TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025091622
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206972
出願日2023-12-07
発明の名称積層体
出願人独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類B42D 25/21 20140101AFI20250612BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】積層体中に配置される光学的変化素子の輝度の低下を軽減できる積層体を提供する。
【解決手段】本発明の積層体は、ICチップを保持するコア層の一方の面に、レーザ光によって描画されるレーザ描画層と、印刷面を形成する印刷面形成層と、前記印刷面形成層を保護する保護層とを積層し、レーザ描画層と前記印刷面形成層との間に、光学的変化素子を配置し、印刷面形成層の一方の面は、印刷面形成層の他方の面よりも平滑であり、レーザ描画層の一方の面は、レーザ描画層の他方の面よりも平滑であり、印刷面形成層の一方の面を印刷面とし、レーザ描画層と印刷面形成層が接着される面が、平滑な面で接着されることを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ICチップを保持するコア層の一方の面に、レーザ光によって描画されるレーザ描画層と、印刷面を形成する印刷面形成層と、前記印刷面形成層を保護する保護層とを積層し、
前記レーザ描画層の前記印刷面形成層と接着される面に、光学的変化素子が貼付される積層体であって、
前記印刷面形成層の一方の面は、前記印刷面形成層の他方の面よりも平滑であり、
前記レーザ描画層の一方の面は、前記レーザ描画層の他方の面よりも平滑であり、
前記印刷面形成層の一方の面を、前記印刷面とし、
前記レーザ描画層と前記印刷面形成層が接着される面が、平滑な面で接着される
ことを特徴とする積層体。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記印刷面には可視画像の鏡面反転画像が印刷される
ことを特徴とする請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記コア層の前記一方の面に積層される前記レーザ描画層、前記印刷面形成層、及び前記保護層を、前記コア層の他方の面にも積層する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の積層体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コア層の表面にレーザ描画層及び印刷面形成層を積層するとともに光学的変化素子を配置する積層体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
現在、日常生活においては様々な種類のカードが用いられている。例えば、プラスチック基材表面に特定情報等が印刷されたカード、テレフォンカード等の磁気カード、あるいはICメモリを内蔵したクレジットカードや、マイナンバーカードに代表されるICカード、プラスチック基材に個人情報等を印刷したデータページを使用したパスポートなど、身分証明等の用途で顔写真等の画像が印刷されたものもある。
【0003】
このような各種カードには、プラスチック基材や熱可塑性樹脂シートの表面に印刷により特定情報等を形成し、それらに積層したレーザ発色シートに個人情報等をレーザ発色画像として形成して、印刷された特定情報の改竄を防止する技術がある。
【0004】
例えば、本出願人は、基材層(熱可塑性樹脂シート)と、所定のレーザ光により発色するレーザ発色シートで形成されるレーザ発色層と、レーザ発色層の少なくとも一方の面に積層される透明層と、透明層の上層や透明層とレーザ発色層との間に印刷層を有する積層体を既に開示している(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-137968号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
積層体に使用される熱可塑性樹脂シート及びレーザ発色シート等は製造工程で表裏に平滑度の差(平滑面と粗面)が生じることが一般的である。
【0007】
また積層体のセキュリティ性を向上するために、積層体中にホログラム等の光学的変化素子(OVD)を配置することがある。この際、光学的変化素子は貼付品質の向上を目的として、平滑度の高い面に貼付することが一般的である。
【0008】
積層体は熱可塑性樹脂シート及びレーザ発色シート等を積層したのちに熱圧着することで形成されるが、熱圧着の効率を向上させるためには、平滑面同士又は粗面同士が接するように各シートを積層した状態で熱圧着することが好ましい。
【0009】
そのため、光学的変化素子を貼付した面には平滑面が接するように積層されるため、光学的変化素子を貼付したシートの直上に積層されるシートに印刷を行う場合、粗面に印刷を行う事となり、表面の凹凸により印刷品質が平滑面に印刷を行った場合と比べて低下する。それに伴い光学的変化素子の輝度が低下してしまっていた。
【0010】
光学的変化素子は、観察角度によって観察される画像が変化したり動いて観察されることでセキュリティ性を担保するものであるが、輝度が低下してしまうと前述した効果が十分に発揮されず、セキュリティ性を担保できないという課題があった。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
書籍
3か月前
個人
書類ホルダー
2か月前
個人
ノート
2か月前
個人
ダブルクリップ
3か月前
個人
ブランドハガキ
14日前
個人
メッセージカード
3か月前
FRC株式会社
学習ノート
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
積層体
13日前
個人
タロットカード解説書
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
積層体
13日前
有限会社ライト工房
起立する台紙
1か月前
個人
見開きアルバム立て掛け飾り具
1か月前
独立行政法人 国立印刷局
潜像画像形成体
6日前
個人
複数の箇所に挟める磁力を持ったしおり
2か月前
大日本印刷株式会社
卓上カレンダー
3か月前
デュプロ精工株式会社
加工ログ生成システム
2か月前
アロックス有限会社
暗記カード用2穴リング式バインダー
2か月前
niche&biodata株式会社
製品の品質を証す文書
2か月前
株式会社カネダ技研
リング式綴じ具
2か月前
小林クリエイト株式会社
レーザー記録媒体
2か月前
株式会社カネダ技研
リング式綴じ具
2か月前
フジイ印刷株式会社
スポーツ用記録シート及びスポーツ用ノート
20日前
大日本印刷株式会社
ブックカバー
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成システム
3か月前
デンカ株式会社
真贋判定システム及び真贋判定方法
2か月前
TOPPANホールディングス株式会社
認証用印刷物
2か月前
個人
ダイヤル式南京錠のワイヤーを利用したロック機能付きパイプ式ファイル。
1か月前
キヤノン株式会社
冊子作製装置および画像形成システム
23日前
大日本印刷株式会社
真贋判定装置、コンピュータプログラム及び真贋判定方法
1か月前
株式会社キングジム
保持体収納具およびファイル
2か月前
株式会社ゼータ
偽造防止シール
29日前
TOPPANホールディングス株式会社
複写防止媒体および複写防止媒体の製造方法
1か月前
大日本印刷株式会社
読取装置、真贋判定装置、およびプログラム
3か月前
TOPPANホールディングス株式会社
真贋判定用表示媒体および真贋判定用表示媒体の製造方法
1か月前
TOPPANホールディングス株式会社
真贋判定用印刷物、真贋判定用印刷物の製造方法および真贋判定システム
2か月前
コンポセキュア,リミティド ライアビリティ カンパニー
部分ガラス層を伴うトランザクションカード
2か月前
続きを見る