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公開番号
2025064272
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173884
出願日
2023-10-05
発明の名称
電動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60L
9/18 20060101AFI20250410BHJP(車両一般)
要約
【課題】各インバータのキャリア周波数を変更することによるデメリットがモータの数だけ増大するのを抑制する。
【解決手段】電動車は、それぞれ対応する駆動輪を駆動するm(m≧2)個のモータと、それぞれ複数のスイッチング素子のスイッチングによりm個のモータを駆動するm個のインバータと、m個のインバータをそれぞれキャリア周波数を用いたパルス幅変調制御により制御する制御装置とを備える。制御装置は、m個のインバータのうちn(1≦n<m)個のインバータのキャリア周波数を上昇または下降させる場合、n個のインバータを除く(m-n)個のインバータの一部または全部のインバータのキャリア周波数を下降または上昇させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれ対応する駆動輪を駆動するm(m≧2)個のモータと、それぞれ複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記m個のモータを駆動するm個のインバータと、前記m個のインバータをそれぞれキャリア周波数を用いたパルス幅変調制御により制御する制御装置と、を備える電動車であって、
前記制御装置は、前記m個のインバータのうちn(1≦n<m)個のインバータのキャリア周波数を上昇または下降させる場合、前記n個のインバータを除く(m-n)個のインバータの一部または全部のインバータのキャリア周波数を下降または上昇させる、
電動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電動車としては、モータをインバータによりPWM制御で駆動する電動車において、風きり音やロードノイズ等に基く車内の騒音が大きくなる高速走行時等には、キャリア周波数を低くして電力変換効率を向上させ、車内の騒音が小さくなる低速走行時等には、キャリア周波数を高くしてノイズ音を抑えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-333572号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それぞれ対応する駆動輪を駆動する複数のモータを備える電動車の場合、1つのモータだけを備える電動車に比して、複数のモータのキャリア周波数を一律に上昇させたときのインバータの損失の増加程度や、複数のモータのキャリア周波数を一律に下降させたときのNV(ノイズ音、振動)の悪化程度が大きくなる。即ち、キャリア周波数を変更することによるデメリットがモータの数だけ増大する。
【0005】
本開示の電動車は、各インバータのキャリア周波数を変更することによるデメリットがモータの数だけ増大するのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。本開示の電動車は、それぞれ対応する駆動輪を駆動するm(m≧2)個のモータと、それぞれ複数のスイッチング素子のスイッチングにより前記m個のモータを駆動するm個のインバータと、前記m個のインバータをそれぞれキャリア周波数を用いたパルス幅変調制御により制御する制御装置と、を備える電動車であって、前記制御装置は、前記m個のインバータのうちn(1≦n<m)個のインバータのキャリア周波数を上昇または下降させる場合、前記n個のインバータを除く(m-n)個のインバータの一部または全部のインバータのキャリア周波数を下降または上昇させることを要旨とする。
【0007】
本開示の電動車では、m個のインバータのうちn個のインバータのキャリア周波数を上昇または下降させる場合、n個のインバータを除く(m-n)個のインバータの一部または全部のインバータのキャリア周波数を下降または上昇させる。これにより、インバータの複数のスイッチング素子のスイッチングに伴うモータの電流変動に基づくモータのキャリアノイズの周波数を異ならせることができる。また、n個のインバータのキャリア周波数を上昇または下降させることによるデメリット(インバータの損失の増加またはNVの悪化)を、(m-n)個のインバータのキャリア周波数を下降または上昇させることによるメリット(インバータの損失の低下またはNVの改善)により緩和することができる。したがって、各インバータのキャリア周波数を変更することによるデメリットがモータの数だけ増大するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態の電気自動車20の概略構成図である。
キャリア周波数設定処理の一例を示すフローチャートである。
モータ32,42の回転数Nma,Nmbと各周波数との関係の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の実施形態の電気自動車20の概略構成図である。実施形態の電気自動車20は、右ハンドルの車両として構成されており、図示するように、2つのモータ32,42と、2つのインバータ34,44と、蓄電装置としてのバッテリ50と、制御装置としての電子制御ユニット70とを備える。
【0010】
モータ32,42は、左右の前輪22a,22bに取り付けられたインホイールモータであり、何れも同期発電電動機として構成されている。モータ32,42は、互いに同一仕様に構成されている。インバータ34,44は、複数のスイッチング素子を有する。電子制御ユニット70によってインバータ34,44の複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、モータ32,42が回転駆動される。インバータ34,44およびバッテリ50は、電力ライン54に接続されている。バッテリ50は、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などとして構成されている。
(【0011】以降は省略されています)
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