有情報を作成する演算部とを備えることを特徴とする固有情報作成装置である。
【0008】
また、本発明は、固有情報作成装置と、製造情報管理装置から成る製造情報の履歴管理システムであって、固有情報作成装置は、枚葉紙の製造における2つ以上の工程に設けられ、かつ、演算部によって作成された固有情報と枚葉紙の製造に関わる情報を前記製造情報管理装置に送信する送信部を更に備え、製造情報管理装置は、送信部によって送信された複数の固有情報を記録するためのデータベースと、固有情報がすべて同じであるか照合を行う照合部と、固有情報と枚葉紙の製造に関わる情報を統合し、製造情報として管理する履歴統合部とを備えることを特徴とする履歴管理システムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、貴重印刷物自体に備わるランダムな特徴量を製造工程における履歴管理に活用することにより、読取を目的とした識別コード付与のための印字装置、工程、設置場所、装置の維持管理、あるいは作業者の配置の必要がなくなる。したがって、従来よりも省コスト、省エネルギー及び省資源な履歴管理システムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る固有情報作成装置のブロック図を示す。
複数の小切面からなる枚葉紙を示す図を示す。
製品の特徴量を抽出するために使用する領域を示す図を示す。
製品の特徴量を抽出するために使用する領域を示す図を示す。
枚葉紙の余白から抽出する特徴量と、小切面から抽出する特徴量とを組み合わせて小切面単位の固有情報を作成するフロー図を示す。
本発明に係る履歴管理システムのブロック図を示す。
製造情報の作成にかかるフロー図を示す。
製造情報の作成にかかる一例を示す図を示す。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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