TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025080466
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193625
出願日
2023-11-14
発明の名称
コイル装置
出願人
TDK株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
H01F
27/29 20060101AFI20250519BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】ワイヤのリード部の絶縁不良や断線を有効に防止することが可能であり、信頼性に優れたコイル装置を提供すること。
【解決手段】コア2と、ワイヤの巻回部3と、巻回部3から引き出されるワイヤのリード部31a~34a,31b~34bが接続される端子4a,4bが取り付けられるベース板部50とを有するコイル装置である。ベース板部50の一方の第1表面50aに、コア2が設置してあり、第1表面50aとは反対側に位置する他方の第2表面50bに、端子の継線部41a,41bが配置してあり、ベース板部50には、巻回部3からのワイヤのリード部を通過させて継線部41a,41bに導くベース側通路51,52が形成してある。
【選択図】図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
巻芯部を有するコアと、
前記巻芯部の周りにコイル状に配置してあるワイヤの巻回部と、
前記巻回部から引き出される前記ワイヤのリード部が接続される端子が取り付けられるベース板部とを有するコイル装置であって、
前記ベース板部の一方の第1表面に、前記巻芯部を有する前記コアが設置してあり、
前記第1表面とは反対側に位置する前記ベース板部の他方の第2表面に、前記端子の継線部が配置してあり、
前記ベース板部には、前記巻回部からの前記ワイヤの前記リード部を通過させて前記継線部に導くベース側通路が形成してあるコイル装置。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記ベース板部に形成してあるベース側通路は、前記第1表面と前記第2表面とを貫通する切り欠き状の凹部または貫通孔である請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記ベース側通路の内周縁端は、前記巻芯部の近くまで伸びている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記コアは、前記巻芯部に磁気的に連結してある鍔部を有し、
前記鍔部が、前記ベース板部に配置してあり、前記ベース側通路に連通するコア側通路を有する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記ベース板部は、前記ベース板部の前記第1表面から突出するように、前記鍔部を含むコアの少なくとも一部を囲む凸部を有する請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記コア側通路は、少なくとも一対のコア側通路を有し、
一対のコア側通路の内の一方と他方とは、前記巻芯部の回りで相互に反対側に位置する請求項1に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記巻芯部の周りに配置してある前記ワイヤの巻回部が少なくとも覆われるように、前記コアと前記ワイヤの巻回部が収容されるケースをさらに有し、
前記ケースの内部には、前記ワイヤの巻回部の少なくとも一部が浸される位置まで、放熱性樹脂が充填してある請求項1に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記ベース板部の前記第2表面に配置してある前記端子の前記継線部を覆うように、前記放熱性樹脂は前記ケースに充填してある請求項7に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記端子は、前記継線部と、前記継線部が一端に形成してある連結部と、前記連結部の他端に形成してある外部接続部とを有し、
前記連結部が、前記ベース板部の前記第2表面から突出して形成してある固定用凸部に固定してあり、
前記固定用凸部の頂部と前記端子の外部接続部とが、前記放熱性樹脂から飛び出している請求項8に記載のコイル装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、各種の電子機器に用いられるコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば特許文献1に示すコイル装置が知られている。このコイル装置では、コイル状に巻回してあるワイヤの端末(リード部)がベースの上にあることを防止するように構成してある。そのために、ベース側面に突出部を設けて、その下から端子に向かってコイル端末を通すように構成してある。
【0003】
しかしながら、このように構成してあるコイル装置では、ベース板部の側面の外側でワイヤの継線を行うために、ワイヤのリード部がベース板部の外周縁に当接し、ワイヤのリード部の絶縁被膜が傷みやすく、ワイヤのリード部の絶縁不良や断線のおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-182733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、ワイヤのリード部の絶縁不良や断線を有効に防止することが可能であり、信頼性に優れたコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一観点に係るコイル装置は、
巻芯部を有するコアと、
前記巻芯部の周りにコイル状に配置してあるワイヤの巻回部と、
前記巻回部から引き出される前記ワイヤのリード部が接続される端子が取り付けられるベース板部とを有するコイル装置であって、
前記ベース板部の一方の第1表面に、前記巻芯部を有する前記コアが設置してあり、
前記第1表面とは反対側に位置する前記ベース板部の他方の第2表面に、前記端子の継線部が配置してあり、
前記ベース板部には、前記巻回部からの前記ワイヤの前記リード部を通過させて前記継線部に導くベース側通路が形成してある。
【0007】
本発明の一観点に係るコイル装置では、ベース板部には、巻回部からのワイヤのリード部を通過させて継線部に導くベース側通路が形成してあることから、ワイヤのリード部がベース板部の外周縁に当接し難くなる。そのため、ワイヤのリード部の絶縁被膜が傷みにくく、ワイヤのリード部の絶縁不良や断線を有効に防止することが可能であり、コイル装置の信頼性が向上する。
【0008】
好ましくは、前記ベース板部に形成してあるベース側通路は、第1表面と第2表面とを貫通する切り欠き状の凹部または貫通孔である。このように構成することで、切り欠き状の凹部または貫通孔を通して、ワイヤのリード部をベース板部に貫通して案内する際に、ワイヤのリード部がベース板部の外周縁に当接し難くなる。
【0009】
ベース側通路の内周縁端は、巻芯部の近くまで伸びていることが好ましい。このように構成することで、巻芯部の回りに配置してあるワイヤの巻回部からワイヤのリード部を、ベース板部の第2表面に位置する継線部に導く際に、ワイヤのリード部がベース板部の外周縁に、さらに当接し難くなる。
【0010】
前記コアは、前記巻芯部に磁気的に連結してある鍔部を有してもよい。好ましくは、前記鍔部が、前記ベース板部に配置してあり、前記ベース側通路に連通するコア側通路を有する。このように構成することで、コア側通路とベース側通路とを順次通して、巻芯部の回りに配置してあるワイヤの巻回部からワイヤのリード部を、ベース板部の第2表面に位置する継線部に容易に導くことができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
TDK株式会社
計測装置
20日前
TDK株式会社
電子部品
11日前
TDK株式会社
コイル装置
19日前
TDK株式会社
コイル装置
19日前
TDK株式会社
温度センサ
18日前
TDK株式会社
コイル装置
8日前
TDK株式会社
アレイセンサ
15日前
TDK株式会社
磁気センサ装置
11日前
TDK株式会社
圧電薄膜、及び圧電薄膜素子
12日前
TDK株式会社
光素子及びレーザモジュール
21日前
TDK株式会社
配線体、及びスマートグラス
19日前
TDK株式会社
光素子及びレーザモジュール
21日前
TDK株式会社
磁気コア、磁性部品および電子機器
19日前
TDK株式会社
磁気コア、磁性部品および電子機器
19日前
TDK株式会社
回路基板、及び実装基板の製造方法
1日前
TDK株式会社
回路基板、及び実装基板の製造方法
1日前
TDK株式会社
回路基板、及び実装基板の製造方法
1日前
TDK株式会社
回路基板、及び実装基板の製造方法
1日前
TDK株式会社
軟磁性粉末、磁気コアおよび磁気デバイス
20日前
TDK株式会社
軟磁性粉末、磁気コアおよび磁気デバイス
20日前
TDK株式会社
コイル部品及びこれを備えるワイヤレス電力伝送デバイス
4日前
TDK株式会社
積層コイル部品
21日前
TDK株式会社
光素子、レーザモジュール、網膜投影装置、及びニアアイウェアラブル装置
21日前
TDK株式会社
レーザーアセンブリ及びその製造方法、レーザーモジュール、光学エンジン並びにXRグラス
11日前
TDK株式会社
フェライト組成物、電子部品、および、電源装置
今日
TDK株式会社
フェライト組成物、電子部品、および、電源装置
今日
TDK株式会社
集積光学装置、集積光学モジュール及び集積光学装置の製造方法
4日前
APB株式会社
二次電池
19日前
甲神電機株式会社
変流器
25日前
株式会社東光高岳
変圧器
12日前
株式会社東光高岳
変圧器
12日前
株式会社コロナ
タッチ式操作装置
1日前
ローム株式会社
半導体装置
21日前
ローム株式会社
チップ部品
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
続きを見る
他の特許を見る