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公開番号2025067513
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177557
出願日2023-10-13
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 10/30 20060101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約【課題】リモート空調の利便性の向上を図る。
【解決手段】車両は、車両のシステム停止状態でユーザ端末からリモート空調リクエストを受信すると、システム起動してからリモート空調要求をオンとし、認識するシフトポジションである認識シフトが駐車ポジションであることを条件として、エンジンの運転を伴って空調装置を作動させるリモート空調を実行する。そして、認識シフトが駐車ポジションでない場合、システム起動からの経過時間が所定時間未満であるときには、リモート空調の禁止を保留し、経過時間が所定時間以上であるときには、リモート空調の禁止を確定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、
車室内の空気調和を行なう空調装置と、
前記発電機および前記空調装置と共に電力ラインに接続された蓄電装置と、
車両のシステム停止状態でユーザ端末からリモート空調リクエストを受信すると、システム起動してからリモート空調要求をオンとし、認識するシフトポジションである認識シフトが駐車ポジションであることを条件として、前記エンジンの運転を伴って前記空調装置を作動させるリモート空調を実行する制御装置と、を備える車両であって、
前記制御装置は、前記認識シフトが前記駐車ポジションでない場合、前記システム起動からの経過時間が所定時間未満であるときには、前記リモート空調の禁止を保留し、前記経過時間が前記所定時間以上であるときには、前記リモート空調の禁止を確定する、
車両。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
請求項1記載の車両であって、
前記制御装置は、前記システム起動すると、前記シフトポジションを検出するための所定制御を開始すると共に前記認識シフトを初期値としての非駐車ポジションとし、前記所定制御を完了すると前記認識シフトを検出した前記シフトポジションとする、
車両。
【請求項3】
請求項2記載の車両であって、
前記所定時間は、前記所定制御に要する時間よりも長い時間として定められている、
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車両としては、制御装置が、ユーザ端末から受信したリクエストに基づいて、走行を禁止した状態で空調を動作させる空調モード(リモート空調)を開始し、第1期間が経過した場合に空調モードを終了させ、更に、所定条件が成立した場合に第1期間を延長するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、空調モードでは、車両システムまたはエンジンは、稼働状態となり得るものの、車両を走行させることはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-132778号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
こうした車両では、車両のシステム停止状態でユーザ端末からリモート空調のリクエストを受信すると、システム起動してからリモート空調要求をオンとし、認識するシフトポジションである認識シフトが駐車ポジションであることを条件として、リモート空調を実行する、ということが行なわれていた。シフトバイワイヤが採用され、シフトポジションを検出するための絶対角センサを備えずに周知の壁当て制御などを用いてシフトポジションを検出(確定)する場合などには、シフトポジションの検出にある程度の時間を要し、認識シフトが初期値としての非駐車ポジションになっているために、リモート空調の禁止を確定してしまう可能性があった。
【0005】
本開示の車両は、リモート空調の利便性の向上を図ることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車両は、
エンジンと、
前記エンジンからの動力を用いて発電する発電機と、
車室内の空気調和を行なう空調装置と、
前記発電機および前記空調装置と共に電力ラインに接続された蓄電装置と、
車両のシステム停止状態でユーザ端末からリモート空調リクエストを受信すると、システム起動してからリモート空調要求をオンとし、認識するシフトポジションである認識シフトが駐車ポジションであることを条件として、前記エンジンの運転を伴って前記空調装置を作動させるリモート空調を実行する制御装置と、を備える車両であって、
前記制御装置は、前記認識シフトが前記駐車ポジションでない場合、前記システム起動からの経過時間が所定時間未満であるときには、前記リモート空調の禁止を保留し、前記経過時間が前記所定時間以上であるときには、前記リモート空調の禁止を確定する、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示の車両では、車両のシステム停止状態でユーザ端末からリモート空調リクエストを受信すると、システム起動してからリモート空調要求をオンとし、認識するシフトポジションである認識シフトが駐車ポジションであることを条件として、エンジンの運転を伴って空調装置を作動させるリモート空調を実行する。そして、認識シフトが駐車ポジションでない場合、システム起動からの経過時間が所定時間未満であるときには、リモート空調の禁止を保留し、経過時間が所定時間以上であるときには、リモート空調の禁止を確定する。これにより、システム起動から認識シフトが駐車ポジションであることの検出までに時間を要する場合に、直ちにリモート空調の禁止を確定してしまうものに比して、リモート空調を実行しやすくすることができる。この結果、リモート空調の利便性の向上を図ることができる。
【0009】
本開示の車両において、前記制御装置は、前記システム起動すると、前記シフトポジションを検出する(前記認識シフトを設定する)ための所定制御を開始すると共に前記認識シフトを初期値としての非駐車ポジションとし、前記所定制御を完了すると前記認識シフトを検出した前記シフトポジションとするものとしてもよい。この場合、前記所定時間は、前記所定制御に要する時間よりも長い時間として定められているものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態のハイブリッド車20を備えるリモート空調システム10の概略構成図である。
パーキングロック装置60の概略構成図である。
ディテントプレート74の概略構成図である。
壁当て制御を説明するための説明図である。
HVECU38により実行される処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
ハイブリッド車20がシステム停止状態でユーザ端末120からリモート空調リクエストを受信したときの様子を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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