特許ウォッチ

公開番号2025058844
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2024021460
出願日2024-02-15
発明の名称商品収納装置
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A47F 3/04 20060101AFI20250402BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】カバーへの結露の発生を抑制すること。
【解決手段】ケース本体10の上面開口10aを臨む態様で形成された収納庫11と、収納庫11の互いに対向する前方壁部11a及び後方壁部11bに形成された吸込口13及び吹出口14を通じて、収納庫11に連通する態様で形成された空気通路12と、吸込口13等を通じて収納庫11と空気通路12との間で空気を循環させるとともに冷却する冷却ユニット20と、上面開口10aの一部を閉塞する態様でスライド可能に設けられたカバー40とを備えた商品収納装置1であって、カバー40は、前方壁部11a及び後方壁部11bの相互間に跨る態様で配設され、かつ前方壁部11a等の延在方向に沿ってスライド可能なカバー本体41と、カバー本体41の上面より上方に突出する態様で配設され、かつ前方壁部11a及び後方壁部11bの延在方向に直交する方向に沿って延在する把手部42とを備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
装置本体の上面開口を臨む態様で形成された収納庫と、
前記収納庫の互いに対向する対象壁部に形成された吸込口及び吹出口を通じて、該収納庫に連通する態様で形成された空気通路と、
前記吸込口及び前記吹出口を通じて前記収納庫と前記空気通路との間で空気を循環させる送風ファンと、
前記空気通路を通過する空気を冷却する冷却手段と、
前記上面開口の一部を閉塞する態様でスライド可能に設けられたカバーと
を備え、
前記収納庫に収納された商品を、前記上面開口の開放された部分を通じて取出可能な状態で冷却する商品収納装置であって、
前記カバーは、
前記対象壁部の相互間に跨る態様で配設され、かつ該対象壁部の延在方向に沿ってスライド可能なカバー本体と、
前記カバー本体の上面より上方に突出する態様で配設され、かつ前記対象壁部の延在方向に直交する方向に沿って延在する把手部と
を備えたことを特徴とする商品収納装置。
続きを表示（約 910 文字）【請求項２】
装置本体の上面開口を臨む態様で形成された収納庫と、
前記収納庫の互いに対向する対象壁部に形成された吸込口及び吹出口を通じて、該収納庫に連通する態様で形成された空気通路と、
前記吸込口及び前記吹出口を通じて前記収納庫と前記空気通路との間で空気を循環させる送風ファンと、
前記空気通路を通過する空気を冷却する冷却手段と、
前記上面開口の一部を閉塞する態様で前記対象壁部の延在方向に沿ってスライド可能に設けられたカバーと
を備え、
前記収納庫に収納された商品を、前記上面開口の開放された部分を通じて取出可能な状態で冷却する商品収納装置であって、
前記対象壁部とともに前記収納庫を構成し、かつ該対象壁部の両端部同士を連結することにより互いに対向する連結壁部と、
前記カバーが前記連結壁部に最も近接した場合に、該カバーと該連結壁部との間に間隙が形成されるよう該カバーのスライドを規制するストッパと
を備えたことを特徴とする商品収納装置。
【請求項３】
前記対象壁部とともに前記収納庫を構成し、かつ該対象壁部の両端部同士を連結することにより互いに対向する連結壁部と、
前記カバー本体が前記連結壁部に最も近接した場合に、該カバー本体と該連結壁部との間に間隙が形成されるよう該カバー本体のスライドを規制するストッパと
を備えたことを特徴とする請求項１に記載の商品収納装置。
【請求項４】
前記カバー本体及び前記把手部は、上方に突出する態様で湾曲して形成されたことを特徴とする請求項３に記載の商品収納装置。
【請求項５】
前記カバー本体は、透光性材料から構成されたことを特徴とする請求項１に記載の商品収納装置。
【請求項６】
前記カバー本体は、前記上面開口を臨む下面が熱線反射フィルムに被覆されて構成されたことを特徴とする請求項１に記載の商品収納装置。
【請求項７】
前記ストッパは、前記カバーに設けられたことを特徴とする請求項２に記載の商品収納装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、商品収納装置に関し、より詳細には、例えばアイスクリーム等の商品を取出可能な状態で収納するオープン平型のアイスケース等の商品収納装置の改良に関するものである。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、例えばアイスクリーム等の商品を取出可能な状態で収納するオープン平型のアイスケース等の商品収納装置が特許文献１に提案されている。この特許文献１に提案された商品収納装置では、収納庫に収納された商品を、上面開口を通じて取出可能な状態で冷却するものであり、収納庫の内部の温度上昇を抑制するために上面開口の一部を閉成する態様でスライド可能なカバーを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－０７８６７５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記特許文献１に提案された商品収納装置においては、商品の視認性確保のためにカバーに複数の丸孔が形成されていたので、丸孔の周縁部分等に結露が集中的に生じていた。このように結露が生じてしまうと、商品の視認性に影響を与えるだけでなく、利用者がカバーに触れて該カバーをスライドさせることを躊躇うおそれがある。
【０００５】
本発明は、上記実情に鑑みて、カバーへの結露の発生を抑制することができる商品収納装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明に係る商品収納装置は、装置本体の上面開口を臨む態様で形成された収納庫と、前記収納庫の互いに対向する対象壁部に形成された吸込口及び吹出口を通じて、該収納庫に連通する態様で形成された空気通路と、前記吸込口及び前記吹出口を通じて前記収納庫と前記空気通路との間で空気を循環させる送風ファンと、前記空気通路を通過する空気を冷却する冷却手段と、前記上面開口の一部を閉塞する態様でスライド可能に設けられたカバーとを備え、前記収納庫に収納された商品を、前記上面開口の開放された部分を通じて取出可能な状態で冷却する商品収納装置であって、前記カバーは、前記対象壁部の相互間に跨る態様で配設され、かつ該対象壁部の延在方向に沿ってスライド可能なカバー本体と、前記カバー本体の上面より上方に突出する態様で配設され、かつ前記対象壁部の延在方向に直交する方向に沿って延在する把手部とを備えたことを特徴とする。
【０００７】
また、本発明に係る商品収納装置は、装置本体の上面開口を臨む態様で形成された収納庫と、前記収納庫の互いに対向する対象壁部に形成された吸込口及び吹出口を通じて、該収納庫に連通する態様で形成された空気通路と、前記吸込口及び前記吹出口を通じて前記収納庫と前記空気通路との間で空気を循環させる送風ファンと、前記空気通路を通過する空気を冷却する冷却手段と、前記上面開口の一部を閉塞する態様で前記対象壁部の延在方向に沿ってスライド可能に設けられたカバーとを備え、前記収納庫に収納された商品を、前記上面開口の開放された部分を通じて取出可能な状態で冷却する商品収納装置であって、前記対象壁部とともに前記収納庫を構成し、かつ該対象壁部の両端部同士を連結することにより互いに対向する連結壁部と、前記カバーが前記連結壁部に最も近接した場合に、該カバーと該連結壁部との間に間隙が形成されるよう該カバーのスライドを規制するストッパとを備えたことを特徴とする。
【０００８】
また本発明は、上記商品収納装置において、前記対象壁部とともに前記収納庫を構成し、かつ該対象壁部の両端部同士を連結することにより互いに対向する連結壁部と、前記カバー本体が前記連結壁部に最も近接した場合に、該カバー本体と該連結壁部との間に間隙が形成されるよう該カバー本体のスライドを規制するストッパとを備えたことを特徴とする。
【０００９】
また本発明は、上記商品収納装置において、前記カバー本体及び前記把手部は、上方に突出する態様で湾曲して形成されたことを特徴とする。
【００１０】
また本発明は、上記商品収納装置において、前記カバー本体は、透光性材料から構成されたことを特徴とする。
（【００１１】以降は省略されています）

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