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公開番号2025067103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176808
出願日2023-10-12
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B60W 20/16 20160101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約【課題】双方向電力変換装置から2系統の電気加熱式触媒に電力を供給することが可能な車両を提供すること。
【解決手段】本発明の車両は、双方向電力変換装置と第1ACポートとを結ぶ第1電力路と、双方向電力変換装置と第2ACポートとを結ぶ第2電力路とに複数の電力線を介して電気的に接続され、第1電気加熱式触媒と第2電気加熱式触媒との並列接続と直列接続とを少なくとも選択的に切り替え可能な複数のリレーと、複数のリレーのそれぞれのONとOFFとを制御する制御装置と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
内燃機関と、
車両走行用の駆動源である回転電機と、
前記回転電機に供給される電力を蓄える蓄電装置と、
前記内燃機関から排出される排気ガスを浄化する触媒を有し、前記蓄電装置から電力が供給されて前記触媒を電気加熱するように構成された第１電気加熱式触媒及び第２電気加熱式触媒と、
前記蓄電装置と電気的に接続するためのＤＣポートと、前記蓄電装置を充電するための第１交流電力が入力される第１ＡＣポートと、第２交流電力を出力する第２ＡＣポートと、を有する双方向電力変換装置と、
を備え、
前記双方向電力変換装置は、前記第１交流電力を直流電力に変換して前記ＤＣポートへ出力するように構成されるとともに、前記蓄電装置から前記ＤＣポートに供給される直流電力を前記第２交流電力に変換して前記第２ＡＣポートへ出力するように構成された車両であって、
前記双方向電力変換装置と前記第１ＡＣポートとを結ぶ第１電力路と、前記双方向電力変換装置と前記第２ＡＣポートとを結ぶ第２電力路とに、複数の電力線を介して電気的に接続された、前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒との並列接続と直列接続とを少なくとも選択的に切り替え可能な複数のリレーと、
前記複数のリレーのそれぞれのＯＮとＯＦＦとを制御する制御装置と、
を備えることを特徴とする車両。
続きを表示（約 320 文字）【請求項２】
前記制御装置は、前記複数のリレーのそれぞれのＯＮとＯＦＦとを制御して、
前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒とを並列接続して、前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒とに電力を供給可能な並列動作モードと、
前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒とを直列接続して、前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒とに電力を供給可能な直列動作モードと、
前記第１電気加熱式触媒のみに電力を供給可能な第１片側動作モードと、
前記第２電気加熱式触媒のみに電力を供給可能な第２片側動作モードと、
を選択的に切り替え可能であることを特徴とする請求項１に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、車両に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、内燃機関から排出される排気ガスを浄化する電気加熱式触媒に、蓄電装置から電力を供給するように構成された車両が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１７－１９３２４５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
蓄電装置への外部充電と蓄電装置からの外部給電とを双方向電力変換装置を介して行うことが可能な車両においては、双方向電力変換装置から２系統の電気加熱式触媒へ電力を供給可能にするための技術に検討の余地がある。
【０００５】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、双方向電力変換装置から２系統の電気加熱式触媒に電力を供給することが可能な車両を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る車両は、内燃機関と、車両走行用の駆動源である回転電機と、前記回転電機に供給される電力を蓄える蓄電装置と、前記内燃機関から排出される排気ガスを浄化する触媒を有し、前記蓄電装置から電力が供給されて前記触媒を電気加熱するように構成された第１電気加熱式触媒及び第２電気加熱式触媒と、前記蓄電装置と電気的に接続するためのＤＣポートと、前記蓄電装置を充電するための第１交流電力が入力される第１ＡＣポートと、第２交流電力を出力する第２ＡＣポートと、を有する双方向電力変換装置と、を備え、前記双方向電力変換装置は、前記第１交流電力を直流電力に変換して前記ＤＣポートへ出力するように構成されるとともに、前記蓄電装置から前記ＤＣポートに供給される直流電力を前記第２交流電力に変換して前記第２ＡＣポートへ出力するように構成された車両であって、前記双方向電力変換装置と前記第１ＡＣポートとを結ぶ第１電力路と、前記双方向電力変換装置と前記第２ＡＣポートとを結ぶ第２電力路とに複数の電力線を介して電気的に接続され、前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒との並列接続と直列接続とを少なくとも選択的に切り替え可能な複数のリレーと、前記複数のリレーのそれぞれのＯＮとＯＦＦとを制御する制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
【０００７】
これにより、双方向電力変換装置から第１電気加熱式触媒と第２電気加熱式触媒との２系統の電気加熱式触媒に電力を供給することが可能である。
【０００８】
また、上記において、前記制御装置は、前記複数のリレーのそれぞれのＯＮとＯＦＦとを制御して、前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒とを並列接続して、前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒とに電力を供給可能な並列動作モードと、前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒とを直列接続して、前記第１電気加熱式触媒と前記第２電気加熱式触媒とに電力を供給可能な直列動作モードと、前記第１電気加熱式触媒のみに電力を供給可能な第１片側動作モードと、前記第２電気加熱式触媒のみに電力を供給可能な第２片側動作モードと、を選択的に切り替え可能であってもよい。
【０００９】
これにより、第１電気加熱式触媒及び第２電気加熱式触媒への効率的な電力供給が可能である。
【発明の効果】
【００１０】
本発明に係る車両は、双方向電力変換装置から第１電気加熱式触媒と第２電気加熱式触媒との２系統の電気加熱式触媒に電力を供給することが可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
（【００１１】以降は省略されています）

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