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公開番号
2025099161
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215599
出願日
2023-12-21
発明の名称
網膜投影装置
出願人
TDK株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
27/02 20060101AFI20250626BHJP(光学)
要約
【課題】色収差を低減すること。
【解決手段】網膜投影装置10は、ニアアイウェアラブル装置に搭載される装置であって、赤色光、緑色光、及び青色光の少なくとも1つを含むレーザ光を出射する光源ユニット11と、レーザ光による走査を行う可動ミラー13と、可動ミラー13を経由したレーザ光を反射して、ニアアイウェアラブル装置を装着するユーザの網膜REに反射光を照射することで、網膜REに画像を投影する反射体15と、可動ミラー13と反射体15との間に設けられ、画像に含まれる1つの画素に対応する赤色光、緑色光、及び青色光が反射体15において同じ方向に反射されるように、1つの画素に対応する赤色光、緑色光、及び青色光を互いに異なる入射角で反射体15に入射する調整ユニット14と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ニアアイウェアラブル装置に搭載される網膜投影装置であって、
赤色光、緑色光、及び青色光の少なくとも1つを含むレーザ光を出射する光源と、
前記レーザ光による走査を行う可動ミラーと、
前記可動ミラーを経由した前記レーザ光を反射して、前記ニアアイウェアラブル装置を装着するユーザの網膜に反射光を照射することで、前記網膜に画像を投影する反射体と、
前記可動ミラーと前記反射体との間に設けられ、前記画像に含まれる1つの画素に対応する前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光が前記反射体において同じ方向に反射されるように、前記1つの画素に対応する前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光を互いに異なる入射角で前記反射体に入射する調整ユニットと、
を備える、網膜投影装置。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記調整ユニットは、前記レーザ光の光路に沿って順に配置された第1分光デバイス及び第2分光デバイスであって、前記レーザ光の波長に依存して屈折角が変化する前記第1分光デバイス及び前記第2分光デバイスを備え、
前記第1分光デバイスには、前記可動ミラーを経由した前記レーザ光が入射し、
前記第2分光デバイスは、前記1つの画素に対応する前記赤色光、前記緑色光、及び前記青色光を前記反射体の同じ位置に向けて出射する、請求項1に記載の網膜投影装置。
【請求項3】
前記第1分光デバイス及び前記第2分光デバイスのそれぞれは、前記レーザ光が入射する面に沿って設けられた複数のナノ構造体を含むメタレンズである、請求項2に記載の網膜投影装置。
【請求項4】
前記第1分光デバイス及び前記第2分光デバイスのそれぞれは、回折レンズである、請求項2に記載の網膜投影装置。
【請求項5】
前記第1分光デバイス及び前記第2分光デバイスのそれぞれは、プリズムである、請求項2に記載の網膜投影装置。
【請求項6】
前記調整ユニットは、前記第1分光デバイスと前記第2分光デバイスとの間に設けられたミラーであって、前記レーザ光を正反射する前記ミラーを更に備える、請求項2~請求項5のいずれか一項に記載の網膜投影装置。
【請求項7】
前記調整ユニットは、前記第1分光デバイスと前記第2分光デバイスとの間に設けられた第3分光デバイスであって、前記レーザ光の波長に依存して屈折角が変化する前記第3分光デバイスを更に備える、請求項2~請求項5のいずれか一項に記載の網膜投影装置。
【請求項8】
前記光源と前記可動ミラーとの間に設けられ、前記レーザ光を平行光に変換するコリメータを更に備える、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の網膜投影装置。
【請求項9】
前記反射体は、前記ニアアイウェアラブル装置のレンズの、前記ユーザの眼球と向かい合う面に沿って設けられた複数のナノ構造体を含むメタミラーである、請求項1~請求項5のいずれか一項に記載の網膜投影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、網膜投影装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
スマートグラスなどのニアアイウェアラブル装置が知られている。例えば、特許文献1には、画像源と、画像源に光学的に結合されたナノ構造面を含むコンバイナと、を備え、コンバイナのナノ構造面に画像情報が形成されることによって、ユーザの視野内に画像情報を運ぶニアアイディスプレイアセンブリが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2018/0113310号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のニアアイディスプレイアセンブリでは、ナノ構造面が反射面として機能している。このようなナノ構造体で構成されたミラー(メタオプティクスミラー)及び回折ミラーなどの反射体においては、光の波長に依存して光の反射角が変化する場合がある。このため、ユーザの網膜に画像が投影される際に、色収差が生じるおそれがある。
【0005】
本開示は、色収差を低減可能な網膜投影装置を説明する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る網膜投影装置は、ニアアイウェアラブル装置に搭載される装置である。この網膜投影装置は、赤色光、緑色光、及び青色光の少なくとも1つを含むレーザ光を出射する光源と、レーザ光による走査を行う可動ミラーと、可動ミラーを経由したレーザ光を反射して、ニアアイウェアラブル装置を装着するユーザの網膜に反射光を照射することで、網膜に画像を投影する反射体と、可動ミラーと反射体との間に設けられ、画像に含まれる1つの画素に対応する赤色光、緑色光、及び青色光が反射体において同じ方向に反射されるように、1つの画素に対応する赤色光、緑色光、及び青色光を互いに異なる入射角で反射体に入射する調整ユニットと、を備える。
【0007】
この網膜投影装置においては、調整ユニットによって、画像に含まれる1つの画素に対応する赤色光、緑色光、及び青色光が反射体において同じ方向に反射されるように、赤色光、緑色光、及び青色光が互いに異なる入射角で反射体に入射される。したがって、1つの画素に対応する赤色光、緑色光、及び青色光が同じ方向に反射され得るので、色収差を低減することができる。
【0008】
いくつかの実施形態において、調整ユニットは、レーザ光の光路に沿って順に配置された第1分光デバイス及び第2分光デバイスであって、レーザ光の波長に依存して屈折角が変化する第1分光デバイス及び第2分光デバイスを備えてもよい。第1分光デバイスには、可動ミラーを経由したレーザ光が入射してもよい。第2分光デバイスは、1つの画素に対応する赤色光、緑色光、及び青色光を反射体の同じ位置に向けて出射してもよい。この場合、赤色光、緑色光、及び青色光を含むレーザ光が第1分光デバイスに入射することで、赤色光、緑色光、及び青色光の進行方向が波長ごとに変更される。したがって、第2分光デバイスには、赤色光、緑色光、及び青色光が第2分光デバイスの異なる位置に入射するので、第2分光デバイスによって赤色光、緑色光、及び青色光が反射体の同じ位置に向けて出射されることで、赤色光、緑色光、及び青色光が反射体に入射する入射角を互いに異ならせることができる。
【0009】
いくつかの実施形態において、第1分光デバイス及び第2分光デバイスのそれぞれは、レーザ光が入射する面に沿って設けられた複数のナノ構造体を含むメタレンズであってもよい。メタレンズを用いることで、第1分光デバイス及び第2分光デバイスを容易に実現することができる。
【0010】
いくつかの実施形態において、第1分光デバイス及び第2分光デバイスのそれぞれは、回折レンズであってもよい。回折レンズを用いることで、第1分光デバイス及び第2分光デバイスを容易に実現することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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