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公開番号2025067191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176956
出願日2023-10-12
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60L 58/27 20190101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約【課題】充電電力量が充電可能電力Winを超過しないように、インバータを創熱制御できるようにすること。
【解決手段】外部充電設備から供給される電力を用いたバッテリの充電が開始されたときに、バッテリの温度が所定の閾値以下の場合、インバータの創熱制御を開始する制御装置であって、電圧VHと素子温度とコイル温度とから予測される創熱量のうち、最小の創熱量に対応する電流値によってインバータを創熱制御する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
外部充電設備から供給される電力を用いたバッテリの充電が開始されたときに、前記バッテリの温度が所定の閾値以下の場合、インバータの創熱制御を開始する制御装置であって、
ＶＨと素子温度とコイル温度とから予測される創熱量のうち、最小の創熱量に対応する電流値によって前記インバータを前記創熱制御する
ことを特徴とする制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制御装置に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
下記特許文献１には、バッテリと、バッテリから供給される電力を用いて車両の走行駆動力を出力するモータジェネレータとを備えた車両において、車両の外部に設けられた充電器によってバッテリを充電する際に、充電器の性能のばらつきに応じて、充電器に対して適切な充電制御を行なう技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２０－１２４０３３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、従来、ＢＥＶ（Battery Electric Vehicle）、ＰＨＥＶ（Plug-in Hybrid Electric Vehicle）等の電動車両において、極低温におけるバッテリ充電時に、ＭＧおよびＰＣＵに電流を流して発熱させることで、冷却水を昇温し、バッテリを昇温する創熱制御が利用されている。
【０００５】
しかしながら、創熱量は、電圧ＶＨ、インバータの素子温度、およびモータのコイル温度によりばらつくことが知られている。このばらつきにより、創熱量が小さい側にずれた場合、充電電力量が充電可能電力Ｗｉｎを超過する虞がある。この事態を回避すべく、ばらつきに応じた電流指令マップを用いる方法が考えられるが、この方法では、処理負荷が大きくなる虞がある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決するために、一実施形態に係る制御装置は、外部充電設備から供給される電力を用いたバッテリの充電が開始されたときに、バッテリの温度が所定の閾値以下の場合、インバータの創熱制御を開始する制御装置であって、電圧ＶＨと素子温度とコイル温度とから予測される創熱量のうち、最小の創熱量に対応する電流値によってインバータを創熱制御する。
【発明の効果】
【０００７】
一実施形態に係る制御装置によれば、充電電力量が充電可能電力Ｗｉｎを超過しないように、インバータを創熱制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
一実施形態に係る充電制御システムの構成の一例を示す図
一実施形態に係る充電制御システムにおける創熱量のばらつきを示すグラフ
一実施形態に係る充電制御システムにおける創熱量とバッテリの充電量との関係を示すグラフ
一実施形態に係る制御装置による処理の手順の一例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
【００１０】
（充電制御システム１０の構成）
図１は、一実施形態に係る充電制御システム１０の構成の一例を示す図である。図１に示す充電制御システム１０は、ＨＥＶ（Hybrid Electric Vehicle）、ＰＨＥＶ（Plug-in Hybrid Electric Vehicle）、ＢＥＶ（Battery Electric Vehicle）等の電動車両に搭載されるシステムである。
（【００１１】以降は省略されています）

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