TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024174331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092091
出願日2023-06-05
発明の名称キャンピングトレーラー
出願人個人
代理人
主分類B60P 3/35 20060101AFI20241210BHJP(車両一般)
要約【課題】開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーの提供を図る。
【解決手段】本発明のキャンピングトレーラー10は、センターキャビン11の車体フレーム22内に設けられるスライド移動手段15にフロントキャビン16の車体フレーム22内に設けられる第一のスライド移動手段18とリアキャビン21の車体フレーム22内に設けられる第二のスライド移動手段23を連結させ、センターキャビン11を中間においてフロントキャビン16とリアキャビン21を前後両方向に夫々スライド移動させると共に、該連結部を幌シートユニット26ならびに蛇腹シートユニットによってトンネル状に架設して連結されている手段を採る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーであって、
前記キャンピングトレーラーは、センターキャビンと、フロントキャビンと、リアキャビンと、幌シートユニットと、から構成されて成り、
前記センターキャビンは、中空のボックス状の車両ボディの前方と後方が全面的に開口され、該車両ボディの両側面には開閉ドアを備え、下方部の車体フレームの両側には走行車輪が備えられ、該車体フレーム内には第一のスライド移動手段と第二のスライド移動手段が受け入れられるスライド移動手段を備えて成り、
前記フロントキャビンは、トレーラー全体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成されると共に前面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第一のスライド移動手段を備え、前面部には引き出し取っ手を備え、前面下方部には連結牽引装置と、スライド移動補助輪を設けて成り、
前記リアキャビンは、トレーラー本体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成すると共に後面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第二のスライド移動手段を備え、後面部には引き出し取っ手を備え、後面下方部にはスライド移動補助輪を設けて成り、
前記幌シートユニットは、幌シート補強フレームと、幌シートと、から構成され、前記幌シート補強フレームは、所定の長さを有して両端が鍵状に加工されたアングル鋼を前記センターキャビン側の前後の開口部と、前記センターキャビンと前記リアキャビンの開口部に開けられた掛止穴に落とし込まれる着脱自在の形状に形成されることで、走行時は取り外して車内に束ねて格納することができると共に、キャンプ時はフロントキャビンならびにリアキャビンの夫々の天井部に少なくても三か所以上設けることにより前記センターキャビンと、前記フロントキャビンと前記リアキャビンとの間隔を固定した状態を維持し、さらに両端に幌留め穴を設けた一枚の矩形の幌シートによって前記センターキャビン側の開口部と、前記フロントキャビン側の開口部ならびに前記リアキャビン側の開口部を前後夫々にトンネル状に架設して連結されていることを特徴とするキャンピングトレーラー。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーであって、
前記キャンピングトレーラーは、センターキャビンと、フロントキャビンと、リアキャビンと、蛇腹シートユニットと、から構成されて成り、
前記センターキャビンは、中空のボックス状の車両ボディの前方と後方が全面的に開口され、該車両ボディ両側面には開閉ドアを備え、下方部の車体フレームの両側には走行車輪が備えられ、該車体フレーム内には第一のスライド移動手段と第二のスライド移動手段が受け入れられるスライド移動手段を備えて成り、
前記フロントキャビンは、トレーラー全体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成されると共に前面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第一のスライド移動手段を備え、前面部には引き出し取っ手を備え、前面下方部には連結牽引装置と、スライド移動補助輪を設けて成り、
前記リアキャビンは、トレーラー本体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成すると共に後面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第二のスライド移動手段を備え、後面部には引き出し取っ手を備え、後面下方部にはスライド移動補助輪を設けて成り、
前記蛇腹シートユニットは、トンネル状の蛇腹シート補強骨子と、蛇腹シートと、から構成され、前記センターキャビン側の開口部と、前記フロントキャビン側の開口部ならびに前記リアキャビン側の開口部を前後夫々にトンネル状に架設して連結されていることを特徴とするキャンピングトレーラー。
【請求項3】
開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーであって、
前記キャンピングトレーラーは、センターキャビンと、フロントキャビンと、リアキャビンと、幌シートユニットならびに蛇腹シートユニットと、から構成されて成り、
前記センターキャビンは、中空のボックス状の車両ボディの前方と後方が全面的に開口され、該車両ボディの両側面には開閉ドアを備え、下方部の車体フレームの両側には走行車輪が備えられ、該車体フレーム内には第一のスライド移動手段と第二のスライド移動手段が受け入れられるスライド移動手段を備えて成り、
前記フロントキャビンは、トレーラー全体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成されると共に前面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第一のスライド移動手段を備え、前面部には引き出し取っ手を備え、前面下方部には連結牽引装置と、スライド移動補助輪を設けて成り、
前記リアキャビンは、トレーラー本体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成すると共に後面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第二のスライド移動手段を備え、後面部には引き出し取っ手を備え、後面下方部にはスライド移動補助輪を設けて成り、
前記幌シートユニットは、幌シート補強フレームと、幌シートと、から構成され、前記幌シート補強フレームは、所定の長さを有して両端が鍵状に加工されたアングル鋼を前記センターキャビン側の前後の開口部と、前記フロントキャビンと前記リアキャビンまたは開口部に開けられた掛止穴に落とし込まれる着脱自在の形状に形成されることで、走行時は取り外して車内に束ねて格納することができると共に、キャンプ時はフロントキャビンならびにリアキャビンの夫々の天井部に少なくても三か所以上設けることにより前記センターキャビンと、前記フロントキャビンと前記リアキャビンとの間隔を固定した状態を維持し、さらに両端に幌留め穴を設けた一枚の矩形の幌シートによって前記センターキャビン側の開口部と、前記フロントキャビン側の開口部あるいは前記リアキャビン側の開口部の何れか一方をトンネル状に架設して連結されていると共に、
前記蛇腹シートユニットは、トンネル状の蛇腹シート補強骨子と、蛇腹シートと、から構成され、前記センターキャビン側の開口部と、前記フロントキャビン側の開口部あるいは前記リアキャビン側の開口部のうち前記幌シートユニットが架設されていない一方をトンネル状に架設して連結されていることを特徴とするキャンピングトレーラー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーに関する。
続きを表示(約 3,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来におけるキャンピングトレーラーは、走行中に乗車することができないという運行条件の規制はあるが、その特徴的な構造としては「牽引車とトレーラーが連結器でつながっている」ということに尽きる。つまり、牽引車とトレーラーを切り離してしまえば、牽引車(自家用車)だけで何処へでも自由気ままに単独行動することができるものである。
従って、従来における自走式の大型キャンピングトレーラーとは異なり旅先での小回りが利くので、現地での観光や買い物などが容易くできることによって、旅行の自由度ならびに満喫度が格段と高まると共に、トレーラー内の座席の形状や配置を自由にレイアウトすることができ、さらに、車体の大きさや内装仕様においてもユーザー嗜好を多様に反映させることができることから、近年におけるドライブ宿泊旅行の交通手段の一つとしてその需要が益々増加している。
【0003】
そのような多様なユーザー嗜好を反映して多種多様のキャンピングトレーラーが開発されている。
例えば、前側壁と底壁からなる貨車本体前半部を、後側壁と底壁とからなる貨車本体後半部上に挿嵌載置して貨車本体を構成し、この貨車本体の前部に牽引連結具を、後側壁に出入口を、下部に車輪を夫々設けるともに、両側面部及びその天井部にわたって蛇腹状の幌を伸縮可能に張設し、この貨物本体を伸縮装置で前後に伸縮可能に構成した「伸縮自在貨車」(特許文献-1)が提案されている。
【0004】
また、運転室と荷物室が一体に形成され、荷物室の後端が開口した車体、 前記車体の後端から後方へ伸張される伸張部、前記伸張部の後端に設けられ、前記伸張部によって前方に移動したとき前記車体の開口を閉鎖するよう前記車体に装着されるリアユニット、前記伸張部及び前記リアユニットを所定位置に保持する支持手段を具備することを特徴とする「後部伸張機能付き自動車」(特許文献-2)が提案されている。
【0005】
しかしながら、係る「伸縮自在貨車」ならびに「後部伸張機能付き自動車」の提案のいずれも車両の前方または後方の一方向(前後両方向ではない)に蛇腹状の幌シートを伸縮させて車内空間の拡張を図る提案となっているもので、本願発明のような開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーではなかった。
【0006】
本出願人は、上記の問題点を鑑みてなされたもので、従来のこれまでに普及している大型且つ豪華装備の高価格帯のキャンピングトレーラーと比べて、コンパクトであると共に車内空間の拡張がより一層に図れるキャンピングトレーラーの提供ができないものかという構想の下、開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーを開発し、本発明における「キャンピングトレーラー」の提案に至るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
実公昭49-27941号公報
特開平9-123825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記問題点を鑑みてなされるもので、開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーの提供を図ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明におけるキャンピングトレーラーは、開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーであって、前記キャンピングトレーラーは、センターキャビンと、フロントキャビンと、リアキャビンと、幌シートユニットと、から構成されて成り、前記センターキャビンは、中空のボックス状の車両ボディの前方と後方が全面的に開口され、該車両ボディの両側面には開閉ドアを備え、下方部の車体フレームの両側には走行車輪が備えられ、該車体フレーム内には第一のスライド移動手段と第二のスライド移動手段が受け入れられるスライド移動手段を備えて成り、前記フロントキャビンは、トレーラー全体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成されると共に前面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第一のスライド移動手段を備え、前面部には引き出し取っ手を備え、前面下方部には連結牽引装置と、スライド移動補助輪を設けて成り、前記リアキャビンは、トレーラー本体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成すると共に後面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第二のスライド移動手段を備え、後面部には引き出し取っ手を備え、後面下方部にはスライド移動補助輪を設けて成り、前記幌シートユニットは、幌シート補強フレームと、幌シートと、から構成され、前記幌シート補強フレームは、所定の長さを有して両端が鍵状に加工されたアングル鋼を前記センターキャビン側の前後の開口部と、前記センターキャビンと前記リアキャビンの開口部に開けられた掛止穴に落とし込まれる着脱自在の形状に形成されることで、走行時は取り外して車内に束ねて格納することができると共に、キャンプ時はフロントキャビンならびにリアキャビンの夫々の天井部に少なくても三か所以上設けることにより前記センターキャビンと、前記フロントキャビンと前記リアキャビンとの間隔を固定した状態を維持し、さらに両端に幌留め穴を設けた一枚の矩形の幌シートによって前記センターキャビン側の開口部と、前記フロントキャビン側の開口部ならびに前記リアキャビン側の開口部を前後夫々にトンネル状に架設して連結されている手段を採る。
【0010】
また、本発明におけるキャンピングトレーラーは、開閉ドアと走行車輪を備えるセンターキャビンの前後にフロントキャビンとリアキャビンを連結させ、該フロントキャビンとリアキャビンを前後両方向に夫々スライド移動させることによって車内空間の拡張が図れるキャンピングトレーラーであって、前記キャンピングトレーラーは、センターキャビンと、フロントキャビンと、リアキャビンと、蛇腹シートユニットと、から構成されて成り、前記センターキャビンは、中空のボックス状の車両ボディの前方と後方が全面的に開口され、該車両ボディ両側面には開閉ドアを備え、下方部の車体フレームの両側には走行車輪が備えられ、該車体フレーム内には第一のスライド移動手段と第二のスライド移動手段が受け入れられるスライド移動手段を備えて成り、前記フロントキャビンは、トレーラー全体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成されると共に前面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第一のスライド移動手段を備え、前面部には引き出し取っ手を備え、前面下方部には連結牽引装置と、スライド移動補助輪を設けて成り、前記リアキャビンは、トレーラー本体の全高・全幅・全長内において車体フレームの床面から垂直に立ち上がって車内空間を拡張する形状に形成すると共に後面天井部は半ドーム状に形成し、さらに車体フレーム内には第二のスライド移動手段を備え、後面部には引き出し取っ手を備え、後面下方部にはスライド移動補助輪を設けて成り、前記蛇腹シートユニットは、トンネル状の蛇腹シート補強骨子と、蛇腹シートと、から構成され、前記センターキャビン側の開口部と、前記フロントキャビン側の開口部ならびに前記リアキャビン側の開口部を前後夫々にトンネル状に架設して連結されている手段を採る。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
車両
1か月前
個人
自動車運転補助装置
27日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
個人
空気圧調節式ホイール。
2か月前
個人
キャンピングトレーラー
1日前
日本精機株式会社
車外表示装置
2か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
27日前
東レ株式会社
車両用エアバッグ
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
26日前
エムケー精工株式会社
洗車装置
2か月前
株式会社SUBARU
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
26日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
13日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
20日前
ダイハツ工業株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
2か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
2か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
1か月前
東レ株式会社
車両用部材の補強方法
6日前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
2か月前
豊田合成株式会社
車両
2か月前
株式会社FUTU-RE
車両制御装置
27日前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
豊田合成株式会社
乗員保護装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用撮影システム
1か月前
株式会社アイシン
車高調整装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
搭載構造
2か月前
個人
ブレーキ踏み間違い救済システム
2か月前
トヨタ自動車株式会社
搬送装置
21日前
続きを見る