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公開番号2025088402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203082
出願日2023-11-30
発明の名称物品供給装置
出願人株式会社バンダイ
代理人
主分類G07F 9/00 20060101AFI20250604BHJP(チェック装置)
要約【課題】余剰コインの排出が容易な利便性を向上させた物品供給装置を提供する。
【解決手段】物品供給装置1であって、コインCを投入可能な投入部5と、投入されたコインCを保持可能な保持部25と、保持部に保持可能なコインCの数を設定可能な設定部28と、投入されたコインCを排出可能な排出部29と、投入されたコインCを排出するか否かを制御可能な制御部と、を備え、制御部は、設定されている数のコインCを保持部にて保持していることを条件として、追加で投入されたコインCを排出部29に排出するように制御する。
【選択図】図4

特許請求の範囲【請求項１】
物品供給装置であって、
コインを投入可能な投入部と、
投入された前記コインを保持可能な保持部と、
前記保持部に保持可能なコインの数を設定可能な設定部と、
投入された前記コインを排出可能な排出部と、
投入された前記コインを排出するか否かを制御可能な制御部と、を備え、
前記制御部は、設定されている数の前記コインを前記保持部にて保持していることを条件として、追加で投入された前記コインを前記排出部に排出するように制御する、物品供給装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
請求項１に記載の物品供給装置であって、
前記保持部は、第１保持部と第２保持部とを含み、
前記第１保持部及び前記第２保持部は、各々が前記コインを複数保持可能に構成されている、物品供給装置。
【請求項３】
請求項２に記載の物品供給装置であって、
前記第２保持部は、前記第１保持部に設定されている数の前記コインを前記第１保持部にて保持していることを条件として、追加で投入された前記コインを保持可能に構成されている、物品供給装置。
【請求項４】
請求項３に記載の物品供給装置であって、
前記第１保持部は、前記第２保持部に設定されている保持可能なコインの数がゼロであることを条件として、前記第１保持部のみが前記コインを保持可能に構成されている、物品供給装置。
【請求項５】
請求項４に記載の物品供給装置であって、
前記第２保持部は、前記第１保持部に設定されている保持可能なコインの数がゼロであることを条件として、前記コインを保持しないように構成されている、物品供給装置。
【請求項６】
請求項２～５の何れか一項に記載の物品供給装置であって、
前記第１保持部のみに前記コインを保持させる第１状態と、前記第１保持部及び前記第２保持部にコインを保持させる第２状態と、の間で切替可能な切替部を更に備えている、物品供給装置。
【請求項７】
請求項６に記載の物品供給装置であって、
前記第１保持部と前記第２保持部とは、対向する位置で水平に対して長手方向に傾斜して設けられている、物品供給装置。
【請求項８】
請求項７に記載の物品供給装置であって、
前記排出部は、前記第２保持部側に設けられている第２排出部を含んでいる、物品供給装置。
【請求項９】
請求項８に記載の物品供給装置であって、
前記制御部は、前記切替部が前記第１状態にあること、及び前記第１保持部が設定されている数の前記コインを保持していることを条件として、追加で投入された前記コインを前記第２排出部から排出するように制御する、物品供給装置。
【請求項１０】
請求項９に記載の物品供給装置であって、
前記制御部は、前記切替部が前記第２状態にあること、前記第１保持部が設定されている数の前記コインを保持していること、及び前記第２保持部が設定されている数の前記コインを保持していることを条件として、追加で投入された前記コインを前記第２排出部から排出するように制御する、物品供給装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、物品供給装置に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、商品を自動で販売するために各種の物品供給装置（自動販売機）がある。物品供給装置においては、商品の購入に必要な代価のコインにおける余剰コイン（硬貨）を排除する機能が設けられている。例えば、特許文献１においては、オーバーフローした余剰硬貨を筒外の一側方に排除するものにおいて、余剰硬貨排除部材のスライド底面にスポンジゴムなどの弾性体を付設するか、そのスライド底面自体を弾性体にて形成するなどして余剰硬貨排除部材のスライド底面に弾性変形を生じさせるようにした自動販売機等に備えた釣銭筒における余剰硬貨の排除装置、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実開昭４８－３４５９８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１においては、硬貨の変形などがあってもスライド底面が変形対応して余剰硬貨排除部材の動作ができるようにしたものであるが、その駆動手段には電気系の制御手段が必要であった。また、物品供給装置においては、従来から商品は、多種多様のものがあり、商品価格が異なり、価格ごとの余剰コインの排出設定が異なり、その設定において利便性の良い装置が求められていた。
【０００５】
本発明は、余剰コインの排出が容易な利便性を向上させた物品供給装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の一態様の物品供給装置は、コインを投入可能な投入部と、投入された前記コインを保持可能な保持部と、保持部に保持可能なコインの数を設定可能な設定部と、投入された前記コインを排出可能な排出部と、投入された前記コインを排出するか否かを制御可能な制御部と、を備え、制御部は、設定されている数のコインを保持部にて保持していることを条件として、追加で投入された前記コインを排出部に排出するように制御する、ものである。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、余剰コインの排出が容易な利便性を向上させた物品供給装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本発明の一態様の物品供給装置の外観を示す斜視図である。
図１に物品供給装置の内部構造を示す概略断面図である。
図２に示すコイン投入ユニットを右側面方向から見た斜視図である。
図２に示すコイン投入ユニットを左側面方向から見た斜視図である。
図３に示す振り分け部の拡大斜視図である。
振り分け部の付近を装置後方側から前方側に向かって見た概略断面図である。
コインが排出されるときの一例を示す概略斜視図である。
コインが排出されるときの他の例を示す概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明の一態様である物品供給装置について、図を参照して説明する。
図１は、本態様の物品供給装置１の外観を示す斜視図であり、図２は、物品供給装置１の内部構造を示す概略断面図である。
【００１０】
図１、及び図２に示す物品供給装置１は、例えば、玩具や部品が収容された球形状のカプセルケースの物品Ｐを供給可能な装置である。より具体的に説明すると、物品供給装置１は、物品Ｐをランダムな配置で複数収容可能な収容部１０と、収容部１０の底部１０ｂに回転可能に設けられて物品Ｐを一つずつ無作為に選択・供給可能な回転盤３１を有する供給部３０と、供給部３０を動作不能にロックするロック部４１と、コインＣの投入部５からの代価の支払いを条件としてロック部４１を駆動しロックを解除する。そして、ロック解除状態において前面２ｆに設けられた操作部４を回転操作する。これにより、操作部４のシャフト４ａの先端側に設けられたギア列４ｂが回転し、回転盤３１はそのラックギヤ３１ｇを介して回転される。回転盤３１の保持孔３１ｈに保持された物品Ｐは、底部１０ｂに設けられた通過孔１０ｂｈのところで落下し、物品通路部９ａを介して供給口９へ供給される。
（【００１１】以降は省略されています）

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