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公開番号2025062850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-15
出願番号2023172185
出願日2023-10-03
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 27/00 20060101AFI20250408BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】方向を識別可能な電子部品を提供する。
【解決手段】コイル部品1は、素体2と、第一端子電極3及び第二端子電極4と、素体内において主面2c寄りの位置に配置されており、第一端子電極3及び第二端子電極4と電気的に接続されている第一導体6と、素体2内において主面2d寄りの位置に配置されており、第一端子電極3及び第二端子電極4と電気的に接続されている第二導体7と、を備え、素体2は、光の透過性を有する材料で形成されており、第一導体6において、主面2cに臨む第一面6Aには、第一導体6とは異なる材料で形成されている識別部13が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の絶縁層が積層されて形成されており、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、
前記素体の前記実装面に配置されている一対の端子電極と、
前記素体内において前記主面寄りの位置に配置されており、一対の前記端子電極と電気的に接続されている第一導体と、
前記素体内において前記実装面寄りの位置に配置されており、一対の前記端子電極と電気的に接続されている第二導体と、を備え、
前記素体は、光の透過性を有する材料で形成されており、
前記第一導体において、前記主面に臨む面には、前記第一導体とは異なる材料で形成されている識別部が設けられている、電子部品。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記識別部を形成している材料は、前記第一導体を形成している材料よりも光の反射率が高い、請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第一導体は、Cuを主成分とする材料によって形成されており、
前記識別部は、Cr、Ti又はNiCrを主成分とする材料によって形成されている、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記素体内に配置されており、前記実装面と前記主面との対向方向において延在していると共に、前記第一導体と前記第二導体とを接続している接続導体を備える、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項5】
一対の前記端子電極は、前記素体に埋設されており、
一対の前記端子電極の表面は、前記実装面から突出していない、請求項1又は2に記載の電子部品。
【請求項6】
複数の絶縁層が積層されて形成されており、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、
前記素体の前記実装面に配置されている一対の端子電極と、
前記素体内において前記主面寄りの位置に配置されている第一導体と、
前記素体内において前記実装面寄りの位置に配置されている第二導体と、を備え、
前記素体は、光の透過性を有する材料で形成されており、
前記第一導体と前記主面との間の距離は、前記第二導体と前記実装面との間の距離よりも短い、電子部品。
【請求項7】
前記第一導体は、一対の前記端子電極に電気的に接続されておらず、
前記第二導体は、一対の前記端子電極に電気的に接続されている、請求項6に記載の電子部品。
【請求項8】
前記第一導体及び前記第二導体は、Cuを主成分とする材料によって形成されている、請求項6又は7に記載の電子部品。
【請求項9】
前記素体内に配置されており、前記実装面と前記主面との対向方向において延在していると共に、前記第一導体と前記第二導体とを接続している接続導体を備える、請求項6に記載の電子部品。
【請求項10】
一対の前記端子電極は、前記素体に埋設されており、
一対の前記端子電極の表面は、前記実装面から突出していない、請求項6又は7に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、樹脂からなる絶縁体と、絶縁体内に設けられたコイルと、コイルと電気的に接続されており、素体の実装面に配置されている端子電極と、を備える電子部品が開示されている。コイルは、第一導体と、第二導体と、第一導体と第二導体とを接続している接続部と、を含んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-141945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電子部品では、端子電極が配置されている素体の実装面以外の面について、一見して区別することは困難である。特に、電子部品では、素体の側面と、主面(実装面と対向する面)との区別が付き難い。そのため、電子部品では、方向を識別することが困難である。
【0005】
本発明の一態様は、方向を識別可能な電子部品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様に係る電子部品は、複数の絶縁層が積層されて形成されており、実装面と当該実装面と対向する主面とを含む素体と、素体の実装面に配置されている一対の端子電極と、素体内において主面寄りの位置に配置されており、一対の端子電極と電気的に接続されている第一導体と、素体内において実装面寄りの位置に配置されており、一対の端子電極と電気的に接続されている第二導体と、を備え、素体は、光の透過性を有する材料で形成されており、第一導体において、主面に臨む面には、第一導体とは異なる材料で形成されている識別部が設けられている。
【0007】
本発明の一態様に係る電子部品では、素体は、光の透過性を有する材料で形成されている。この構成において、第一導体には、主面に臨む面に、第一導体とは異なる材料で形成されている識別部が設けられている。これにより、電子部品では、素体を見たときに、第一導体と識別部とを区別することができるため、識別部を認識することができる。そのため、電子部品では、識別部によって、第一導体を認識することができるため、第一導体の向き(位置)を認識することができる。したがって、電子部品では、当該電子部品の方向(向き)を識別することができる。
【0008】
(2)上記(1)の電子部品において、識別部を形成している材料は、第一導体を形成している材料よりも光の反射率が高くてもよい。この構成では、第一導体と識別部との光の反射率が異なるため、識別部をより容易に認識することが可能となる。
【0009】
(3)上記(1)又は(2)の電子部品において、第一導体は、Cuを主成分とする材料によって形成されており、識別部は、Cr、Ti又はNiCrを主成分とする材料によって形成されていてもよい。この構成では、第一導体と識別部とが異なる材料で形成されているため、第一導体と識別部とを区別することができる。
【0010】
(4)上記(1)~(3)のいずれか一つの電子部品において、素体内に配置されており、実装面と主面との対向方向において延在していると共に、第一導体と第二導体とを接続している接続導体を備えていてもよい。この構成では、第一導体、第二導体及び接続導体によって、コイルが構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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