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公開番号2025005696
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023105977
出願日2023-06-28
発明の名称車両用表示装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】フリッカーの発生を抑制することができる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】ヘッドアップディスプレイ装置100は、車両情報を表示する表示ユニット10と、表示ユニット10を制御する制御部70と、車載バッテリ40からのバッテリ電圧Vcを変圧して動作電源として制御部70に供給する変圧部72と、を備える。制御部70は、予め設定されるサンプリング周期毎にバッテリ電圧Vcを検出する電圧検出部71bと、500msec以上に設定される電圧監視期間内において、サンプリング周期毎に複数回にわたって電圧検出部71bにより検出されたバッテリ電圧Vcに基づき異常の有無を判定する異常判定部71aと、を備える。制御部70は、異常判定部71aにより異常があると判定されたときに表示ユニット10の動作を停止する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両情報を表示する表示ユニットと、
前記表示ユニットを制御する制御部と、
バッテリからのバッテリ電圧を変圧して動作電源として前記制御部に供給する変圧部と、を備え、
前記制御部は、
予め設定されるサンプリング周期毎に前記バッテリ電圧を検出する検出部と、
500msec以上に設定される電圧監視期間内において、前記サンプリング周期毎に複数回にわたって前記検出部により検出された前記バッテリ電圧に基づき異常の有無を判定する異常判定部と、を備え、
前記制御部は、前記異常判定部により異常があると判定されたときに前記表示ユニットの動作を停止する、
車両用表示装置。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記異常判定部は、
前記検出部により検出された前記バッテリ電圧が、リップル電圧が発生しやすい電圧範囲にあるときには、500msec以上に設定される前記電圧監視期間である第1電圧監視期間内において、前記サンプリング周期毎に複数回にわたって前記検出部により検出された前記バッテリ電圧に基づき異常の有無を判定し、
前記検出部により検出された前記バッテリ電圧が前記電圧範囲外にあるときには、500msec未満に設定される第2電圧監視期間内において、前記サンプリング周期毎に複数回にわたって前記検出部により検出された前記バッテリ電圧に基づき異常の有無を判定する、
請求項1に記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の車両用計器装置は、車両情報を表示する表示器と、発電機を駆動電源として表示器を制御する制御手段と、を備え、この制御手段は、発電機の出力電位が所定の閾値未満である場合には表示器を終了動作(オフ)させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-202634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載の構成においては、微小な電圧変動成分であるリップル電圧が出力電圧に含まれる場合に、出力電圧が閾値を跨ぐように変動すると、それに応じて表示がオンオフを短時間で繰り返し、表示がチラつくフリッカーが発生するおそれがある。
【0005】
本開示は、上記実状を鑑みてなされたものであり、フリッカーの発生を抑制することができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係る車両用表示装置は、車両情報を表示する表示ユニットと、前記表示ユニットを制御する制御部と、バッテリからのバッテリ電圧を変圧して動作電源として前記制御部に供給する変圧部と、を備え、前記制御部は、予め設定されるサンプリング周期毎に前記バッテリ電圧を検出する検出部と、500msec以上に設定される電圧監視期間内において、前記サンプリング周期毎に複数回にわたって前記検出部により検出された前記バッテリ電圧に基づき異常の有無を判定する異常判定部と、を備え、前記制御部は、前記異常判定部により異常があると判定されたときに前記表示ユニットの動作を停止する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、フリッカーの発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置が搭載された車両の模式図である。
本開示の第1実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の概略図である。
本開示の第1実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置のブロック図である。
本開示の第1実施形態に係るリップル電圧が重畳したバッテリ電圧の変化と光源のオンオフを示すグラフである。
比較例に係るリップル電圧が重畳したバッテリ電圧の変化と光源のオンオフを示すグラフである。
本開示の第2実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置のブロック図である。
本開示の第2実施形態に係るバッテリ電圧の変動を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に係る車両用表示装置について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置100は、車両200のダッシュボード内に設置される。ヘッドアップディスプレイ装置100は、車両200の被投射部材の一例であるフロントガラス201に向けて像を表す表示光Lを出射する。表示光Lはフロントガラス201で反射して視認者1(主に車両200の運転者)に到達する。これにより、虚像Vが視認者1により視認可能に表示される。
【0010】
図2に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置100は、表示ユニット10と、平面鏡20と、凹面鏡30と、筐体60と、制御部70と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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