TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025070382
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-02
出願番号2023180654
出願日2023-10-19
発明の名称支援装置、支援方法、プログラム
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類B61L 25/04 20060101AFI20250424BHJP(鉄道)
要約【課題】鉄道車両のドアに関するより適切なメンテナンスを支援することが可能な技術を提供する。
【解決手段】一実施形態に係る支援装置2は、鉄道車両1のドア80に関する異常の診断結果に関する情報を取得する診断結果取得部23と、診断結果取得部23により取得される情報に基づき、診断結果に対応するドア80のメンテナンス方法及びメンテナンスの対象部位の調整量の少なくとも一方を含むメンテナンスの内容をユーザが認識可能なように診断結果を通知する診断結果通知部24と、を備える。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
鉄道車両のドアに関する異常の診断結果に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得される情報に基づき、前記診断結果を表す情報と、前記診断結果に対応する前記ドアのメンテナンスに関する情報とを通知する通知部と、を備える、
支援装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ドアのメンテナンスに関する情報には、前記ドアのメンテナンスの内容を表す第1の情報、又は前記第1の情報に誘導するための第2の情報が含まれる、
請求項1に記載の支援装置。
【請求項3】
前記第1の情報には、前記ドアのメンテナンスの方法を表す情報、及び前記ドアのメンテナンスの対象部位を表す情報、及び前記ドアのメンテナンスの対象部位の調整量を表す情報のうちの少なくとも1つが含まれる、
請求項2に記載の支援装置。
【請求項4】
前記ドアのメンテナンスに関する情報には、前記ドアのメンテナンスの内容を示唆する第3の情報、又は前記第3の情報に誘導するための第4の情報が含まれる、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の支援装置。
【請求項5】
前記第3の情報には、前記ドアのメンテナンスの対象部位の図面が含まれ、
前記第4の情報には、前記図面に誘導するための情報が含まれ、
前記通知部は、前記診断結果と、前記図面とを表示部に表示させる、又は、前記診断結果と、前記図面に誘導するための情報とを通知する、
請求項4に記載の支援装置。
【請求項6】
前記診断結果に関する情報には、前記診断結果を得るために実施された前記ドアの動作時における前記ドアの状態を表す測定対象の時系列の測定データ又は前記測定データに関する周波数解析の結果を表すデータが含まれ、
前記第3の情報には、前記測定データ又は前記周波数解析の結果のデータが含まれ、
前記通知部は、前記診断結果と、前記測定データ又は前記周波数解析の結果のデータとを表示部に表示させる、
請求項4に記載の支援装置。
【請求項7】
前記通知部は、複数の種類の前記測定対象について、前記測定データ又は前記周波数解析の結果のデータを前記表示部に表示させる、
請求項6に記載の支援装置。
【請求項8】
前記第3の情報には、前記測定データ又は前記周波数解析の結果のデータと共に、前記測定データ又は前記周波数解析の結果のデータに対応する基準を表すデータが含まれ、
前記通知部は、前記測定データ又は前記周波数解析の結果のデータと、前記測定データ又は前記周波数解析の結果のデータに対応する基準を表すデータとをユーザが比較可能なように前記表示部に表示させる、
請求項6に記載の支援装置。
【請求項9】
前記測定データ又は前記周波数解析の結果のデータは、そのデータに生じうる、互いに異なる複数のパターンに基づき、前記異常の原因を識別可能な種類の前記測定対象に対応するデータである、
請求項6に記載の支援装置。
【請求項10】
前記第3の情報には、前記異常又はその兆候の原因を表す情報が含まれ、
前記通知部は、前記診断結果が前記異常、若しくはその兆候があることを表す、又は前記異常の度合いの所定基準に対する相対的に高い状態を表す場合、前記異常又はその兆候の原因を表す情報を通知する、
請求項4に記載の支援装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、支援装置等に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、ドアの異常に関する診断を実施し、診断結果に基づき、実施すべきメンテナンスの対象部位や部品を通知する技術が知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-82993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、メンテナンスの対象部位や部品を通知するだけでは、例えば、メンテナンス方法やメンテナンスの対象部位の調整を行う場合の調整量等、ドアの異常やその兆候に対応するための具体的な処置内容を把握することができない。
【0005】
そこで、上記課題に鑑み、鉄道車両のドアに関するより適切なメンテナンスを支援することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
鉄道車両のドアに関する異常の診断結果に関する情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得される情報に基づき、前記診断結果を表す情報と、前記診断結果に対応する前記ドアのメンテナンスに関する情報とを通知する通知部と、を備える、
支援装置が提供される。
【0007】
また、本開示の他の実施形態では、
支援装置が、鉄道車両のドアに関する異常の診断結果に関する情報を取得する取得ステップと、
支援装置が、前記取得ステップで取得される情報に基づき、前記診断結果を表す情報と、前記診断結果に対応する前記ドアのメンテナンスに関する情報とを通知する通知ステップと、を含む、
支援方法が提供される。
【0008】
また、本開示の更に他の実施形態では、
コンピュータに、
鉄道車両のドアに関する異常の診断結果に関する情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得される情報に基づき、前記診断結果を表す情報と、前記診断結果に対応する前記ドアのメンテナンスに関する情報とを通知する通知ステップと、を実行させる、
プログラムが提供される。
【発明の効果】
【0009】
上述の実施形態によれば、鉄道車両のドアに関するより適切なメンテナンスを支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
鉄道車両のドアの開閉動作に関連する構成の一例を示すブロック図である。
鉄道車両のドア及びドア駆動機構の配置構造の第1例を示す概略図である。
鉄道車両のドア及びドア駆動機構の配置構造の第1例を示す概略図である。
鉄道車両のドア及びドア駆動機構の配置構造の第1例を示す概略図である。
鉄道車両のドア及びドア駆動機構の配置構造の第1例を示す概略図である。
鉄道車両のドア及びドア駆動機構の配置構造の第1例を示す概略図である。
鉄道車両のドア及びドア駆動機構の配置構造の第2例を示す概略図である。
プッシュバック機構の一例を示す図である。
DCSとDCS当接部との位置関係の第1例を示す図である。
DCSとDCS当接部との位置関係の第2例を示す図である。
DCSとDCS当接部との位置関係の第3例を示す図である。
DCSとDCS当接部との位置関係の第4例を示す図である。
メンテナンス支援システムの一例の構成を示す図である。
支援装置の一例のハードウェア構成を示す図である。
メンテナンス支援システムの一例の機能構成を示す図である。
ドアに関する異常診断の診断結果の表示画面の第1例を示す図である。
ドアに関する異常診断の診断結果の表示画面の第1例を示す図である。
ドアの走行抵抗に関する異常発生時におけるドアの開動作時や閉動作時のモータの電流の第1例を模式的に表す図である。
ドアの走行抵抗に関する異常発生時におけるドアの開動作時や閉動作時のモータの電流の第2例を模式的に表す図である。
ドアの走行抵抗に関する異常発生時におけるドアの開動作時や閉動作時のモータの電流の第3例を模式的に表す図である。
ドアの走行抵抗に関する異常発生時におけるドアの開動作時や閉動作時のモータの電流の第3例を模式的に表す図である。
診断モードでのドアの閉動作時におけるドアの位置及びDCS信号の時間変化の第1例を表す図である。
診断モードでのドアの閉動作時におけるドアの位置及びDCS信号の時間変化の第2例を表す図である。
診断モードでのドアの閉動作時におけるドアの位置及びDCS信号の時間変化の第3例を表す図である。
ドアに関する異常診断の診断結果の表示画面の第3例を示す図である。
ドアに関する異常診断の診断結果の表示画面の第3例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許