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公開番号
2024141686
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-10
出願番号
2023053475
出願日
2023-03-29
発明の名称
真偽判別印刷物
出願人
独立行政法人 国立印刷局
代理人
主分類
B42D
25/333 20140101AFI20241003BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約
【課題】すき入れと機械読取材料を同じ位置に付与した真偽判別印刷物において、すき入れの透過特性と特定波長の反射特性のみを真似ることによる偽造を防止し、偽造防止効果や変造防止効果をさらに向上させた真偽判別印刷物を提供する。
【解決手段】紙基材の少なくとも一部の領域に、紙基材よりも光透過特性の高いすき入れと、特定波長吸収材料を含む第1のインキ組成物によって形成された第1の情報パターンと、を備え、特定波長吸収材料は、紫外波長域又は赤外波長域の少なくとも一方に吸収特性を有し、第1の情報パターンは、紙基材の表裏の少なくとも一方の面における、すき入れの少なくとも一部に重畳されて成り、すき入れと第1の情報パターンが重畳した位置における、紫外波長域又は赤外波長域の少なくとも一方の光透過特性が、紙基材の光透過特性と略同一であることを特徴とする真偽判別印刷物。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
紙基材の少なくとも一部の領域に、前記紙基材よりも光透過特性の高いすき入れと、
特定波長吸収材料を含む第1のインキ組成物によって形成された第1の情報パターンとを備え、
前記特定波長吸収材料は、紫外波長域又は赤外波長域の少なくとも一方に吸収特性を有し、
前記第1の情報パターンは、前記紙基材の表裏の少なくとも一方の面における、前記すき入れの少なくとも一部に重畳されて成り、
前記すき入れと前記第1の情報パターンが重畳した位置における、前記紫外波長域又は前記赤外波長域の少なくとも一方の光透過特性が、前記紙基材の光透過特性と略同一であることを特徴とする真偽判別印刷物。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
前記第1の情報パターンが、可視光下で透明又は前記紙基材と略等色で形成されて成り、
前記第1のインキ組成物が前記紫外波長域に吸収特性を有する場合、前記特定波長吸収材料は前記紙基材との屈折率差(Δn)が0.2~0.7であり、前記第1のインキ組成物が前記赤外波長域に吸収特性を有する場合、前記特定波長吸収材料はセシウムドープ酸化タングステンであることを特徴とする請求項1に記載の真偽判別印刷物。
【請求項3】
前記第1の情報パターンが前記紙基材と異なる色で形成されて成り、
前記第1の情報パターンと略等色の第2の情報パターンをさらに備え、
前記第2の情報パターンは、前記紫外波長域又は前記赤外波長域に透過特性を有する特定波長透過材料を含む第2のインキ組成物によって形成されて成り、
前記第1の情報パターンと前記第2の情報パターンは隣接又は近接されて成り、
前記第2の情報パターンは、前記紙基材の表裏の少なくとも一方の面における、前記すき入れの少なくとも一部に重畳されて成ることを特徴とする請求項1に記載の真偽判別印刷物。
【請求項4】
前記第1のインキ組成物が前記紫外波長域に吸収特性を有する場合、UVインキ組成物であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の真偽判別印刷物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、すき入れを有するとともに、特定波長の光を吸収する材料を含むインキ組成物を付与した真偽判別印刷物に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
銀行券、パスポート、印紙、切手、有価証券、身分証明書、各種チケット、セキュリティラベル等をはじめとする真偽判別印刷物は、高度な偽造防止技術や真偽判別技術を付与することが求められている。これらの偽造防止技術を判別する方法としては、特定の波長領域に吸収特性を有するインキ塗膜を付与し、目視又は機械により判別して、偽造品と真正品を見極める真偽判別方法が広く用いられている。
【0003】
特定の波長域に吸収特性を有するインキ塗膜を、目視又は機械により判別して、偽造品と真正品を見極める真偽判別に係る技術としては、例えば、安価で入手しやすく少量で赤外吸収効果の高い材料であるカーボンブラックなどの黒色顔料を含んだ黒色インキを用いて真偽判別印刷物に情報パターンを形成することが一般的に知られている。この情報パターンが保持している情報は、赤外光を照射し、赤外反射光を測定することにより読み取られる。
【0004】
しかしながら、カーボンブラックを用いた赤外吸収インキにより印刷された情報パターンは、可視光下においても光吸収特性を有することから、目視においてもその存在が解読されやすい。そのため、偽造や変造を有効に防止する手段としては十分ではなかった。
【0005】
そこで、可視光により容易に情報が読み取られることを防止するため、用紙の所定の箇所において用紙の表面から所望される紙層の内部に至るまでの領域に機械読取材料を付与すると同時に、用紙の所定の箇所において紙層構造を部分的に変化させた技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-181998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1の技術は、すき入れと機械読取材料が同じ位置に付与されていることと、可視光の透過特性と、特定波長の反射特性を真正な値と照合して真偽判別を行うものであるが、すき入れと機械読取材料を同じ位置に形成し、すき入れの透過特性と特定波長の反射特性のみを真似ることで偽造される恐れがあった。
【0008】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、すき入れと機械読取材料を同じ位置に付与した真偽判別印刷物において、すき入れの透過特性と特定波長の反射特性のみを真似ることによる偽造を防止し、偽造防止効果や変造防止効果を更に向上させた真偽判別印刷物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、紙基材の少なくとも一部の領域に、紙基材よりも光透過特性の高いすき入れと、特定波長吸収材料を含む第1のインキ組成物によって形成された第1の情報パターンと、を備え、特定波長吸収材料は、紫外波長域又は赤外波長域の少なくとも一方に吸収特性を有し、第1の情報パターンは、紙基材の表裏の少なくとも一方の面における、すき入れの少なくとも一部に重畳されて成り、すき入れと第1の情報パターンが重畳した位置における、紫外波長域又は赤外波長域の少なくとも一方の光透過特性が、紙基材の光透過特性と略同一であることを特徴とする真偽判別印刷物である。
【0010】
また、本発明は、第1の情報パターンが、可視光下で透明又は紙基材と略等色で形成されて成り、第1のインキ組成物が紫外波長域に吸収特性を有する場合、特定波長吸収材料は紙基材との屈折率差(Δn)が0.2~0.7であり、第1のインキ組成物が赤外波長域に吸収特性を有する場合、特定波長吸収材料はセシウムドープ酸化タングステンであることを特徴とする真偽判別印刷物である。
(【0011】以降は省略されています)
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