TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025064264
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173875
出願日
2023-10-05
発明の名称
電動車
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類
B60L
15/20 20060101AFI20250410BHJP(車両一般)
要約
【課題】油圧ブレーキ装置を作動させると共にクラッチをオフとしてモータを空転させている状態でアクセルペダルが踏み増されたときに、車両のずり下がりの抑制から発進にスムーズに移行する。
【解決手段】登坂路で且つモータがロック状態で且つモータの温度が所定温度よりも高く且つモータの温度の単位時間当たりの増加量が第1所定増加量よりも大きい場合、油圧ブレーキ装置を作動させると共にクラッチをオフとしてモータを空転させる。そして、その状態でアクセル操作量の単位時間当たりの増加量が第2所定増加量よりも大きくなると、クラッチをオンとしてアクセル操作量に基づくトルクがモータから出力されるようにモータを制御して更に油圧ブレーキ装置の作動を停止する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
駆動輪にクラッチを介して接続されたモータと、油圧ブレーキ装置と、前記モータと前記クラッチと前記油圧ブレーキ装置とを制御する制御装置と、を備える電動車であって、
前記制御装置は、登坂路で且つ前記モータがロック状態で且つ前記モータの温度が所定温度よりも高く且つ前記モータの温度の単位時間当たりの増加量が第1所定増加量よりも大きい場合、前記油圧ブレーキ装置を作動させると共に前記クラッチをオフとして前記モータを空転させ、その状態でアクセル操作量の単位時間当たりの増加量が第2所定増加量よりも大きくなると、前記クラッチをオンとして前記アクセル操作量に基づくトルクが前記モータから出力されるように前記モータを制御して更に前記油圧ブレーキ装置の作動を停止する、
電動車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動車に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の電動車としては、車両の主駆動輪に駆動力を与える主モータと、主モータの通電経路の温度を測定する測温手段と、主駆動輪と主モータとの間の駆動力の結合状態と開放状態とを切り替えるクラッチと、車両を停止させる機械式ブレーキと、測温手段で測定した温度に基づいて、主モータとクラッチと機械式ブレーキとを制御する制御部とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電動車では、主モータの駆動力と、駆動力と逆向きに車両に作用する力との釣り合いによって車両が停止した状態(アクセルホールド状態)において、測温手段で測定した温度が所定温度以上の過熱状態となったときに、制御部が、機械式ブレーキを作動させて車両が停止した状態を維持するとともにクラッチを開放状態としつつ主モータを空転させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-97247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の電動車では、機械式ブレーキ(油圧ブレーキ装置)を作動させると共にクラッチを開放状態(オフ)としてモータを空転させている状態でアクセルペダルが踏み増されたときに、車両のずり下がりの抑制から発進にスムーズに移行する方法の考案が求められている。
【0005】
本開示の電動車は、油圧ブレーキ装置を作動させると共にクラッチをオフとしてモータを空転させている状態でアクセルペダルが踏み増されたときに、車両のずり下がりの抑制から発進にスムーズに移行することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。本開示の電動車は、駆動輪にクラッチを介して接続されたモータと、油圧ブレーキ装置と、前記モータと前記クラッチと前記油圧ブレーキ装置とを制御する制御装置と、を備える電動車であって、前記制御装置は、登坂路で且つ前記モータがロック状態で且つ前記モータの温度が所定温度よりも高く且つ前記モータの温度の単位時間当たりの増加量が第1所定増加量よりも大きい場合、前記油圧ブレーキ装置を作動させると共に前記クラッチをオフとして前記モータを空転させ、その状態でアクセル操作量の単位時間当たりの増加量が第2所定増加量よりも大きくなると、前記クラッチをオンとして前記アクセル操作量に基づくトルクが前記モータから出力されるように前記モータを制御して更に前記油圧ブレーキ装置の作動を停止することを要旨とする。
【0007】
本開示の電動車では、上述の制御を行なうことにより、車両のずり下がりの抑制から発進にスムーズに移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態の電気自動車20の概略構成図である。
制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本開示の実施形態の電気自動車20の概略構成図である。図示するように、実施形態の電気自動車20は、モータ32と、インバータ34と、バッテリ36と、クラッチCLと、油圧ブレーキ装置40と、電子制御ユニット50(制御装置)とを備える。
【0010】
モータ32は、三相交流電動機として構成されており、回転子コアに永久磁石が埋め込まれた回転子と、固定子コアに三相コイルが巻回された固定子とを備える。インバータ34は、モータ32の駆動に用いられると共に電力ライン38を介してバッテリ36に接続されている。インバータ34は、6つのスイッチング素子としてのトランジスタT11~T16と、6つのトランジスタT11~T16にそれぞれ並列に接続された6つのダイオードD11~D16とを備える。トランジスタT11~T16は、それぞれ、電力ライン38の正極側ラインと負極側ラインとに対してソース側とシンク側になるように2個ずつペアで配置されている。トランジスタT11~T16の対となるトランジスタの接続点の各々は、モータ32の三相(U相、V相、W相)コイルの各々に接続されている。したがって、インバータ34に電圧が作用しているときに、電子制御ユニット50によって、対となるトランジスタT11~T16のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータ32が回転駆動される。電力ライン38には、平滑用のコンデンサ39が取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
飛行自動車
2か月前
個人
警告装置
6日前
個人
小型EVシステム
8日前
日本精機株式会社
ケース
14日前
日本精機株式会社
照明装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
21日前
日本精機株式会社
表示装置
21日前
個人
アンチロール制御装置
28日前
株式会社松華
懸架装置
1か月前
個人
ブレーキシステム
19日前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
18日前
個人
自走式立体型洗車場
1か月前
個人
ステージカー
1か月前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
7日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
マツダ株式会社
車両
1か月前
帝国繊維株式会社
作業車両
13日前
マツダ株式会社
車両
1か月前
マツダ株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
株式会社ユーシン
照明装置
21日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
日本精機株式会社
車両用照明装置
2か月前
コイト電工株式会社
座席装置
1か月前
株式会社小糸製作所
投影装置
3か月前
個人
農業機械への架線給電システム
1か月前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
20日前
スズキ株式会社
車両制御装置
15日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
株式会社クボタ
作業車両
2か月前
続きを見る
他の特許を見る